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【観葉植物の仕入れ先を一本化して大丈夫?卸売市場と生産者直取引を上手に使い分ける方法】
植物の仕入れ
【観葉植物の仕入れ先を一本化して大丈夫?卸売市場と生産者直取引を上手に使い分ける方法】
「観葉植物卸売市場だけで仕入れるべきか、生産者と直接取引したほうがよいのか分からない」と悩む園芸店や植物販売事業者は少なくありません。卸売市場には豊富な品揃えという強みがあり、生産者直取引には専門性や安定供給といった魅力があります。どちらか一方だけに決めるのではなく、それぞれの特徴を理解して使い分けることが重要です。今回は、観葉植物卸売市場と生産者直取引の違いを整理し、安定した仕入れ体制を作る方法を解説します。
卸売市場と生産者直取引を使い分ける仕入れ体制
観葉植物を仕入れる方法には、卸売市場、生産者直取引、オンライン卸など複数の選択肢があります。その中でも「市場と生産者直取引のどちらが良いのか」という質問は、仕入れ担当者が迷いやすいポイントです。
結論から言えば、どちらか一方が必ず優れているわけではありません。それぞれのメリットを理解し、商品によって使い分ける方法が効果的です。
まず観葉植物卸売市場の大きなメリットは「一度に多くの商品を比較できること」です。複数の生産者からさまざまな品種、サイズの商品が集まるため、1回の仕入れで幅広い品揃えを作りやすくなります。
例えば1回の仕入れで10品種、合計50鉢必要な場合、それぞれ別の生産者へ発注するより、市場でまとめて確認できるほうが効率的な場合があります。
市場では定番植物だけでなく、その日に入荷した季節商品や珍しい品種に出会えることもあります。「何が出てくるか分からない」という点は、売場へ変化を出したい店舗にとってメリットになります。
一方、生産者直取引の強みは「特定商品を継続的に確保しやすいこと」です。例えば毎月パキラ7号を30鉢、フィカス8号を20鉢販売している店舗なら、得意な生産者から定期的に供給してもらうことで欠品を防ぎやすくなります。
ただし、生産者によって最低注文数量が設定されている場合があります。1品種12鉢、24鉢、ケース単位などの条件があると、小規模店舗では数量を消化できない可能性があります。
そこで重要になるのが「商品を3分類すること」です。
まずAランクとして、毎月安定して売れる定番商品を分類します。例えば過去6か月間、毎月10鉢以上販売している商品です。このような商品は生産者直取引や定期発注を検討しやすくなります。
次にBランクとして、季節によって販売量が変化する商品を分類します。春だけ売れる植物やギフト需要のある商品などです。こうした商品は必要な時期に卸売市場で数量を調整する方法が適しています。
最後にCランクとして、珍しい品種や初めて扱う商品を分類します。これらは市場で1〜3鉢程度から試し、販売反応を確認する方法があります。
例えば月間仕入れ額が50万円の場合、定番品25万円、季節品15万円、新商品10万円などに分けることで、仕入れルートごとの役割が明確になります。
また、仕入れ先を一本化するリスクも理解しておく必要があります。特定の市場や生産者から仕入れの80〜100%を依存していると、出荷減少や物流トラブルが発生した際に商品の供給が止まる可能性があります。
そのため、メイン仕入れ先1か所に加え、サブ仕入れ先を1〜2か所確保しておくと安心です。例えば仕入れ全体の60%をメイン市場、25%を生産者直取引、15%をオンライン卸などに分散する方法があります。
もちろん比率は店舗によって異なります。大切なのは、「どこから仕入れるか」ではなく、「何を、どこから仕入れると効率が良いか」を商品ごとに考えることです。
月1回程度、仕入れ先別に「仕入れ金額」「販売金額」「売れ残り数」を確認すると、どのルートが自店に合っているか判断しやすくなります。
例えば市場仕入れの商品は平均20日で販売され、生産者直取引の商品は平均12日で売れているなら、定番品については直取引の比率を増やす判断ができます。逆に直取引の商品で余剰在庫が増えているなら、数量を市場仕入れへ戻す方法もあります。
観葉植物の仕入れでは、一つの方法へ固定するより、市場、生産者、オンライン卸を組み合わせるほうが柔軟性を持たせやすくなります。商品ごとの役割を明確にし、複数ルートを持つことが安定した品揃えにつながります。
よくある質問
Q1. 卸売市場と生産者直取引はどちらが安いですか?
A. 商品や数量、送料によって異なります。単価だけでなく配送費や最低数量まで含めて比較しましょう。
Q2. 小規模店舗でも生産者直取引はできますか?
A. 生産者によって条件が異なります。最低ロットや取引条件を確認する必要があります。
Q3. 定番商品はどこから仕入れるのがおすすめですか?
A. 毎月安定して数量が売れる商品は、生産者直取引や定期仕入れを検討しやすい商品です。
Q4. 珍しい植物はどこで探せばよいですか?
A. 卸売市場やオンライン卸など、複数の情報源を確認すると見つけやすくなります。
Q5. 仕入れ先はいくつ持つべきですか?
A. メイン1か所に加えて1〜2か所程度のサブルートを確保すると、欠品や供給停止リスクを分散しやすくなります。
まとめ
観葉植物卸売市場と生産者直取引には、それぞれ異なる強みがあります。幅広い品揃えや新商品探しには市場、毎月安定して売れる定番商品には生産者直取引など、商品ごとに使い分けることが重要です。仕入れ先を1か所に集中させず2〜3種類のルートを確保し、月1回程度実績を比較することで、安定した仕入れ体制を作りやすくなります。
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