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植物の仕入れで在庫金額が膨らむ!鉢数だけでは見えない資金負担を減らす方法
植物の仕入れ
植物の仕入れで在庫金額が膨らむ!鉢数だけでは見えない資金負担を減らす方法
「在庫の鉢数はそれほど多くないのに資金が足りない」「大型植物や希少植物を増やしたら仕入れ金額が急に膨らんだ」「何円分まで在庫を持ってよいのか分からない」と悩んでいませんか。植物仕入れ方法では、在庫鉢数だけでなく、在庫金額を管理することが重要です。100鉢の小型植物と100鉢の大型植物では、必要な資金が数倍から十数倍違う場合があります。この記事では、在庫金額、価格帯別構成、在庫日数を使い、資金を商品に固定しすぎない仕入れ方法を具体的な数字で解説します。
鉢数だけでは見えない資金負担を減らす方法
植物の在庫管理というと、「何鉢あるか」を確認することが多いですが、経営面では「いくら分あるか」も重要です。
例えば小型植物100鉢を平均1,000円で仕入れているなら在庫金額は100,000円です。
一方、大型植物100鉢を平均10,000円で仕入れていれば1,000,000円です。
鉢数は同じ100鉢でも、資金負担は10倍違います。
そのため、植物仕入れ方法では「在庫数」と「在庫金額」をセットで確認する必要があります。
まず現在の総在庫金額を計算しましょう。
商品ごとの「仕入れ単価×現在庫数」を合計します。
例えば小型植物200鉢×1,000円=200,000円、中型100鉢×3,000円=300,000円、大型30鉢×10,000円=300,000円、高額一点物5鉢×30,000円=150,000円なら、総在庫金額は950,000円です。
鉢数では小型植物が200鉢で最も多いですが、在庫金額では中型と大型が各300,000円で大きな割合を占めています。
この違いを把握することが重要です。
次に価格帯別に在庫金額を分けます。
例えば「仕入れ3,000円未満」「3,001~10,000円」「10,001~30,000円」「30,001円以上」の4区分です。
総在庫1,000,000円のうち、3,000円未満400,000円、3,001~10,000円300,000円、10,001~30,000円200,000円、30,001円以上100,000円だったとします。
構成比は40%、30%、20%、10%です。
この数字を過去の売上構成と比較します。
例えば売上の70%が5,000円以下の商品なのに、在庫金額の50%が10,000円以上の商品なら、高額在庫に資金が偏っている可能性があります。
在庫金額の上限を決める方法も有効です。
例えば「通常在庫は月間仕入れ予算の1.5~2倍まで」など自店の基準を作ります。
月間仕入れ予算500,000円なら、在庫金額750,000~1,000,000円程度を管理上限とする考え方です。
ただし業態や季節によって適正値は異なるため、過去の資金繰りと販売速度を見ながら設定します。
重要なのは「上限がない状態」を避けることです。
例えば総在庫金額の注意ライン800,000円、上限1,000,000円と決めます。
800,000円を超えたら新商品を減らし、1,000,000円を超えたら売れ筋補充以外は原則停止します。
在庫金額が700,000円まで下がったら通常仕入れへ戻すというルールです。
これにより「置く場所があるから仕入れる」という判断を防ぎやすくなります。
高額商品の在庫上限も別に設定しましょう。
例えば仕入れ10,000円以上の商品は総在庫金額の20%以内、30,000円以上は10%以内などです。
総在庫1,000,000円なら、10,000円以上の商品は200,000円、30,000円以上は100,000円程度までです。
1鉢30,000円なら3鉢で90,000円です。
4鉢仕入れると120,000円になり、上限を超えるため次回仕入れを見送ります。
こうした金額ルールは、高額商品を衝動的に仕入れる防止策になります。
在庫金額だけでなく「何日間資金が止まっているか」も確認しましょう。
例えば原価30,000円の商品が平均120日で売れるなら、30,000円が約4か月固定されます。
同じ30,000円で原価1,000円の商品を30鉢仕入れ、30日で売れるなら、資金回転は大きく異なります。
そこで高額・低回転商品には在庫日数の上限を設定します。
例えば仕入れ10,000円以上は90日、30,000円以上は60~90日で重点確認するなどです。
90日以上残っている高額商品は追加仕入れを停止します。
同じ価格帯の商品を新しく仕入れる場合も、既存在庫が売れてからにします。
例えば30,000円以上の在庫が3鉢あるなら、新しい高額商品を仕入れる前に1鉢以上販売するというルールです。
「1鉢売れたら1鉢仕入れる」方式にすると、高額在庫が増えにくくなります。
在庫金額は仕入れ先別にも確認できます。
例えばA社商品400,000円、B社300,000円、C社50,000円などです。
A社商品が大量に残っている場合、A社からの次回発注を減らす判断ができます。
仕入れ先ごとに支払日が異なる場合はさらに重要です。
