豊明卸問屋マガジン
人気の記事
観葉植物市場で仕入れた商品がネット掲載前に売れてしまう!店頭とECの在庫ズレを防ぐ管理方法
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた商品がネット掲載前に売れてしまう!店頭とECの在庫ズレを防ぐ管理方法
観葉植物市場で魅力的な商品を仕入れ、店頭とECサイトの両方で販売していると、「ネット掲載前に店頭で売れてしまった」「ECで注文が入ったのに店頭ですでに販売済みだった」と困ることがあります。観葉植物は一点物や個体差の大きい商品も多いため、同じ在庫を複数の販売チャネルで扱う場合は在庫情報の更新速度が重要です。今回は、観葉植物市場で仕入れた商品を店頭・EC・SNSなど複数チャネルで販売する際に、在庫ズレを減らすための登録タイミング、商品番号、更新頻度などを具体的な数字とともに解説します。
一点物に個別番号を付け販売直後にECを停止する
観葉植物市場から仕入れた商品を店頭とECの両方で販売する場合、最初に決めたいのが「どの商品を共通在庫にするか」です。
たとえば1回100鉢仕入れ、そのうち定番商品70鉢、一点物20鉢、新商品10鉢だったとします。
定番商品は同じ規格で複数鉢あるため共通在庫として管理しやすい一方、一点物は1鉢ごとに樹形が違うため、商品番号を個別に付けた方が安全です。
例えば一点物20鉢には「A001〜A020」のように番号を付けます。
店頭でA005が売れたら、EC側でもA005をすぐ販売停止にします。
このとき重要なのが更新頻度です。
1日1回しか在庫を更新しないと、午前中に店頭で売れた商品が夕方までECで購入可能な状態になる可能性があります。
一点物や高単価商品については、販売直後または30分以内など、自店なりの更新ルールを決めます。
定番在庫を1日2〜3回更新する
定番商品は在庫数が複数あるため、1日2〜3回の更新でも対応しやすい場合があります。
たとえば朝10時、午後2時、閉店前の3回です。
店頭とECで1日平均20鉢売れる店舗なら、この3回更新だけでも在庫差の発見を早めやすくなります。
掲載商品をA・B・Cに分け当日対応を絞る
次に、入荷から掲載までの時間を短縮します。
観葉植物市場から帰店後、検品に60分、値札付け30分、撮影60分、EC登録90分かかると、合計4時間です。
100鉢すべてを同日に掲載しようとすると作業負担が大きくなります。
そこで商品をA・B・Cに分類します。
Aは一点物・高単価・注目商品で、入荷当日または24時間以内に掲載。
Bは定番商品で48時間以内。
Cは店頭中心の商品としてEC掲載を省略するなど、優先順位をつけます。
例えば100鉢中A20鉢、B50鉢、C30鉢とします。
最初の20鉢だけ当日対応すれば、撮影や登録の作業を集中できます。
在庫ズレ率と発生時間帯から更新回数を変える
在庫ズレの件数も記録すると改善につながります。
1か月で店頭販売済みなのにECで注文が入ったケースが5件、EC販売済みなのに店頭に残っていたケースが3件なら、在庫ズレは8件です。
月間販売数400鉢なら2%です。
翌月4件なら1%、その次2件なら0.5%まで改善しています。
この「在庫ズレ率」を月1回確認すると管理精度が分かります。
また、在庫ズレがどの時間帯に起きているかも確認します。
8件中6件が土日に発生しているなら、週末だけ更新頻度を増やします。
平日は1日2回、土日は1日4回など、販売量に合わせて運用を変える方法があります。
EC掲載を売上上位品種へ絞り商品番号と写真を結ぶ
さらに、EC掲載商品数を増やしすぎないことも重要です。
店舗在庫300鉢すべてをECへ掲載すると、撮影、登録、価格変更、売切処理の作業量も増えます。
EC売上の80%を上位50品種で作っているなら、まず50〜100品種程度を重点的に掲載する方法もあります。
一点物については、写真と商品番号を必ず紐づけます。
同じフィカスが5鉢ある場合でも、「フィカス1」「フィカス2」ではなく、商品番号と正面写真を一致させます。
高さ約150cm、横幅70cmなどサイズ情報も記載しておくと、店頭スタッフが対象商品を見つけやすくなります。
店頭販売時にも商品番号を確認します。
たとえばA013を販売したら、その場で在庫を0にする、または「販売済み」へ変更します。
作業時間30秒でも、後でEC注文キャンセル対応に10分、20分かかることを考えれば効率的です。
ズレが多い間はEC専用と店頭専用に分ける
さらに、共通在庫を持たない方法もあります。
例えば一点物20鉢のうち10鉢をEC専用、10鉢を店頭専用にする方法です。
この場合、販売機会は分散しますが、二重販売リスクは減らせます。
月間在庫ズレが5%以上発生している場合は、一時的に販売チャネルを分け、管理体制を整えてから共通化する方法も検討できます。
週次照合で仕入れから在庫更新までを一体化する
また、週1回在庫照合を行います。
EC在庫50鉢なら、1鉢10秒で確認しても約8分です。
毎週10分程度の確認でズレを早めに発見できるなら、大きな負担ではありません。
高単価商品だけなら10〜20鉢程度を週2回確認する方法もあります。
観葉植物市場で仕入れた商品を複数チャネルで販売する場合、「仕入れ→撮影→掲載→販売→在庫更新」の流れを一つの仕組みにすることが重要です。一点物は個別番号、定番は数量管理、更新頻度は1日2〜4回など、自店の販売量に合わせてルールを決めることで在庫ズレを減らしやすくなります。
よくある質問
Q1. 一点物の商品はどう管理すればよいですか?
A. 1鉢ごとに商品番号を付け、写真と番号を紐づけて管理すると店頭とECの混同を減らせます。
Q2. 在庫は何回更新すればよいですか?
A. 定番商品は1日2〜3回、一点物は販売直後など、商品特性に応じて頻度を変える方法があります。
Q3. すべての商品をEC掲載するべきですか?
A. 必ずしも必要ありません。売れ筋や一点物など重点商品から掲載すると管理負担を抑えられます。
Q4. 在庫ズレ率はどう計算しますか?
A. 月400鉢販売して在庫ズレが8件なら、約2%です。
Q5. 店頭とECを別在庫にする方法もありますか?
A. はい。在庫ズレが多い場合は、一部商品を店頭専用・EC専用に分ける方法もあります。
まとめ
観葉植物市場で仕入れた商品を店頭とECで同時販売する場合は、在庫更新のルールを明確にしましょう。一点物は1鉢ごとに商品番号を付け、販売直後に在庫を更新します。定番商品は朝・昼・閉店前など1日2〜3回確認する方法も有効です。月400鉢販売して在庫ズレ8件なら2%なので、1%、0.5%と改善目標を設定できます。入荷商品もA・B・Cに分け、重点商品は24時間以内に掲載するなど優先順位を決めることで、観葉植物市場からの仕入れを店頭とECの両方で効率よく販売できます。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
