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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で少量仕入れが割高!小ロットでも利益を残す発注方法

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で少量仕入れが割高!小ロットでも利益を残す発注方法

「少量で仕入れたいけれど1鉢あたりの価格が高い」「小ロットだと送料負担が大きい」「在庫を増やしたくないのに、まとめ買いのほうが安くて迷う」。多肉植物の卸売では、大量仕入れほど単価が下がることがあります。しかし、小規模店舗や新商品テストでは、一度に大量発注すると売れ残りのリスクが高まります。重要なのは、1鉢あたりの価格だけでなく、30日以内に売り切れる数量と実質原価を比較することです。今回は「多肉植物 卸売」で小ロット仕入れを行う際に、割高感を抑えながら利益を残す考え方を紹介します。

小ロットでも利益を残す発注方法

多肉植物の卸売では、12鉢、24鉢、48鉢など数量が増えるほど1鉢あたりの価格が下がることがあります。例えば6鉢なら1鉢350円、12鉢なら320円、24鉢なら280円という条件です。

単価だけを見ると24鉢が最も有利です。しかし、販売量が少ない店舗では本当に24鉢必要なのかを考える必要があります。

例えば月平均販売数が6鉢の商品を24鉢仕入れた場合、単純計算では約4か月分の在庫になります。1鉢280円なら仕入れ金額は6,720円です。

一方、6鉢だけを350円で仕入れれば2,100円です。1鉢あたり70円高くても、仕入れ資金は4,620円少なくて済みます。

つまり、小ロット仕入れは「単価が高い」という欠点がある一方、「資金を在庫に固定しにくい」というメリットがあります。

そこで、商品単価ではなく「30日以内に販売できる数量」を基準に発注します。

例えば過去3か月の平均販売数が月8鉢なら、初回は8~10鉢程度を一つの目安にします。24鉢単位しか注文できない場合は、その商品が本当に自店に合うか慎重に判断しましょう。

送料も小ロット仕入れでは大きな問題になります。

例えば商品代2,100円、送料1,500円なら総額3,600円です。6鉢で割ると1鉢あたり600円となり、商品単価350円に対して送料の負担が非常に大きくなります。

この場合は、同じタイミングで必要になる定番商品をまとめて注文する方法があります。

例えば新商品6鉢に加えて、定番商品18鉢を一緒に注文し、合計24鉢にします。送料1,500円を24鉢で割れば1鉢あたり約63円です。

送料を分散できるため、小ロット商品だけを単独注文するより実質原価を下げやすくなります。

ただし「送料を薄めるため」に売れない商品を追加するのは避けましょう。

追加するなら、過去30日以内に安定して売れている定番商品を優先します。

例えば月20鉢売れる商品を10鉢追加するなら、比較的短期間で販売できる可能性があります。

小ロット仕入れでは発注曜日をまとめることも効果的です。

必要になるたびに週3回注文するのではなく、毎週水曜日にまとめて発注します。

例えば送料1,500円を週3回払えば4,500円ですが、週1回なら1,500円です。月4週なら最大12,000円の差になります。

もちろん欠品リスクもあるため、売れ筋商品には安全在庫を設定します。

例えば週5鉢売れる商品なら、在庫が7~10鉢程度になったら次回発注候補にする方法があります。

また、小ロット商品は「テスト枠」として予算を決めておくと管理しやすくなります。

月間仕入れ予算100,000円なら、10~20%の10,000~20,000円を新商品や小ロット商品に使います。

残り80~90%は販売実績のある商品へ配分します。

小ロット仕入れで利益を確保するには、販売価格も見直します。

例えば実質原価600円の商品を700円で販売しても差額100円です。これでは管理コストを考えると利益が少なすぎる可能性があります。

商品代、送料、資材費などを含めた原価が600円なら、900円や1,000円で販売できるだけの付加価値があるか検討します。

育て方カード、鉢との組み合わせ、ギフト包装などを加える方法もあります。

例えば植物実質原価600円+鉢300円+カード50円=950円の商品を1,600円で販売するなら、単純差額650円です。

単品価格だけで競争するより、セット化することで小ロット仕入れの割高分を吸収しやすくなります。

小ロット商品は売り場でも目立たせることが重要です。

3鉢しか仕入れていない商品を棚の奥へ置くと、そもそも見てもらえない可能性があります。

「数量限定」「新入荷」など事実に基づいたPOPを付け、入口や目線の高さに7~14日程度置きます。

販売状況は7日、14日、30日で確認します。

例えば5鉢仕入れて14日で4鉢売れれば、次回は8~10鉢へ増やすことを検討できます。

逆に30日で1鉢しか売れなければ、その商品は小ロットでも追加しない判断ができます。

仕入れ先の比較も大切です。

A社は6鉢から350円、B社は12鉢から300円、C社は24鉢から270円だったとします。

月販売数が5鉢なら、C社の24鉢は約5か月分です。単価が80円安くても、在庫期間が長すぎます。

A社のほうが1鉢あたり高くても、必要な数量だけ仕入れられるため、資金効率がよい可能性があります。

仕入れ先評価には「最低ロット」を必ず含めましょう。

価格、送料、最低ロット、納期、品質の5項目を5段階で評価すると、自店に合う業者を比較しやすくなります。

また、月1回「小ロット商品の販売率」を確認します。

例えば小ロット商品50鉢仕入れ、30日以内に40鉢売れれば販売率80%です。販売率が高ければテスト仕入れは機能しています。

逆に50鉢中15鉢しか売れないなら30%です。テスト商品の選定や価格を見直しましょう。

小ロット仕入れで重要なのは、単価の安さではなく在庫回転です。

1鉢50円安くても90日売れ残る商品より、1鉢100円高くても14日で売れる商品のほうが資金を早く回収できます。

多肉植物の卸売では、「まとめ買い=お得」と決めつけず、30日販売数と実質原価を基準に仕入れ数量を決めることが重要です。

よくある質問

Q1. 小ロット仕入れは割高でも利用するメリットがありますか?

A. 在庫を増やしすぎず、新商品を試しやすいメリットがあります。単価だけでなく資金効率も確認しましょう。

Q2. 小ロット商品の送料を抑える方法はありますか?

A. 同じ時期に必要な売れ筋商品とまとめて発注し、1回の送料を複数商品へ分散する方法があります。

Q3. 新商品は何鉢くらいから試すとよいですか?

A. 1品種3~5鉢程度から始め、7日・14日・30日の販売数を確認する方法がおすすめです。

Q4. 安い大ロットと高い小ロットではどちらが得ですか?

A. 30日以内に販売できる数量かどうかで判断しましょう。売れ残るなら小ロットのほうが資金効率がよい場合があります。

Q5. 小ロット商品の予算はどのくらいがよいですか?

A. 月間仕入れ予算の10~20%程度をテスト枠に設定すると管理しやすくなります。

まとめ

多肉植物の卸売で小ロット仕入れを活用する際は、1鉢あたりの単価だけで判断せず、30日以内に販売できる数量を基準にしましょう。新商品は3~5鉢程度からテストし、売れ筋商品と発注をまとめて送料を分散することがポイントです。月間仕入れ予算の10~20%を小ロット枠にし、30日販売率を確認しながら増減することで、在庫リスクと仕入れコストのバランスを取りやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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