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観葉植物市場で仕入れた商品が追加注文できない!一点物と定番を分けて欠品を防ぐ仕入れ方法
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた商品が追加注文できない!一点物と定番を分けて欠品を防ぐ仕入れ方法
観葉植物市場で人気の商品を仕入れ、店頭ですぐ売れたため追加しようと思ったのに、「次の市場には同じ商品がない」「同じ樹形やサイズを確保できない」と困ることがあります。観葉植物は工業製品と違い、特に一点物や珍しい樹形の商品は毎回同じ条件で仕入れられるとは限りません。そのため、すべての商品を「売れたら追加すればよい」と考えると欠品が続く可能性があります。今回は、商品を定番・準定番・一点物の3種類に分け、再入荷しやすさまで考えた観葉植物市場での仕入れ方法を具体的に解説します。
定番・準定番・一点物を50%・30%・20%で分ける
観葉植物市場で販売機会を安定させるためには、「売れるかどうか」だけでなく「もう一度仕入れられるか」を考えることが重要です。
例えば同じ品種でも、毎週ある程度同じ規格で流通する商品と、1鉢ごとに樹形やサイズが違い次回いつ入荷するか分からない商品があります。
この2種類を同じ在庫管理にすると、欠品対応が難しくなります。
そこで商品を「定番」「準定番」「一点物」の3分類にします。
定番は市場で比較的継続して仕入れやすく、販売実績も安定している商品です。
準定番はある程度入荷するものの、時期や数量によって欠品する商品。
一点物は同じ樹形や状態の商品を再度確保しにくい商品です。
例えば常時50品種扱っているなら、定番25品種、準定番15品種、一点物10品種などに分けます。
比率では50%・30%・20%です。
定番は週間販売数と安全在庫で補充数を決める
定番商品は欠品しないことを重視します。
週平均5鉢売れる商品なら、次回仕入れまで7日、安全在庫2鉢として、最低7鉢程度を一つの目安にします。
現在庫3鉢なら4鉢追加します。
さらに市場で安定して入手できる場合は、2週間分の10〜12鉢程度まで持つ判断もできます。
準定番は販売速度を見ながら安全在庫を厚くする
準定番は少し多めの安全在庫を持つ方法があります。
週3鉢売れる商品でも、次回必ず仕入れられるとは限らないなら、安全在庫を通常2鉢ではなく4〜5鉢にします。
週3鉢+安全在庫5鉢なら8鉢程度です。
一方、売れ行きが遅い商品で安全在庫を増やすと過剰在庫になるため、販売速度とのバランスが必要です。
一点物は同一個体でなく売場の役割を補充する
一点物については、欠品という考え方を変えます。
同じ商品を再入荷するのではなく、「次の一点物へ入れ替える」商品として管理します。
例えば曲がり樹形の大型植物が1鉢売れた場合、同じ樹形を探し続けるのではなく、「大型・一点物・1万円前後」という役割を満たす別商品を次回市場で探します。
これによって特定品種がなくても売場の構成を維持できます。
一点物には個別商品番号を付ける方法も有効です。
A001、A002など商品番号を付け、売れた商品は履歴として残します。
3か月で一点物30鉢を仕入れ、20鉢が30日以内に売れたなら約67%です。
さらに売れた20鉢の共通点を分析します。
価格1万円以下15鉢、大型12鉢、曲がり樹形10鉢など特徴が分かれば、次に探す一点物の条件を決めやすくなります。
市場確保率で定番・準定番・スポットを再分類する
「再入荷できなかった回数」も記録すると役立ちます。
定番商品20品種について3か月で市場へ12回行き、そのうち商品Aは12回中11回仕入れ可能、商品Bは12回中5回しか確保できなかったとします。
商品Aの確保率は約92%、Bは約42%です。
Bを定番として扱っていると欠品しやすいため、準定番へ変更する判断ができます。
この「市場確保率」を商品ごとに3か月単位で確認します。
