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豊明卸問屋マガジン

植物の仕入れで高回転商品がすぐ欠品する!販売速度に合わせた補充量の決め方

植物の仕入れ

植物の仕入れで高回転商品がすぐ欠品する!販売速度に合わせた補充量の決め方

「売れ筋商品ほどすぐ欠品してしまう」「追加発注しても入荷までに在庫がなくなる」「どのくらい多めに仕入れればよいのか分からない」と悩んでいませんか。植物仕入れ方法では、すべての商品を同じ数量で補充するのではなく、販売速度の速い商品ほど発注点や安全在庫を高めることが重要です。例えば週2鉢売れる商品と週20鉢売れる商品では、同じ在庫5鉢でも意味がまったく違います。この記事では、直近7日・28日の販売数、納期、安全在庫を使って、高回転商品の欠品を減らす仕入れ方法を具体的に解説します。

販売速度に合わせた補充量の決め方

植物販売では、よく売れる商品ほど在庫管理が難しくなることがあります。

売れない商品であれば、数日発注が遅れても在庫が残っています。

しかし、週20鉢、30鉢と売れる商品は、数日の判断遅れがそのまま欠品につながります。

例えば週21鉢売れる商品があるとします。

1日平均では3鉢です。

仕入れ先から届くまで4日かかる場合、発注してから入荷するまでに約12鉢売れる計算です。

在庫が5鉢になってから発注しても、入荷前に7鉢分不足する可能性があります。

そこで高回転商品では、「在庫が少なくなったら注文」ではなく、「納期中に売れる数量より多い段階で注文する」ことが必要です。

基本的な発注点は、「1日平均販売数×納期+安全在庫」で計算できます。

先ほどの商品なら1日3鉢×納期4日=12鉢です。

安全在庫を6鉢とすると、発注点は18鉢になります。

つまり在庫18鉢まで減った時点で次回補充を行います。

在庫18鉢もあるのに発注するのは多く感じるかもしれません。

しかし販売速度が1日3鉢なら、18鉢はわずか6日分です。

在庫数ではなく「何日分あるか」で考えることが重要です。

高回転商品では、直近28日だけでなく直近7日の販売数も確認しましょう。

例えば過去28日で56鉢売れていれば1日平均2鉢です。

ところが直近7日で21鉢売れているなら、現在の販売速度は1日3鉢へ上がっています。

28日平均だけで発注点を計算すると、需要増加に追いつけない可能性があります。

そのため、直近7日の販売数が28日平均より20%以上増えている場合は、7日平均を優先する方法があります。

例えば28日平均が1日2鉢、7日平均3鉢なら50%増です。

一時的なキャンペーンではなく2週間程度続いているなら、発注点を引き上げます。

安全在庫も販売速度によって変えましょう。

例えば売れ筋A商品は安全在庫3日分、通常B商品は2日分、低回転C商品は1日分とします。

1日3鉢売れるA商品なら安全在庫9鉢です。

納期4日分12鉢+安全在庫9鉢で、発注点は21鉢になります。

一方、1日0.2鉢しか売れない商品なら安全在庫1鉢程度でも十分な場合があります。

すべての商品に5鉢の安全在庫を持つ必要はありません。

高回転商品では「発注数量」も重要です。

例えば目標在庫を14日分に設定するとします。

1日3鉢なら42鉢です。

現在庫18鉢、発注済み0鉢なら、42-18=24鉢が補充目安です。

毎回固定で10鉢発注するのではなく、目標在庫まで戻す数量を注文します。

在庫18鉢で10鉢追加しても28鉢です。

1日3鉢なら約9日分しかなく、次回発注まで余裕がありません。

高回転商品では20鉢、30鉢単位の補充が必要になる場合があります。

ただし、販売増加が一時的なものか確認することも必要です。

SNS投稿やセールによって1週間だけ販売量が倍増した場合、通常在庫まで大幅に増やすとセール後に余る可能性があります。

そこで「通常販売」「キャンペーン販売」を分けて記録します。

例えば通常週14鉢、キャンペーン中28鉢だった場合、キャンペーン終了後7日間の実績を確認して通常発注点へ戻します。

売れ筋商品は仕入れ先の在庫切れにも注意が必要です。

自店では高回転でも、卸側に在庫がなければ補充できません。

売上上位10~20商品については、週2回程度仕入れ先在庫を確認する方法があります。

例えば月曜日と木曜日に、自店在庫と仕入れ先在庫を同時に確認します。

仕入れ先の在庫が「残りわずか」なら、次回入荷予定日を確認します。

自店在庫が10日分、卸の再入荷が20日後なら、10日分不足する可能性があります。

この場合は第2仕入れ先を使うか、通常より多めに確保する判断が必要です。

高回転商品には第2仕入れ先を設定しておくと安心です。

例えば主力A社が欠品した場合はB社、B社もなければ代替商品Cという順番です。

主力商品全100種類に設定する必要はなく、売上上位10~20商品から始めます。

欠品した際の売上影響が大きい商品ほど優先します。

