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豊明卸問屋マガジン

【市場へ行く時間が足りない!観葉植物卸売市場とオンライン仕入れを効率よく使い分ける方法】

植物の仕入れ

【市場へ行く時間が足りない!観葉植物卸売市場とオンライン仕入れを効率よく使い分ける方法】

「市場へ行くだけで半日が終わる」「仕入れは重要だけれど、接客や売場づくりの時間も確保したい」と悩んでいる園芸店や植物販売店は少なくありません。観葉植物卸売市場には実物を確認できる大きなメリットがありますが、毎回すべての商品を現地で仕入れる必要があるとは限りません。最近ではオンラインで在庫や商品画像を確認できる仕入れ方法も増えています。今回は、観葉植物卸売市場とオンライン仕入れを組み合わせ、時間を節約しながら品揃えと品質を維持する方法を解説します。

現物確認が必要な市場仕入れとオンライン仕入れの使い分け

観葉植物卸売市場を利用する大きなメリットは、実際の商品を見ながら仕入れられることです。葉の状態、樹形、幹の太さ、ボリュームなど、写真だけでは分かりにくいポイントを直接確認できます。特に8号以上の大型観葉植物や、個体差が大きい曲がり仕立ての商品、希少植物などでは現物確認が重要です。

一方で、市場へ行くには時間がかかります。例えば片道60分、市場での仕入れ作業120分、帰り60分なら、1回で合計4時間です。週2回利用すると週8時間、月4週として約32時間になります。年間では単純計算で約384時間です。これだけの時間を仕入れに使っていると、接客、売場変更、SNS更新、商品撮影など他の重要な業務に時間を使いにくくなります。

そこで考えたいのが、市場とオンライン仕入れの役割分担です。

まず、現物確認が必要な商品は市場で仕入れます。大型観葉植物、樹形に個体差がある商品、初めて扱う品種、希少品種などが代表的です。例えば月100鉢仕入れるうち30鉢だけ市場で確認し、残り70鉢をオンラインで補充する方法もあります。

一方、パキラ、ポトス、サンスベリアなど、規格が比較的安定していて過去にも何度も仕入れている定番商品は、オンライン仕入れへ切り替えやすい商品です。特に同じ生産者の商品を継続して扱っている場合、品質の傾向も分かっているため現物確認の必要性が低くなります。

2つ目のポイントは「市場へ行く回数を減らすこと」です。例えば週2回市場へ行っている場合、そのうち1回をオンライン注文へ変更すると、月16時間程度の移動・仕入れ時間を削減できる可能性があります。年間では約192時間です。

削減した時間を、商品写真の撮影やSNS発信に週2時間、法人営業に週2時間など、売上につながる業務へ振り分けることができます。単に楽をするためではなく、仕入れ時間を利益につながる時間へ置き換えるという考え方が重要です。

3つ目は「オンラインでも品質情報を記録すること」です。商品が届いたら、仕入れ先、品種、生産者、到着時の状態、販売までの日数などを記録します。例えばオンラインで仕入れた50鉢のうち48鉢が問題なく販売できれば、良品率は96%です。

この数字を3〜6か月記録すれば、どの仕入れ先なら安心してオンライン注文できるか判断しやすくなります。

4つ目は「締切時間」を確認することです。オンライン仕入れでは、注文時間によって配送日が変わる場合があります。毎週月曜日と木曜日の午前中に在庫を確認するなど、注文ルーティンを決めておくと欠品を防ぎやすくなります。

5つ目は「送料を含めて比較すること」です。市場で1鉢1,000円、オンラインで1,100円なら市場のほうが安く見えます。しかし市場へ行く交通費が3,000円、4時間の人件費が発生するのであれば、オンラインのほうが総合的に安くなる可能性があります。

例えば40鉢仕入れる際、市場との差額が1鉢100円なら合計4,000円です。市場訪問に交通費3,000円と4時間の人件費がかかる場合、オンラインのほうが合理的なケースもあります。

さらに、オンライン仕入れを活用すると不足商品だけ追加しやすくなります。毎週在庫を確認し、残り3鉢以下になった定番商品だけ補充する仕組みにすれば、大量仕入れによる余剰在庫も減らせます。

おすすめなのは、市場とオンラインを完全に分けるのではなく、「現物確認が必要な商品」「いつもの定番商品」という2つのグループに分類する方法です。月1回は分類を見直し、オンラインで問題なく仕入れられる商品を少しずつ増やしていけば、品質を維持しながら効率化を進められます。

観葉植物卸売市場の価値は、単に商品を買うことだけではありません。新商品を発見したり、生産者ごとの品質を確認したり、相場情報を得たりする役割もあります。そのため、市場訪問をゼロにするより、「市場へ行く目的を明確にする」ことが重要です。

市場とオンラインの両方を使い分けることで、仕入れ時間を減らしながら、多様な品揃えと品質を維持しやすくなるでしょう。

よくある質問

Q1. 観葉植物はオンラインでも仕入れられますか?

A. 仕入れ先によっては可能です。商品写真やサイズ、在庫情報を確認しながら注文できるサービスもあります。

Q2. どんな商品をオンライン仕入れに向ければよいですか?

A. 品質や規格が安定している定番商品や、何度も仕入れた実績がある生産者の商品が向いています。

Q3. 市場へ行く回数をどのくらい減らせますか?

A. 店舗によりますが、週2回から週1回へ変更するだけでも月10時間以上の削減につながる場合があります。

Q4. オンライン仕入れは商品価格が高くなりませんか?

A. 商品単価だけでなく、送料、交通費、人件費まで含めた総コストで比較することが重要です。

Q5. 市場へ行かなくてもよくなりますか?

A. 完全にゼロにする必要はありません。大型品や希少品など、現物確認したい商品だけ市場で仕入れる方法がおすすめです。

まとめ

観葉植物卸売市場とオンライン仕入れを使い分けることで、仕入れ時間を大幅に削減できる可能性があります。大型品や希少品は市場で確認し、定番商品はオンラインで補充するなど、役割を分けることがポイントです。市場訪問を週2回から週1回へ減らすだけでも、年間100時間以上の時間を別業務へ使える場合があります。商品代だけでなく交通費、人件費、送料を含めて比較し、自店に合った効率的な仕入れ体制を作りましょう。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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