80%以上なら定番候補、50〜79%なら準定番、50%未満なら一点物・スポット商品扱いなど、自店なりの基準を作ります。
第2・第3候補をサイズ・価格・用途条件で決める
代替商品も事前に決めておきます。
定番Aが市場になければB、それもなければCというように第2・第3候補を設定します。
例えば「高さ80〜120cm」「販売価格3,000〜5,000円」「初心者向け」という条件を満たせば代替可とします。
品種名にこだわりすぎず、売場で果たす役割を基準にすることがポイントです。
一点物の個体差を正確に伝え分類別予算を設ける
また、ECサイトで一点物を販売する場合は「再入荷予定なし」のような表現を安易に断定せず、現時点で同一個体は一点限りであることを明確にします。
同じ品種が将来再入荷する可能性と、「この個体が一点物」であることを分けて考える必要があります。
店頭でもスタッフが「この個体は1鉢のみ」「同じ品種でも樹形は異なる可能性があります」と説明できると、お客様との認識差を減らせます。
仕入れ予算も3分類で分けます。
月予算100万円なら、定番60万円、準定番25万円、一点物15万円などです。
定番へ60%使うことで売れ筋を安定させ、一点物は15%程度に抑えて在庫リスクを管理します。
一点物がよく売れる店舗なら20〜30%まで増やしてもよいですが、30日以内販売率を確認して判断します。
定番は欠品率、一点物はカテゴリー鉢数で管理する
欠品率も分類別に確認します。
定番商品で月20回確認し、そのうち4回欠品なら20%です。
目標を10%以下に設定し、安全在庫や仕入れ頻度を調整します。
一方、一点物は欠品率ではなく「売場に一点物カテゴリーが何鉢あるか」で管理します。
常時10鉢を目標にし、7鉢まで減ったら市場で3鉢補充するという方法です。
これなら特定商品がなくてもカテゴリーとしての品揃えを維持できます。
また、定番商品でも市場での確保率が低下することがあります。
3か月ごとに分類を見直し、確保率90%だった商品が60%へ落ちたら準定番へ変更します。
反対に準定番だった商品が半年間ほぼ毎回仕入れられ、販売も安定していれば定番へ昇格させます。
観葉植物市場で欠品を防ぐためには、すべての商品を同じように補充するのではなく、「継続仕入れできる商品」と「一期一会の商品」を分けることが重要です。定番は安全在庫で欠品を防ぎ、一点物は商品そのものではなく売場カテゴリーを補充する考え方に変えることで、市場の入荷変動に対応しやすくなります。
よくある質問
Q1. 定番と一点物はどう分ければよいですか?
A. 販売実績だけでなく、市場でどのくらいの頻度で再仕入れできるかを基準にすると分けやすくなります。
Q2. 市場確保率とは何ですか?
A. 市場へ行った回数のうち、何回その商品を確保できたかを見る割合です。12回中9回なら75%です。
Q3. 一点物が売れたら同じ商品を探すべきですか?
A. 同一商品に固執せず、価格・サイズ・用途が近い別の一点物で売場を補充する方法があります。
Q4. 定番商品の欠品はどう防げばよいですか?
A. 週間販売数と次回仕入れまでの日数、安全在庫を使って必要数量を計算するとよいでしょう。
Q5. 商品分類は一度決めたら固定ですか?
A. いいえ。3か月程度ごとに販売実績と市場確保率を確認し、定番・準定番・一点物を見直しましょう。
まとめ
観葉植物市場で売れた商品を追加できず欠品する場合は、商品を定番・準定番・一点物の3種類に分けましょう。市場へ12回行って11回確保できる商品なら確保率約92%で定番候補、5回しか確保できなければ約42%なので準定番やスポット商品として扱う方が管理しやすくなります。定番は週間販売数と安全在庫で補充し、一点物は同じ個体を探すのではなく「大型・高単価・個性的」など売場での役割を満たす別商品で補充します。市場の入荷変動を前提に仕入れを設計することで、欠品を減らしながら売場の新鮮さも維持できます。
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