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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で仕入れた商品が売場で似た印象になる!葉色・樹形・高さで変化を出す品揃え改善法

植物の仕入れ

観葉植物市場で仕入れた商品が売場で似た印象になる!葉色・樹形・高さで変化を出す品揃え改善法

観葉植物市場で定番商品を中心に仕入れていると、「売場全体が緑一色で似たように見える」「品種数は多いのに、お客様から同じような商品ばかりと言われる」と悩むことがあります。観葉植物は品種名が違っていても、葉色や高さ、樹形が似ていると、売場では同じ印象に見えることがあります。そこで重要になるのが、品種数だけでなく「見た目の構成」を意識した仕入れです。今回は、観葉植物市場で葉色・樹形・高さの3要素を数字で管理し、売場に変化を出す具体的な方法を解説します。

葉色を4分類し偏った構成を次回仕入れで調整する

観葉植物市場で品揃えを考える際、「何品種あるか」だけで売場の豊富さを判断するのは十分ではありません。

例えば30品種の商品を揃えていても、そのうち25品種が濃い緑色の葉で、高さ50〜80cm、上向きに葉が広がるタイプだった場合、売場全体では似た印象になります。

反対に15品種しかなくても、葉色、樹形、高さに変化があれば、見た目には豊富な品揃えに感じられる場合があります。

そこでまず、現在庫を「葉色」で4分類程度に分けます。

例えば「濃い緑」「明るい緑」「斑入り」「赤・黄・その他」です。

在庫200鉢の内訳が、濃い緑150鉢、明るい緑30鉢、斑入り15鉢、その他5鉢なら、濃い緑が75%を占めています。

自店のコンセプトとして問題なければよいのですが、売場に変化を出したい場合は次回仕入れで斑入りや明るい葉色の商品を増やします。

例えば次回50鉢の仕入れで、濃い緑25鉢、明るい緑10鉢、斑入り10鉢、その他5鉢などに調整します。

樹形を4種類に分け10〜20%ずつ変える

次に「樹形」を確認します。

樹形は大きく「直立型」「横広がり型」「垂れる型」「曲がり・個性型」など4種類程度に分けると管理しやすくなります。

現在庫100鉢のうち直立型70鉢、横広がり15鉢、垂れる型10鉢、個性型5鉢だった場合、直立型が70%です。

吊り下げや垂れる植物が少ないため、視線の高さに変化が出にくい売場になっている可能性があります。

次回市場では、垂れる型を5鉢から10鉢へ増やすなど、10〜20%程度ずつ構成を変えます。

高さ構成を販売実績と売場面積の範囲で整える

高さも重要です。

例えば「30cm未満」「30〜80cm」「81〜150cm」「151cm以上」の4段階に分けます。

売場100鉢中、30〜80cmが80鉢を占めている場合、商品を置く高さがほぼ同じになり、売場が平坦に見えやすくなります。

小型20%、中型50%、大型25%、特大型5%など、自店のスペースに合わせて高さの構成を作ると変化が生まれます。

ただし、見た目を良くするためだけに大型商品を増やしすぎるのは注意が必要です。

大型商品が月5鉢しか売れないのに、売場演出のため30鉢仕入れると6か月分の在庫になります。

そこで「見た目の構成」と「販売実績」の両方を確認します。

例えば大型商品の販売比率が10%なら、在庫構成も10〜20%程度に抑えるなど、極端な差を作らないようにします。

月次写真と構成比で売場の変化を確認する

売場の変化を確認するには、月1回同じ位置から写真を撮る方法も有効です。

入口、中央、奥など3か所から撮影し、前月と比較します。

「濃い緑ばかりになっていないか」「同じ高さの商品が並んでいないか」「吊り下げ商品が減っていないか」をチェックします。

写真だけでなく数字も記録します。

例えば斑入り比率が前月8%、今月12%、翌月15%となれば、意図した方向へ変化しています。

不足カテゴリーと問い合わせの一致を優先順位に使う

また、お客様の反応も確認しましょう。

「斑入りありますか」「吊り下げはありますか」「大きい植物が欲しい」といった問い合わせを1か月記録します。

月50件の問い合わせのうち斑入り15件、吊り下げ10件、大型8件なら、この3カテゴリーで33件、66%です。

売場に不足しているカテゴリーと問い合わせが一致しているなら、次回仕入れの優先順位を上げる根拠になります。

新しい見た目を2〜3鉢で試し67%販売を目安にする

新しい見た目の商品は少量から試します。

例えば赤みのある葉や非常に個性的な樹形など、自店で販売実績が少ないものは1品種2〜3鉢程度から始めます。

30日以内に3鉢中2鉢以上売れれば約67%です。次回5鉢程度へ増やす候補にできます。

反対に3鉢中0〜1鉢しか売れなければ、売場のアクセントとして1鉢だけ置くなど数量を抑えます。

定番70%・変化20%・挑戦10%で個体差も活かす

仕入れ全体では「定番70%・変化枠20%・挑戦枠10%」のように分ける方法もあります。

100鉢なら70鉢は販売実績のある定番商品、20鉢は葉色・高さ・樹形に変化を出す商品、10鉢は新しいタイプです。

これなら売れ筋を大きく崩さず、毎回少しずつ売場の印象を変えられます。

さらに、同じ品種でも個体差を活用できます。

市場で10鉢並んでいる中から、直立型3鉢、横広がり3鉢、曲がり樹形2鉢など、異なる見た目を選ぶ方法です。

品種を増やさなくても、樹形の違いで売場に変化を出せます。

観葉植物市場で魅力的な売場を作るためには、「品種数が多いか」だけではなく、葉色、樹形、高さのバランスを見ることが重要です。月1回構成比を確認し、不足しているカテゴリーを次回仕入れで10〜20%ずつ調整することで、在庫リスクを抑えながら見応えのある売場に改善できます。

よくある質問

Q1. 売場の見た目はどのように分類すればよいですか?

A. 葉色、樹形、高さの3項目から始めると分かりやすくなります。それぞれ3〜4分類程度がおすすめです。

Q2. 斑入り商品は多く仕入れた方がよいですか?

A. 問い合わせや販売実績を確認しながら、まず10〜20%程度ずつ構成を調整すると安全です。

Q3. 大型植物を増やせば売場に変化が出ますか?

A. 変化は出ますが、販売速度と売場面積も確認する必要があります。売れない大型商品を増やしすぎると長期在庫になります。

Q4. 売場写真はどのくらいの頻度で撮ればよいですか?

A. 月1回程度、同じ位置から3か所ほど撮影すると前月との違いを確認しやすくなります。

Q5. 新しいタイプの商品は何鉢から試せばよいですか?

A. 販売実績がない場合は1品種2〜3鉢程度から始め、30日以内販売率を確認するとよいでしょう。

まとめ

観葉植物市場で仕入れた商品が似た印象になってしまう場合は、品種数ではなく葉色・樹形・高さの3つを確認しましょう。濃い緑が75%、直立型が70%など、一つのタイプに偏っている場合は次回仕入れで10〜20%程度調整します。さらに月1回売場写真を撮影し、問い合わせ内容も記録すると、お客様が求めている見た目を把握しやすくなります。定番70%・変化枠20%・挑戦枠10%などの構成を作ることで、売れ筋を守りながら観葉植物市場の豊富な商品を活かした売場づくりができます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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