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豊明卸問屋マガジン

植物の仕入れで売上上位商品だけ見て失敗!利益率も含めて仕入れ優先順位を決める方法

植物の仕入れ

植物の仕入れで売上上位商品だけ見て失敗!利益率も含めて仕入れ優先順位を決める方法

「よく売れる商品を増やしているのに利益が増えない」「売上ランキング上位だから大量に仕入れたが、粗利益が少ない」「何を優先して仕入れるべきか分からない」と悩んでいませんか。植物仕入れ方法では、販売数や売上金額だけでなく、粗利益額、粗利率、在庫日数まで合わせて見ることが重要です。月50鉢売れる商品でも1鉢当たり利益が300円なら、月5鉢でも1鉢5,000円利益が出る商品より利益貢献が小さい場合があります。この記事では、「売れる商品」と「利益を生む商品」を分けて考え、仕入れ優先順位を決める方法を具体的な数字で解説します。

利益率も含めて仕入れ優先順位を決める方法

植物の仕入れでは、売上ランキング上位の商品を多く仕入れる方法が基本の一つです。

売れている商品を欠品させないことは非常に重要です。

しかし、「売上が高い商品=利益が高い商品」とは限りません。

例えば商品Aが月50鉢売れ、販売価格2,000円なら売上100,000円です。

実質原価が1,700円なら、1鉢当たり粗利益は300円です。

月間粗利益は15,000円です。

一方、商品Bが月5鉢しか売れなくても、販売価格10,000円、実質原価5,000円なら1鉢当たり粗利益5,000円です。

月間粗利益は25,000円になります。

販売数ではAが10倍ですが、粗利益ではBの方が10,000円多くなります。

このように仕入れ優先順位を決める際は、「販売数」「売上」「粗利益」の3つを確認する必要があります。

まず売上上位30商品について、最低でも「月間販売数」「売上金額」「実質原価」「粗利益額」「在庫日数」の5項目を一覧にします。

例えば商品Aは販売50鉢、売上100,000円、粗利益15,000円、在庫日数10日。

商品Bは販売5鉢、売上50,000円、粗利益25,000円、在庫日数40日。

商品Cは販売10鉢、売上80,000円、粗利益30,000円、在庫日数20日だったとします。

単純な売上ではAが1位ですが、粗利益ではC、B、Aの順です。

仕入れ予算をすべてAへ寄せるより、CやBにも適切に配分する方が利益を確保しやすくなります。

粗利率も確認しましょう。

商品Aの売上100,000円、粗利益15,000円なら粗利率15%です。

Bは売上50,000円、粗利益25,000円なので50%。

Cは売上80,000円、粗利益30,000円なら37.5%です。

販売数が多くても粗利率15%の商品ばかり増やすと、売上は伸びても利益が伸びにくい可能性があります。

ただし、粗利率が低いからすぐ取り扱いをやめる必要はありません。

集客商品として重要な場合があります。

例えば定番の低価格商品を目的に来店し、同時に鉢カバーや高利益商品を購入してもらえるなら、店舗全体では価値があります。

そのため商品を「集客商品」「利益商品」「イメージ商品」の3つに分類する方法があります。

集客商品は販売数が多く来店理由になる商品。

利益商品は粗利益額・粗利率が高い商品。

イメージ商品は珍しさや大型サイズなどで売場の魅力を作る商品です。

例えば仕入れ予算500,000円を、集客商品50%、利益商品35%、イメージ商品15%に配分します。

250,000円、175,000円、75,000円です。

これにより、売上だけでなく利益と売場の魅力をバランスよく考えられます。

利益商品を判断するときは、粗利率だけでなく「月間粗利益額」を重視します。

粗利率80%でも月1個しか売れず、粗利益1,000円なら店舗への貢献は限定的です。

粗利率40%でも月100,000円の粗利益がある商品は重要です。

例えば商品Dは粗利率60%、月間粗利益12,000円。

商品Eは粗利率35%、月間粗利益70,000円なら、Eの方が仕入れ優先度が高い可能性があります。

「粗利率×販売量」の結果である粗利益額を見ることがポイントです。

在庫日数も含めて考えます。

商品Bが粗利益25,000円でも、在庫日数180日なら資金効率が悪い可能性があります。

商品Cが粗利益30,000円、在庫20日なら、同じ仕入れ資金を短期間で回せます。

そこで「利益÷在庫日数」という簡易的な比較もできます。

例えばBが25,000円÷40日=625円/日、Cが30,000円÷20日=1,500円/日です。

厳密な経営指標ではありませんが、商品ごとの利益と回転を比較する参考になります。

より簡単には商品を4タイプに分類します。

「高利益・高回転」「高利益・低回転」「低利益・高回転」「低利益・低回転」です。

最優先は高利益・高回転です。

例えば粗利率40%以上、平均在庫30日以内など、自店独自の基準を作ります。

高利益・低回転商品は数量を少なく保ちます。

1品種1~3鉢程度などです。

低利益・高回転商品は集客用として必要数量を持ちますが、仕入れ価格交渉や販売価格見直しを検討します。

低利益・低回転商品は仕入れ縮小・停止候補です。

例えば粗利率20%未満で平均在庫90日以上の商品が10品種あるなら、まずその10品種から減らします。

仕入れ予算の10~20%を高利益・高回転商品へ移す方法があります。

売上ランキングだけでは見つけられない改善です。

セット販売も利益改善に使えます。

例えば低利益の小型植物がよく売れるなら、粗利益率の高い鉢カバーや関連商品と組み合わせます。

