カート 0 カート

現在カート内に商品はございません。

× CLOSE

豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で仕入れた商品が欠品と余剰を繰り返す!安全在庫を数字で決める補充ルール

植物の仕入れ

観葉植物市場で仕入れた商品が欠品と余剰を繰り返す!安全在庫を数字で決める補充ルール

観葉植物市場から定期的に仕入れていても、「売れ筋はすぐ欠品するのに、別の商品は大量に残る」「在庫を増やすと売れ残り、減らすと欠品する」と悩むことがあります。原因の一つは、すべての商品に同じ在庫基準を使っていることです。週に10鉢売れる商品と月に2鉢しか売れない商品では、必要な在庫量はまったく異なります。そこで重要になるのが、販売速度と仕入れ間隔に合わせて「安全在庫」を設定することです。今回は、観葉植物市場で欠品と余剰在庫を同時に減らすために、週販売数・仕入れ頻度・安全在庫を数字で組み合わせる方法を解説します。

直近4週間の平均販売数を商品ごとに計算する

観葉植物市場で在庫を安定させるためには、「何鉢残っていたら仕入れるか」を商品ごとに決めておくことが重要です。

たとえばA商品は週平均8鉢、B商品は週平均2鉢売れるとします。

市場へ週1回仕入れに行く場合、A商品は次の7日間で約8鉢必要ですが、B商品は約2鉢です。

それにもかかわらず両方を10鉢ずつ持つと、A商品は約1.25週間分、B商品は5週間分の在庫になります。

B商品は長期在庫になりやすい状態です。

そこで最初に、直近4週間の平均販売数を計算します。

A商品が「7鉢・9鉢・8鉢・8鉢」なら週平均8鉢です。

B商品が「1鉢・3鉢・2鉢・2鉢」なら週平均2鉢です。

仕入れ間隔に20〜30%の安全在庫を加える

次に仕入れ間隔を確認します。

週1回なら7日、月2回なら約14日、月1回なら約30日です。

週平均8鉢の商品を14日ごとに仕入れるなら、単純には16鉢程度必要になります。

ただし、販売数は毎回同じではないため、ここに安全在庫を加えます。

安全在庫は、たとえば通常販売数の20〜30%程度から試す方法があります。

14日で16鉢売れる商品なら、安全在庫20%で約3鉢を加え、19鉢程度を一つの目安にします。

一方、14日で4鉢しか売れない商品なら、安全在庫1〜2鉢程度でも対応できる場合があります。

重要なのは、全商品に「安全在庫5鉢」など同じ数字を当てはめないことです。

発注点と次の販売期間から補充数量を決める

次に「発注点」を決めます。

発注点とは、在庫が何鉢まで減ったら次の仕入れ対象にするかという基準です。

週平均5鉢、次回仕入れまで7日、安全在庫2鉢なら、発注点は7鉢程度です。

在庫が7鉢以下になったら次回市場で補充候補にします。

現在庫4鉢なら、目標7鉢との差3鉢だけを補充するのではなく、次の販売期間も考えて数量を決めます。

たとえば仕入れ後に10鉢程度持ちたいなら6鉢追加します。

主要20品種の販売数・在庫・発注点を毎週確認する

この考え方を主要20品種程度から導入すると管理しやすくなります。

毎週、売れ筋20品種について「週平均販売数」「現在庫」「発注点」を確認します。

すべての商品を細かく計算する必要はありません。

売上の大きい商品や欠品しやすい商品を優先します。

欠品率と長期在庫から安全在庫を増減する

また、安全在庫が適切かどうかは欠品率で確認します。

3か月間で12回在庫確認を行い、そのうち3回欠品していれば欠品率25%です。

この商品は安全在庫が少ない可能性があります。

安全在庫2鉢を3鉢、4鉢へ増やし、次の3か月で欠品率がどう変わるか確認します。

反対に一度も欠品しないのに常に20鉢以上残っている商品は、安全在庫が多すぎる可能性があります。

平均販売数が週2鉢なのに在庫20鉢なら約10週間分です。

この場合、安全在庫を減らし、仕入れ数量も20〜30%抑えます。

季節ごとに4週間平均と発注点を更新する

季節によって安全在庫を変更することも重要です。

春は週8鉢、冬は週3鉢しか売れない商品なら、年間を通して同じ発注点にする必要はありません。

3か月ごとに直近4週間平均を計算し、春・夏・秋・冬で基準を更新します。

たとえば春は発注点10鉢、冬は5鉢などです。

欠品と余剰を同時に減らしABC別に確認する

また、欠品による販売機会の損失も記録します。

商品がない期間に「この植物はありませんか」という問い合わせが月6件あり、販売価格が4,000円なら、最大2万4,000円分の販売機会があった可能性があります。

一方で、在庫を増やしすぎて5鉢を30%引きで販売すれば、そちらも利益が減ります。

そのため、目標は欠品ゼロではなく「欠品と余剰の合計を小さくすること」です。

週1回、売れ筋について「欠品数」と「30日以上在庫数」の両方を確認します。

例えばA商品は欠品3回、長期在庫0鉢なら少し増量候補。

B商品は欠品0回、30日以上在庫10鉢なら減量候補です。

さらにABC分類を使う方法があります。

A商品は売上上位20%程度で週2回確認、B商品は週1回、C商品は月1回確認します。

在庫管理へかける時間を売上貢献度に合わせることで、効率も上げられます。

観葉植物市場で欠品と余剰を減らすためには、「たくさん持っておけば安心」という考え方から、「売れる速度に応じた在庫量」へ変えることが重要です。直近4週間販売数、仕入れ間隔、安全在庫、欠品率という4つの数字を使えば、商品ごとに適切な補充量を判断しやすくなります。

よくある質問

Q1. 安全在庫は何鉢くらい必要ですか?

A. 商品によって異なります。まず次回仕入れまでの予想販売数に20〜30%程度を加える方法から試すとよいでしょう。

Q2. 発注点とは何ですか?

A. 在庫が何鉢まで減ったら次回仕入れ対象にするかという基準です。

Q3. どの商品から安全在庫を設定すればよいですか?

A. まず売れ筋上位10〜20品種や欠品が多い商品から始めると効果を確認しやすくなります。

Q4. 安全在庫は一年中同じでよいですか?

A. 季節で販売速度が変わる場合は、3か月程度ごとに見直すことをおすすめします。

Q5. 欠品ゼロを目標にすべきですか?

A. 欠品ゼロにこだわると過剰在庫になりやすいため、欠品件数と長期在庫の両方を見ながら調整しましょう。

まとめ

観葉植物市場で欠品と余剰在庫を繰り返す場合は、商品ごとに安全在庫を設定しましょう。週平均5鉢売れ、次回仕入れまで7日、安全在庫2鉢なら発注点は7鉢程度が一つの目安です。直近4週間販売数を使い、主要20品種から週1回確認します。3か月で欠品率25%なら安全在庫を増やし、欠品0%でも長期在庫が多ければ減らします。売れる速度に応じて在庫量を変えることが、観葉植物市場で欠品と売れ残りを同時に抑えるポイントです。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

関連ページを見る

観葉植物市場
観葉植物仕入れ
安全在庫
欠品対策
観葉植物卸
植物市場
園芸市場
在庫管理
園芸店経営
観葉植物販売

この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

ページトップへ