カート 0 カート

現在カート内に商品はございません。

× CLOSE

豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で仕入れた商品が価格帯に偏る!売りやすい価格構成を作る方法

植物の仕入れ

観葉植物市場で仕入れた商品が価格帯に偏る!売りやすい価格構成を作る方法

観葉植物市場で仕入れをしていると、「気づけば高額商品ばかりになっている」「逆に安い商品が多すぎて客単価が上がらない」と悩むことがあります。植物の状態や見た目だけで商品を選んでいると、売場全体の価格帯が偏ってしまうことがあります。価格の選択肢が少ないと、お客様の予算に合う商品を提案しにくくなり、販売機会を逃す可能性もあります。今回は、観葉植物市場で仕入れる際に、低価格・中価格・高価格のバランスを数字で整え、売りやすい価格構成を作る方法を解説します。

販売実績を4価格帯に分け次回仕入れの比率にする

観葉植物市場で商品を仕入れる際、1鉢ごとの魅力だけを見ていると、店舗全体の販売価格帯が偏ることがあります。

たとえば100鉢仕入れたうち、販売価格1万円以上の商品が40鉢、5,000〜1万円が30鉢、5,000円未満が30鉢だったとします。

一方、直近100件の販売実績を見ると、5,000円未満が65件、5,000〜1万円が25件、1万円以上が10件だった場合、仕入れと販売の価格構成が大きくずれています。

実際の需要は低価格〜中価格に集中しているのに、高価格商品を40%仕入れているため、長期在庫が発生しやすくなります。

そこで、まず販売価格帯を3〜4段階程度に分けます。

たとえば「3,000円未満」「3,000〜5,000円」「5,000〜1万円」「1万円以上」の4区分です。

直近3か月または100件程度の販売実績から、それぞれの比率を計算します。

たとえば3,000円未満40%、3,000〜5,000円30%、5,000〜1万円20%、1万円以上10%なら、この構成を次回仕入れの基本にします。

完全に同じ比率へ合わせる必要はありませんが、大きく外れないようにすることが重要です。

価格帯ごとの役割と数量目標を仕入れ前に決める

次に、価格帯ごとの役割を決めます。

3,000円未満は初めて植物を買う人や追加購入向け、3,000〜5,000円は主力、5,000〜1万円はギフトやインテリア、1万円以上は大型や一点物といった形です。

役割が決まると、市場で商品を見る際にも「この価格帯が不足している」という判断がしやすくなります。

たとえば市場へ行く前に現在庫を確認し、3,000円未満が50鉢、3,000〜5,000円が20鉢、1万円以上が30鉢残っているとします。

この場合、次回仕入れでは中価格帯を優先し、高価格帯を抑えるべきだと分かります。

仕入れリストに「3,000円未満20鉢」「3,000〜5,000円30鉢」「5,000〜1万円15鉢」「1万円以上5鉢」など数量目標を記載すると、現地での衝動仕入れも減らせます。

現在庫÷月間販売数で価格帯別在庫月数を求める

また、価格帯ごとの販売速度を確認することも重要です。

低価格商品が月50鉢、中価格30鉢、高価格5鉢売れる場合、高価格商品を30鉢仕入れると約6か月分の在庫になります。

同じ30鉢でも、中価格商品なら月30鉢売れるため約1か月分です。

そこで各価格帯について「現在庫÷月間販売数」で在庫月数を計算します。

たとえば3,000円未満の在庫100鉢、月間販売80鉢なら約1.25か月分。1万円以上の在庫20鉢、月間販売5鉢なら4か月分です。

高価格帯が4か月分あるなら次回仕入れを減らし、低価格帯を補充する判断ができます。

定価販売率から高価格帯の数量と原価上限を見直す

さらに、価格帯別の定価販売率も確認します。

3,000円未満の商品は定価販売率95%、5,000〜1万円は85%、1万円以上は60%だった場合、高価格帯は値下げが多いと分かります。

この場合、高価格商品の仕入れ数量を20〜30%減らす、仕入れ価格の上限を厳しくするなど対策が必要です。

在庫比率と販売比率の15〜20ポイント差を調整する

一方、低価格商品ばかりに偏る場合にも注意が必要です。

1,000円商品ばかり100鉢売れても売上は10万円ですが、5,000円商品を20鉢売っても同じ10万円です。

客単価や利益を高めるには、中価格・高価格帯も一定数必要です。

そのため、「安いものばかり」「高いものばかり」ではなく、複数の価格帯を持つことが重要です。

おすすめは、月1回「価格帯別在庫比率」と「価格帯別販売比率」を比較することです。

販売比率が低価格60%なのに在庫比率が30%しかなければ不足気味です。販売比率が高価格10%なのに在庫比率40%なら過剰です。

差が15〜20ポイント以上ある価格帯は、次回仕入れで調整対象にすると分かりやすくなります。

観葉植物市場では、その日に魅力的な商品を選ぶだけでなく、店全体の価格構成を整える視点が必要です。価格帯ごとの販売実績、在庫月数、定価販売率という3つの数字を確認しながら、買いやすい価格から高単価商品までバランス良く揃えることが、販売機会を広げるポイントです。

よくある質問

Q1. 価格帯は何段階くらいに分けるとよいですか?

A. 3〜4段階程度に分けると管理しやすくなります。3,000円未満、3,000〜5,000円、5,000〜1万円、1万円以上などが一例です。

Q2. 仕入れの価格構成は販売実績と同じにすべきですか?

A. 完全に一致させる必要はありませんが、大きくずれないようにすることが重要です。

Q3. 高価格商品が多いかどうかは何で判断しますか?

A. 在庫月数や定価販売率を見ると判断しやすくなります。月5鉢しか売れないのに20鉢在庫があれば約4か月分です。

Q4. 安い商品ばかり仕入れても問題ありませんか?

A. 低価格商品だけでは客単価が上がりにくいため、中価格・高価格も一定数持つことが重要です。

Q5. 価格構成はどのくらいの頻度で見直しますか?

A. 月1回程度、価格帯別の在庫比率と販売比率を比較するとよいでしょう。

まとめ

観葉植物市場で仕入れ商品の価格帯が偏る場合は、販売価格を3〜4段階に分け、直近100件程度の販売実績と比較しましょう。販売比率が低価格60%なのに在庫比率30%、高価格の販売比率10%なのに在庫比率40%など大きなズレがあれば、次回仕入れで調整します。また、価格帯別の在庫月数や定価販売率も月1回確認することが重要です。安い商品だけ、高い商品だけに偏らず、複数の価格帯をバランス良く揃えることで、観葉植物市場で仕入れた商品の販売機会を広げやすくなります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

関連ページを見る

観葉植物市場
観葉植物仕入れ
価格帯
品揃え
観葉植物卸
植物市場
園芸市場
仕入れ管理
園芸店経営
観葉植物販売

この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

ページトップへ