植物2,000円+鉢カバー1,500円のセットを3,500円で販売し、植物粗利益300円、鉢カバー粗利益700円なら、1セット粗利益1,000円になります。

植物単体だけの300円より利益が増えます。

その場合、低利益商品を単純に減らすのではなく、関連販売で利益を作る方法があります。

仕入れ前に「予定粗利益」を確認する習慣も重要です。

例えば新商品を仕入れる際、商品原価3,000円、送料配分500円で実質原価3,500円。

予定販売価格5,000円なら粗利益1,500円、粗利率30%です。

自店の基準が粗利率35%以上なら、販売価格を5,500円にするか、仕入れ価格を下げられないか検討します。

5,500円なら粗利益2,000円、粗利率約36%です。

この価格で売れる見込みがなければ、仕入れ自体を見送る判断もできます。

仕入れてから「利益が少ない」と気づくのではなく、発注前に確認することが重要です。

高額商品では粗利率が低くても粗利益額が大きい場合があります。

仕入れ30,000円、販売45,000円なら粗利益15,000円、粗利率約33%です。

小型商品で仕入れ1,000円、販売2,000円なら粗利益1,000円、粗利率50%です。

粗利率では小型商品が高いですが、1鉢売れたときの利益は大型商品の方が15倍です。

そのため、粗利率だけに統一しないことが大切です。

「最低粗利率」と「最低粗利益額」の2つを価格帯別に設定する方法があります。

例えば5,000円未満の商品は粗利率40%以上、5,001~20,000円は35%以上、20,001円以上は粗利益額10,000円以上などです。

自店の経費構造に応じて調整します。

値下げ率も利益分析へ入れましょう。

予定粗利率50%でも、30%の商品が値下げ販売されているなら実際の利益は低下します。

例えば10鉢中7鉢を定価、3鉢を30%OFFで売った場合、平均販売単価が下がります。

商品別に「定価販売率」を確認します。

定価販売率90%の商品と50%の商品では、同じ表示価格でも利益の安定性が違います。

3か月連続で値下げ率30%以上の商品は、仕入れ数量または販売価格を見直します。

廃棄ロスも含めます。

10鉢仕入れて8鉢売れ、2鉢廃棄なら販売率80%です。

1鉢2,000円の原価なら4,000円のロスです。

売れた8鉢の利益からこの4,000円を差し引くと、実際の利益貢献は小さくなります。

特に植物では「売れた商品の利益」だけでなく、売れなかった商品の原価もカテゴリー全体で確認することが重要です。

仕入れ優先順位表を月1回作りましょう。

例えばAランクは粗利益額が高く在庫30日以内、Bランクは利益または回転のどちらかが高い、Cランクは両方低いという基準です。

A商品は欠品させない、B商品は標準在庫、C商品は仕入れ縮小というルールにします。

売上上位30~50商品だけでも十分です。

毎月順位を更新し、3か月連続Cランクの商品は取り扱い見直し候補とします。

逆に新商品が2か月連続Aランクなら定番化を検討します。

仕入れ予算の配分もAランクへ寄せます。

例えば月500,000円の予算でA商品60%、B商品30%、C商品10%です。

A300,000円、B150,000円、C50,000円です。

C商品の在庫が多い月は新規発注を0にし、その分をA商品へ追加できます。

ただし、A商品の在庫が十分あるなら無理に使い切る必要はありません。

植物仕入れ方法で利益を増やすためには、「たくさん売れた商品をたくさん仕入れる」だけでは不十分です。

販売数、粗利益額、粗利率、在庫日数、値下げ率を組み合わせて見ることで、本当に店舗へ利益をもたらしている商品を見つけられます。

売上ランキングと利益ランキングを月1回並べて比較するだけでも、仕入れ判断の質を大きく改善しやすくなります。

よくある質問

Q1. 売上ランキング上位の商品を優先して仕入れればよいですか?

A. 売上だけでなく粗利益額、粗利率、在庫日数も確認しましょう。売上が高くても利益率が低い場合があります。

Q2. 粗利率と粗利益額はどちらを重視すべきですか?

A. 両方確認することが重要です。粗利率が低めでも月間粗利益額が大きい商品は重要な場合があります。

Q3. 利益は高いけれど売れるのが遅い商品はどう仕入れますか?

A. 1品種1~3鉢程度など在庫を少量に抑え、売れたら補充する方法があります。

Q4. 低利益でもよく売れる商品は減らすべきですか?

A. 集客商品として重要な場合があります。関連商品とのセット販売や仕入れ価格の見直しで利益改善を検討しましょう。

Q5. 仕入れ優先順位はどのくらいの頻度で見直しますか?

A. 売上上位30~50商品を月1回確認し、3か月連続で低利益・低回転の商品は仕入れ縮小を検討するとよいでしょう。

まとめ

植物の仕入れ優先順位は、売上や販売数だけで決めず、粗利益額、粗利率、在庫日数も含めて判断しましょう。月50鉢売れても1鉢粗利益300円なら月15,000円、月5鉢でも1鉢5,000円利益が出れば25,000円です。「高利益・高回転」「高利益・低回転」「低利益・高回転」「低利益・低回転」の4分類を使い、低利益・低回転商品の仕入れを減らす方法が有効です。植物仕入れ方法では、売上ランキングと利益ランキングを月1回比較することで、売上と利益の両方を意識した商品構成を作りやすくなります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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