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植物の仕入れで利益商品が分からない!粗利と回転率で選ぶ仕入れ方法
植物の仕入れ
植物の仕入れで利益商品が分からない!粗利と回転率で選ぶ仕入れ方法
「売れているのに利益が残らない」「利益率が高い植物を仕入れたい」「高単価商品と安い商品、どちらを増やせばいいのか分からない」と悩んでいませんか。植物仕入れ方法を改善するとき、販売価格と仕入れ価格の差だけを見るのでは不十分です。利益を安定させるためには、1鉢当たりの粗利益に加えて、その商品が何日で売れるかという在庫回転も確認する必要があります。高利益でも半年売れない商品より、利益額は小さくても毎週売れる商品の方が店舗経営へ貢献する場合があります。今回は、粗利額、粗利率、在庫回転日数を使って仕入れ商品を判断する方法を解説します。
粗利と回転率で選ぶ仕入れ方法
植物の仕入れを考える際、「仕入れ価格が安い商品ほど儲かる」と考えてしまうことがあります。しかし、実際の利益は販売価格や販売速度によって変わります。
例えばA商品を1,000円で仕入れて2,000円で販売すると、単純な粗利益は1,000円です。
B商品を5,000円で仕入れて9,000円で販売すると、粗利益は4,000円です。
1鉢当たりではB商品の方が4倍大きな粗利益があります。しかし、A商品が1週間に10鉢売れ、B商品が1か月に1鉢しか売れない場合、店舗全体への貢献度は変わります。
A商品は1週間で粗利益10,000円、4週間なら40,000円です。B商品は1か月で4,000円です。
つまり、1鉢当たりの利益だけではなく「どれくらいの頻度で売れるか」を確認することが重要です。
まず把握したいのが「粗利益額」です。基本的には販売価格から商品原価を引いて計算します。
例えば販売価格3,000円、実質仕入れ原価1,800円なら粗利益は1,200円です。
次に粗利率を確認します。この例では1,200円÷3,000円×100で40%です。
一方、販売価格10,000円、仕入れ原価7,000円なら粗利益3,000円、粗利率30%です。粗利率は低くても、1鉢当たりの利益額は高くなります。
どちらの商品が良いかは、販売速度まで確認して判断します。
そこで重要なのが「在庫回転日数」です。簡単には、入荷してから販売されるまで平均何日かかっているかを記録します。
例えばA商品が平均10日、B商品が平均20日、C商品が平均90日で売れているなら、C商品は資金が長期間在庫として固定されやすい商品です。
仮にC商品の仕入れ原価が10,000円なら、1鉢売れるまで約3か月間10,000円が在庫として残ります。
一方、1,500円の商品が10日で売れれば、その資金を1か月に約3回転させられる可能性があります。
例えば1,500円で仕入れた商品を2,500円で販売し、1回の粗利益が1,000円だとします。10日で売れて月3回転できれば、同じ1,500円の仕入れ資金から理論上3,000円分の粗利益を作れる可能性があります。
このように、植物仕入れでは「高粗利商品」と「高回転商品」を組み合わせることが重要です。
例えば商品構成を、売れ筋高回転商品50%、安定商品30%、高粗利・高単価商品15%、テスト商品5%などに分ける方法があります。
すべてを高額植物にすると資金回転が遅くなり、すべてを低価格商品にすると売上金額を作りにくくなることがあります。
商品別の利益を見るために、最低でも「仕入れ原価」「販売価格」「粗利益」「販売までの日数」の4項目を記録しましょう。
例えば3か月間のデータを集め、粗利益上位10商品と販売速度上位10商品を比較します。
両方に入っている商品があれば、非常に優秀な主力商品と考えられます。粗利益は高いが販売速度が遅い商品は仕入れ数量を少なくし、粗利益は小さいが販売速度が非常に速い商品は数量を多めにする、といった調整ができます。
値下げ率も確認しましょう。仕入れ時には利益が出る予定でも、売れ残って30%値下げすれば、利益は大きく減ります。
例えば4,000円で販売予定の商品を2,800円へ30%値下げし、仕入れ原価が2,500円なら、粗利益は300円しか残りません。
そのため、長期在庫になりやすい商品は、仕入れ時の予定粗利益ではなく「実際の販売価格」で評価する必要があります。
おすすめなのは、30日、60日、90日で在庫を分類することです。
30日以内に売れる商品は高回転、31~60日は標準、61日以上は低回転など、自店独自の基準を作ります。
低回転商品については、次回仕入れを50%減らす、1鉢だけにする、いったん仕入れを停止するなど具体的なルールを作りましょう。
また、仕入れ先別の粗利益を見る方法もあります。A社の商品は平均粗利率40%、B社は35%でもB社の商品は平均15日で売れ、A社は45日かかる場合、どちらが自店にとって有利かは単純な粗利率だけでは判断できません。
月1回、商品別に「粗利益×販売数」を計算すると、実際にどの商品が利益を生んでいるか分かります。
例えば粗利益500円の商品が月100鉢売れれば50,000円です。粗利益5,000円の商品が月3鉢なら15,000円です。高単価だから利益貢献が高いとは限りません。
植物仕入れ方法を改善するには、「安い商品を探す」から「利益を生む商品を増やす」という考え方に変えることが重要です。
粗利益額、粗利率、販売数、在庫日数を毎月確認し、3か月ごとに商品構成を見直しましょう。数字を使って判断することで、売上だけではなく利益を意識した仕入れができるようになります。
よくある質問
Q1. 利益が高い植物はどうやって判断しますか?
A. 1鉢当たりの粗利益だけでなく、月間販売数と販売までの日数も確認しましょう。高利益でも売れなければ資金が在庫に固定されます。
Q2. 粗利率は高いほどよいですか?
A. 高いことは重要ですが、販売速度も確認する必要があります。粗利率が多少低くても回転が速い商品は利益に貢献する場合があります。
Q3. 在庫回転日数はどのくらいがよいですか?
A. 商品カテゴリーによります。自店で30日以内、60日以内、90日以上などに分けて比較すると判断しやすくなります。
Q4. 高額植物は仕入れない方がよいですか?
A. その必要はありません。ただし販売速度が遅い場合は1~2鉢程度に数量を抑えるなど、資金が固定されすぎないようにしましょう。
Q5. 商品別の利益はどのくらいの頻度で確認すべきですか?
A. 月1回確認し、3か月ごとに仕入れ数量や商品構成を見直すと改善しやすくなります。
まとめ
利益を意識した植物仕入れでは、仕入れ価格だけでなく粗利益額、粗利率、販売数、在庫回転日数を確認することが重要です。1鉢で4,000円利益が出る商品でも月1鉢しか売れない場合、1鉢1,000円の利益で月40鉢売れる商品の方が利益貢献は大きくなります。30日、60日、90日など在庫期間を分類し、高回転商品と高粗利商品をバランスよく組み合わせましょう。植物仕入れ方法を数字で見直すことで、売上だけではなく利益を残せる商品構成を作りやすくなります。
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