例えば月末にA社へ400,000円支払うのに、その商品の半分がまだ売れていない状態なら資金負担が大きくなります。
支払い条件と販売速度を合わせて確認しましょう。
売上金額だけを見ると好調でも、在庫金額が同時に増えている場合があります。
例えば前年月商1,000,000円、在庫600,000円。今年月商1,200,000円、在庫1,000,000円だったとします。
売上は20%増ですが、在庫は約67%増です。
売上成長以上に在庫が増えているため、仕入れ量を見直す必要があります。
「売上前年比」と「在庫金額前年比」を毎月比較すると分かりやすくなります。
売上110%、在庫150%なら注意。
売上120%、在庫115%なら比較的健全というように判断できます。
売上だけではなく粗利益との比較も重要です。
例えば月間粗利益400,000円に対し在庫金額1,200,000円なら、粗利益3か月分の資金が在庫になっています。
在庫を900,000円へ減らせれば300,000円分の資金を他の用途へ回せる可能性があります。
在庫削減は売上を減らすためではなく、「売れない在庫へ使っている資金を売れる商品へ移す」ことが目的です。
在庫金額上位の商品を毎月抽出しましょう。
例えば在庫金額上位20SKUだけで総在庫の60%を占めている場合、その20商品を改善する方が効率的です。
商品Aが10鉢×20,000円=200,000円、商品Bが20鉢×5,000円=100,000円などです。
各商品の在庫日数と販売数を確認します。
A商品が月1鉢しか売れないなら、10か月分の在庫です。
次回発注停止が必要です。
一方、B商品が月20鉢売れるなら1か月分なので問題が小さい可能性があります。
同じ在庫金額100,000円でも販売速度が違います。
そのため在庫金額と在庫月数の両方を見ます。
簡単には「現在庫数÷月間販売数」で何か月分あるかを計算します。
商品Aが現在庫10鉢、月1鉢なら10か月分。
商品Bが20鉢、月20鉢なら1か月分です。
2か月以上の高額在庫を重点的に減らすなど基準を決められます。
仕入れ予算を使う際は、「新規仕入れ額」だけではなく仕入れ後の総在庫金額を確認しましょう。
現在在庫900,000円、上限1,000,000円の店舗で、150,000円仕入れれば1,050,000円になります。
この場合、仕入れ予定150,000円のうち50,000円分を翌週へ回すなど調整します。
発注画面や発注表に「現在在庫金額」「今回発注金額」「発注後予定在庫金額」を表示すると便利です。
ただし実際には販売によって減るため概算で構いません。
月末棚卸し時には、鉢数だけでなく在庫金額を確定します。
前月850,000円、今月950,000円なら100,000円増です。
その間売上が変わっていないなら仕入れ過多の可能性があります。
「なぜ100,000円増えたか」をカテゴリー別に確認します。
大型商品+80,000円、新商品+30,000円、小型-10,000円などです。
原因が分かれば翌月の仕入れ配分を修正できます。
在庫金額を減らすときは、一律に全商品を減らさないことが重要です。
売れ筋まで減らすと欠品して売上が落ちます。
まず「高額・低回転」「長期在庫」「販売率30%未満」の商品から仕入れを止めます。
例えば総在庫1,200,000円を1,000,000円まで200,000円減らしたい場合、在庫日数90日以上の商品から200,000円分抽出します。
新規仕入れを停止し、販売を進めます。
売れ筋は通常通り補充します。
植物仕入れ方法で在庫金額を管理するポイントは、「鉢数が多いか少ないか」だけで判断しないことです。
1鉢当たり原価、在庫日数、販売速度を組み合わせて、資金がどの商品にどれくらい固定されているかを確認しましょう。
よくある質問
Q1. 在庫金額はどう計算しますか?
A. 商品ごとに「仕入れ単価×現在庫数」を計算し、すべて合計します。
Q2. 在庫金額に上限を設定した方がよいですか?
A. 有効です。例えば注意ラインと上限を決め、上限を超えたら売れ筋以外の仕入れを止める方法があります。
Q3. 高額商品は在庫の何%程度がよいですか?
A. 店舗によりますが、10,000円以上の商品を在庫金額の20%以内など、自店独自の上限を設定する方法があります。
Q4. 在庫金額が増えても売上が増えていれば問題ありませんか?
A. 売上増加率より在庫増加率が大きい場合は注意が必要です。前年比で両方を比較しましょう。
Q5. 在庫金額を減らす場合は何から減らしますか?
A. 高額・低回転商品、90日以上の長期在庫、販売率の低い商品から追加仕入れを停止すると効果的です。
まとめ
植物の在庫管理では、鉢数だけでなく「仕入れ単価×在庫数」で在庫金額を把握しましょう。総在庫1,000,000円のうち高額商品が500,000円を占めているなど、資金配分の偏りが見えるようになります。在庫金額の注意ラインと上限を設定し、上限を超えた場合は高額・低回転商品から追加発注を停止します。植物仕入れ方法では、売れ筋を維持しながら長期在庫へ固定された資金を減らすことで、仕入れ資金を効率よく回しやすくなります。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
