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観葉植物市場で仕入れた商品が売れ筋から外れる!ABC分析で優先順位をつける仕入れ改善法
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた商品が売れ筋から外れる!ABC分析で優先順位をつける仕入れ改善法
観葉植物市場で数多くの商品を仕入れていると、「何を優先して補充すべきか分からない」「売れない商品まで同じように仕入れてしまう」と悩むことがあります。全商品を同じ重要度で管理すると、売れ筋の欠品と不人気商品の過剰在庫が同時に起こりやすくなります。そこで役立つのが、販売実績に応じて商品をA・B・Cの3グループに分けるABC分析です。今回は、観葉植物市場での仕入れにABC分析を取り入れ、確認頻度や安全在庫、仕入れ数量を変えることで、効率よく売れ筋を確保する方法を具体的な数字とともに解説します。
100品種をA・B・Cに分けて確認時間を絞る
観葉植物市場で仕入れ商品が増えてくると、すべての品種を毎回細かく確認するのは大変です。
たとえば100品種を扱っている店舗で、1品種につき販売数、現在庫、販売日数、価格、仕入れ状況を確認するのに1分かかれば100分です。これを週1回行うだけでも月400分、約6時間40分になります。
そこで、商品を売上や販売数量に応じてA・B・Cへ分類します。
一例として、売上への貢献が大きい上位20%程度をA商品、中間30%程度をB商品、残り50%程度をC商品とします。
100品種ならA20品種、B30品種、C50品種です。
ただし、必ず20%・30%・50%にする必要はありません。自店で管理しやすい比率に調整します。
A商品は安全在庫を含む目標数を週2回確認する
A商品は最も欠品を避けたい商品です。
直近4週間で安定して売れ、売上や利益への貢献が大きい商品を選びます。
例えばA商品が週平均8鉢売れ、次回市場まで7日ある場合、少なくとも8鉢程度の需要が予測されます。
さらに安全在庫2〜3鉢を加え、10〜11鉢程度を目標在庫にします。
A商品は週2回、たとえば月曜日と木曜日に現在庫を確認する方法があります。
在庫が5鉢まで減っているなら、次回市場で優先的に補充します。
B商品は週次、C商品は少量で管理する
B商品は一定の販売実績があるものの、Aほど頻繁には売れない商品です。
週1回確認し、平均販売数の1〜2週間分程度を目安にします。
例えば月8鉢、週約2鉢売れる商品なら、4〜5鉢程度を持つ方法があります。
C商品は販売速度が遅い商品、新商品、季節商品、スポット商品などです。
C商品まで安全在庫を厚くすると過剰在庫になりやすいため、1〜3鉢程度、または必要なときだけ仕入れる方法にします。
ここで重要なのは、C商品を「不要な商品」と決めつけないことです。
一点物や売場演出、新商品などは販売数量が少なくても店舗の魅力に必要な場合があります。
その場合は「C商品=少量管理」と考えます。
売上Aと数量Aを分けて欠品防止にも役立てる
ABC分析は売上金額だけでなく、販売鉢数でも確認すると効果的です。
例えば1鉢3万円の商品が月2鉢売れれば売上6万円です。
1鉢1,000円の商品が月50鉢売れれば5万円です。
売上だけなら高単価商品がAになる可能性がありますが、欠品防止という視点では50鉢売れる商品も非常に重要です。
そのため、「売上A」と「数量A」を分けて管理する方法もあります。
売上Aは利益・売上重視、数量Aは欠品防止重視です。
月1回の仕入れ分析では売上金額、週次では販売数量を見ると分かりやすくなります。
月次データを基に3か月単位で分類を見直す
商品分類は固定しないことも重要です。
新商品としてCに入っていた植物が、3か月連続で月20鉢以上売れるようになればBやAへ昇格させます。
反対にA商品だった植物が、3か月で販売数30鉢から15鉢、8鉢へ落ちている場合はBへ変更します。
目安として月1回販売データを確認し、3か月単位でABC分類を見直します。
たとえば100品種中、3か月でAからBへ5品種、BからAへ3品種、CからBへ4品種移動したとします。
この入れ替えがあることで、現在の売れ筋に合わせた仕入れ管理を維持できます。
仕入れ予算と在庫原価をABC別に配分する
仕入れ予算もABC別に配分できます。
月間仕入れ予算50万円なら、A商品60%で30万円、B商品25%で12万5,000円、C商品15%で7万5,000円などです。
A商品に予算を厚くすることで、売れ筋欠品を減らします。
一方、C商品は15%以内に抑えることで、新商品や一点物を試しながら資金が集中するのを防げます。
ABCごとの在庫日数も確認します。
A商品は平均20日、B商品40日、C商品80日だったとします。
C商品が長く残るのはある程度想定できますが、C商品の在庫金額が全体の50%を占めているなら問題です。
鉢数ではなく在庫原価も合わせて確認します。
C商品100鉢の原価30万円、A商品80鉢の原価20万円なら、販売速度の遅いCにより多くの資金が固定されています。
次回市場ではC商品の仕入れを20〜30%減らし、A商品の補充を優先します。
長期在庫をCへ移して追加仕入れを止める
さらに、長期在庫の商品を自動的にCへ移すルールも便利です。
60日以上売れていない商品は一旦C、90日以上なら追加仕入れ停止などです。
これにより、以前は売れ筋だったという理由だけで仕入れ続けることを防げます。
スタッフ間での仕入れ共有にもABCは有効です。
市場へ行く前に「A商品20品種は必ず確認」「Bは在庫5鉢以下なら補充」「Cは1品種3鉢まで」というルールを共有します。
担当者が変わっても仕入れ基準が大きくぶれにくくなります。
分類ごとに確認頻度を変えて管理を効率化する
毎週の確認時間も短縮できます。
A20品種を1品種30秒で見れば10分です。
B30品種を週1回15分程度、Cは月1回まとめて確認する方法なら、100品種すべてを毎週100分見る必要がなくなります。
観葉植物市場で効率よく仕入れを行うには、「全商品を平等に管理する」のではなく、「売上や販売速度に応じて管理の強弱を変える」ことが重要です。A商品は欠品防止、B商品は適正在庫、C商品は少量テストという役割を明確にすることで、仕入れ時間と在庫資金の両方を効率化できます。
よくある質問
Q1. ABC分析では何を基準に分類しますか?
A. 売上金額や販売数量を基準にできます。欠品対策では販売数量、利益管理では売上や粗利益を見ると便利です。
Q2. A商品は何品種くらいがよいですか?
A. 一例として全体の上位20%程度から始めると管理しやすくなります。
Q3. C商品は仕入れない方がよいですか?
A. いいえ。新商品や一点物もあるため、少量管理にして全体の10〜20%程度の予算で試す方法があります。
Q4. ABC分類はどのくらいの頻度で見直しますか?
A. 月1回販売データを確認し、3か月単位で分類を変更すると運用しやすくなります。
Q5. A商品はどのくらいの頻度で在庫確認すべきですか?
A. 売れ筋であれば週2回、Bは週1回、Cは月1回など重要度に応じて変える方法があります。
まとめ
観葉植物市場で仕入れの優先順位が分からない場合は、商品をA・B・Cの3段階に分けましょう。100品種ならA20品種、B30品種、C50品種などから始めます。Aは週2回確認して欠品を防ぎ、Bは週1回、Cは少量仕入れとします。仕入れ予算50万円ならA60%、B25%、C15%などに配分する方法も有効です。3か月ごとに販売実績を見直し、売れ始めた商品は昇格、売れなくなった商品は降格させることで、観葉植物市場での仕入れを常に現在の需要へ合わせやすくなります。
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