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観葉植物市場で仕入れた植物の運搬中に葉が折れる!積載方法を見直して商品ロスを減らす方法
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた植物の運搬中に葉が折れる!積載方法を見直して商品ロスを減らす方法
観葉植物市場では状態の良かった植物が、店舗へ到着すると「葉が折れていた」「枝が他の商品に押されて変形した」「鉢が倒れて土がこぼれた」と困ることがあります。大型植物や葉張りの広い商品ほど運搬時のスペースを必要とし、積み方によって商品価値が下がることもあります。仕入れ品質を守るには、市場での商品選びだけでなく、車両への積載方法や積み込み順まで考えることが重要です。今回は、観葉植物市場から店舗までの運搬ロスを数字で把握し、商品を傷めにくい積載ルールを作る方法を解説します。
運搬トラブルを5分類しロス率と原価を把握する
観葉植物市場で仕入れた商品を店舗まで安全に運ぶためには、まず「どのようなトラブルが何件起きているか」を把握することが重要です。
例えば1回100鉢運搬し、葉折れ5鉢、枝折れ2鉢、鉢転倒3鉢が発生した場合、合計10鉢です。
運搬トラブル率は10%になります。
1鉢平均仕入れ原価2,000円なら、10鉢すべてが販売不能になった場合、最大2万円分の原価に影響します。
実際には手入れ後販売できる商品もありますが、値下げや作業時間を考えると無視できません。
まずトラブルを「葉折れ」「枝折れ」「鉢転倒」「擦れ」「土こぼれ」など5カテゴリー程度に分けます。
月4回仕入れを行い、合計400鉢のうち葉折れ12鉢、枝折れ4鉢、転倒8鉢なら、葉折れが最も多いことが分かります。
荷室を大型・中型・小型の3ゾーンに分ける
次に、車両内の商品配置を3ゾーン程度に分けます。
「大型・重量商品」「中型」「小型・軽量商品」です。
基本的には重い鉢を下や安定しやすい場所へ置き、軽い商品が大型商品に押しつぶされないようにします。
例えば大型10鉢、中型30鉢、小型60鉢の合計100鉢なら、荷室奥に大型、中央に中型、出入口側に小型など、積載順を決めます。
ただし車両の形や固定方法によって適切な配置は異なるため、自社車両に合わせてルール化することが必要です。
積載量と商品ロス率をセットで比較する
植物同士を詰め込みすぎないことも重要です。
100鉢積載できる車両だからといって、毎回100鉢ぎりぎりまで積むと葉や枝が干渉しやすくなる場合があります。
トラブル率10%の状態なら、まず積載量を90鉢程度、つまり10%減らして比較する方法があります。
翌月、運搬トラブル率が10%から4%へ下がれば、積み込み密度が原因の一つだった可能性があります。
ただし、積載量を減らすことで市場への往復回数が増えるなら、時間と交通費も増えます。
そのため「1回の積載量」と「商品ロス率」をセットで確認します。
100鉢積載でロス10鉢、90鉢積載でロス3鉢なら、後者の方が商品品質では優れています。
大型商品の高さ・横幅・鉢径に車両上限を設ける
次に、大型植物はサイズを事前に確認します。
車両荷室高160cmなのに180cmの商品を複数積む場合、植物を大きく傾ける必要があります。
傾斜によって枝が天井や隣の商品に当たりやすくなります。
そこで大型商品は「高さ」「横幅」「鉢径」の3項目を市場で確認します。
大型仕入れ上限を「高さ150cm程度まで」「横幅80cm以内」など、自社車両に合わせて設定する方法があります。
最終配置から積み込み順を決め積み直しを減らす
積み込み順も重要です。
市場で購入した順に車へ積むのではなく、最終的な荷室配置を考えて順番を決めます。
大型を最初、小型を最後など、3段階程度に分けます。
積み直しが減れば、植物を持ち上げたり移動したりする回数も減らせます。
例えば100鉢の積み込み中、積み直しが20回発生していたものを5回まで減らせれば15回の余計な移動を削減できます。
1回30秒なら約7分30秒です。
月4回なら30分、年間では6時間の短縮になります。
転倒リスク上位10〜20%を重点固定する
固定が必要な商品も分けます。
大型や背の高い商品、鉢が不安定な商品など、全体の10〜20%程度を「重点固定商品」として扱います。
100鉢なら10〜20鉢です。
全商品を同じ方法で固定しようとすると作業時間が増えるため、転倒リスクの高い商品を優先します。
帰店直後の重点検品とサイズ別トラブル率を記録する
帰店後は運搬直後に簡易検品します。
100鉢すべてを細かく確認するのではなく、大型、葉張り商品、高単価商品など30鉢を重点的に見ます。
1鉢20秒なら約10分です。
この10分で葉折れや鉢割れを早く見つけられれば、店頭へそのまま出してしまうことを防げます。
また、運搬トラブルがどの商品に多いかを記録します。
大型50鉢中8鉢、中型150鉢中5鉢、小型200鉢中3鉢なら、トラブル率は大型16%、中型約3%、小型1.5%です。
大型が圧倒的に高いことが分かります。
次回市場では大型数量を減らすだけでなく、横幅が狭い商品を優先する、積載場所を改善するなど対策できます。
運搬ロス原価と正しい積載写真を月次改善に使う
月1回、運搬ロス原価も確認しましょう。
葉折れや鉢割れによる値下げ額を含め、月2万円のロスが発生していたものが、積載改善後に8,000円になれば1万2,000円の改善です。
年間では単純計算で14万4,000円相当になります。
スタッフが複数人で積み込みを行う場合は、「大型はこの位置」「重点固定商品はこの印」など、簡単なルールを共有します。
写真で正しい積載例を3〜5枚残しておく方法も有効です。
担当者が変わっても同じ基準で積めるようになります。
観葉植物市場での商品ロスは、仕入れ価格や品質だけでなく運搬工程でも発生します。運搬トラブル率を月1回計算し、大型・中型・小型別に分析することで、どの商品に対策が必要かを判断できます。積載量、積み込み順、商品サイズ、固定対象という4つを見直し、店舗まで品質を維持できる仕入れ体制を作りましょう。
よくある質問
Q1. 運搬トラブル率はどう計算しますか?
A. 100鉢運んで10鉢に葉折れや転倒などがあれば10%です。
Q2. 商品を詰め込みすぎると問題がありますか?
A. 葉や枝が干渉しやすくなる場合があります。積載量を10%程度減らしてトラブル率を比較する方法があります。
Q3. 大型植物は何を測ればよいですか?
A. 高さ、最大横幅、鉢径の3項目程度を確認すると車両への積載を判断しやすくなります。
Q4. 全商品を固定する必要がありますか?
A. 転倒リスクの高い大型や高単価商品など、全体の10〜20%程度を重点固定する方法があります。
Q5. 運搬後の検品は必要ですか?
A. 大型や葉張り、高単価商品を中心に10分程度の簡易検品を行うとトラブルを早く発見できます。
まとめ
観葉植物市場から店舗までの運搬で商品を傷めてしまう場合は、まず100鉢中何鉢にトラブルが起きたかを記録しましょう。トラブル率10%なら、積載量を90%程度へ抑える、荷室を大型・中型・小型の3ゾーンに分ける、重点固定商品を10〜20%設定するなど改善します。さらに大型商品の高さ・横幅・鉢径を事前に確認し、車両へ無理なく積める商品を選びます。月ごとの運搬ロス率とロス原価を確認することで、観葉植物市場で仕入れた商品の価値を店舗まで守りやすくなります。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