例えば1日3鉢、販売価格3,000円の商品が5日欠品すると、最大45,000円分の販売機会に影響する可能性があります。

仕入れ価格が1鉢200円高くても、第2仕入れ先を使う価値があるケースがあります。

欠品履歴も残しましょう。

例えば商品Aが1か月で6日、商品Bが1日、商品Cが0日欠品したとします。

A商品は発注点か発注頻度に問題がある可能性があります。

現在発注点15鉢なら18鉢、20鉢へ引き上げて翌月を確認します。

一方、欠品0日でも在庫日数が60日あるなら持ちすぎです。

高回転商品の適正在庫は、欠品日数と在庫日数の両方で評価することが重要です。

例えば目標として「欠品月1日以下」「平均在庫14~21日分」などを設定できます。

欠品0日を目指して60日分持つのではなく、2~3週間分程度を基本にし、納期に合わせて調整します。

仕入れ頻度も販売速度に応じて変えます。

月60鉢売れる商品を月1回60鉢仕入れると、月初に在庫が集中します。

週1回15鉢程度ずつ補充すれば、販売変動へ対応しやすくなります。

月120鉢売れる商品なら週2回発注する方が安全な場合もあります。

例えば月曜20鉢、木曜20鉢などです。

送料とのバランスを考えながら、高回転商品だけ補充頻度を上げます。

他の商品まで毎日発注する必要はありません。

在庫確認も高回転商品だけ毎日行う方法があります。

全300商品を毎日確認するのは負担ですが、売上上位20商品なら5~10分程度で確認できる場合があります。

毎朝、「現在庫」「前日販売数」「発注済み」「入荷予定日」の4項目だけ確認します。

例えば前日10鉢売れた商品があれば、通常より動きが速いことに気づけます。

週単位だけではなく日次の急変にも対応できます。

店舗とECを同時に運営している場合、高回転商品の在庫は一元管理することが重要です。

店頭在庫20鉢、EC在庫20鉢と別々に設定していても、実物が20鉢しかなければ二重販売の危険があります。

実在庫20鉢から予約・EC注文引当を差し引いた販売可能在庫を基準に発注します。

例えば実在庫20鉢、EC注文5鉢、予約3鉢なら販売可能在庫12鉢です。

発注点18鉢ならすでに補充対象です。

販売データは「仕入れ数」ではなく「実販売数」で判断しましょう。

大量に仕入れたから売れ筋に見えるのではなく、何日で何鉢売れたかを見ることが重要です。

例えば50鉢仕入れて40鉢売れた商品と、10鉢仕入れて10鉢完売した商品では、後者の方が需要を取りこぼしている可能性があります。

欠品期間が長ければ、実際にはさらに売れていた可能性があります。

そのため「販売数+欠品日数」まで確認して、需要を判断します。

高回転商品は月1回発注基準を見直しましょう。

例えば1日平均販売数が2鉢から3鉢へ増えた場合、納期4日なら納期中需要は8鉢から12鉢へ増えます。

安全在庫を含めると発注点も4~6鉢以上引き上げる必要があります。

売上が伸びているのに半年間同じ発注点では、欠品が増えるのは自然です。

植物仕入れ方法では、売れ筋ほど細かく管理し、低回転商品ほど管理頻度を下げるメリハリが重要です。

直近7日・28日の販売数、納期、安全在庫、発注済み数量を使い、高回転商品だけ毎日~週2回確認することで、全体の作業を増やしすぎず欠品を防ぎやすくなります。

よくある質問

Q1. 高回転商品の発注点はどう決めますか?

A. 「1日平均販売数×納期+安全在庫」で計算します。1日3鉢、納期4日、安全在庫6鉢なら18鉢が一つの目安です。

Q2. 販売数は何日分を参考にすればよいですか?

A. 直近28日を基本にしながら、直近7日の販売速度が20%以上変化していないか確認するとよいでしょう。

Q3. 高回転商品は何日分在庫すればよいですか?

A. 納期や販売変動によりますが、例えば14~21日分程度を基本にして調整する方法があります。

Q4. 売れ筋商品は毎日確認する必要がありますか?

A. 全商品ではなく売上上位10~20商品だけ毎日確認すると、作業負担を抑えながら欠品を防ぎやすくなります。

Q5. 欠品をゼロにするため大量在庫を持つべきですか?

A. 過剰在庫につながるためおすすめできません。欠品日数と平均在庫日数の両方を見て調整しましょう。

まとめ

高回転商品の欠品を防ぐには、在庫数ではなく販売速度を基準に発注することが重要です。1日3鉢売れ、納期4日なら12鉢が納期中に必要となり、安全在庫6鉢を加えると発注点18鉢が目安になります。さらに直近7日と28日の販売数を比較し、需要が20%以上増えている場合は発注点を調整しましょう。植物仕入れ方法では、売上上位10~20商品を重点管理し、欠品月1日以下、在庫14~21日分など自店独自の基準を作ることで、販売機会を逃しにくくなります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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