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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で大型植物を仕入れたら置き場所がない!売場面積から仕入れ数を決める方法

植物の仕入れ

観葉植物市場で大型植物を仕入れたら置き場所がない!売場面積から仕入れ数を決める方法

観葉植物市場で存在感のある大型植物を見ると、「店頭に置けば目立ちそう」「大型商品の品揃えを増やしたい」と仕入れたくなります。しかし実際に店舗へ持ち帰ると、「置き場所がない」「通路が狭くなった」「小型商品の売場まで大型植物に占領された」という問題が起こることがあります。大型観葉植物は1鉢あたりの占有面積が大きいため、販売数だけでなく売場面積を考えて仕入れる必要があります。今回は、売場の使用可能面積と1鉢あたりの必要スペースを数字で確認し、大型植物の仕入れすぎを防ぐ方法を解説します。

葉張りを含む占有面積から大型鉢数を考える

観葉植物市場で大型商品を仕入れる場合、最初に考えたいのは「何鉢売れそうか」だけではなく「何鉢置けるか」です。

大型観葉植物は鉢の直径だけを見ると、それほど場所を取らないように感じる場合があります。

しかし実際には葉が横へ広がり、周囲に空間が必要です。

例えば鉢の直径40cmでも、葉張りが80cm程度ある植物なら、単純計算で約0.64平方メートルの範囲を使うことがあります。

10鉢なら約6.4平方メートルです。

売場全体が50平方メートルなら、10鉢だけで約13%相当の面積になります。

もちろん植物同士の葉を多少重ねることもありますが、通路や接客スペースも必要なので、実際の売場では余裕を持つ必要があります。

大型ゾーンの面積と空きスペースで仕入れ上限を決める

まず店舗の「大型植物に使える面積」を決めます。

例えば売場50平方メートルのうち、大型植物ゾーンを20%に設定するなら10平方メートルです。

1鉢平均0.8平方メートル必要なら、単純には12鉢程度が上限になります。

現在10鉢ある状態で市場からさらに10鉢仕入れれば20鉢となり、設定したスペースを大きく超えてしまいます。

そこで市場へ行く前に「大型在庫数」と「空きスペース」を確認します。

大型ゾーン上限12鉢、現在庫8鉢なら空きは4鉢です。

その日の大型仕入れは基本4鉢以内とすることで、現地で魅力的な商品を見つけても買いすぎを防げます。

売場上限と在庫日数上限を同時に設定する

次に、大型植物の販売速度を確認します。

月平均6鉢売れる店舗で20鉢在庫すれば、単純計算で約3.3か月分です。

月10鉢売れるなら20鉢でも2か月分です。

「置けるから買う」だけでなく、「何日で売れるか」も同時に見る必要があります。

おすすめは、大型植物について「売場上限」と「在庫日数上限」の2つを設定することです。

例えば売場上限12鉢、在庫目安30〜45日以内などです。

現在12鉢あり、月平均8鉢売れるなら約1.5か月分なので一つの目安に収まります。

しかし12鉢あり、月2鉢しか売れないなら6か月分です。売場には置けても仕入れ過多です。

高さと横幅を測り搬入口・車両条件まで確認する

大型商品は高さでも分類します。

例えば「100〜150cm」「151〜180cm」「181cm以上」の3区分です。

高さだけでなく横幅も記録します。

同じ180cmでも細身の植物と横に広がる植物では必要面積が異なるからです。

市場で候補商品を選ぶ際は、最低でも高さとおおよその横幅の2つを確認します。

店舗の入口が幅90cmしかない場合、横幅120cmの商品をそのまま搬入できない可能性もあります。

売場だけでなく搬入口、エレベーター、車両荷室なども事前に確認しておきましょう。

例えば車両荷室高が140cmなら、高さ180cmの商品を立てたまま積載できません。

枝葉を傷めず積めるかまで考えて仕入れ判断をします。

大型在庫の原価上限で資金の偏りを防ぐ

大型商品は販売価格が高くなりやすいため、在庫金額も管理します。

原価1万円の商品を10鉢持てば10万円です。

原価2万円なら20万円です。

大型商品全体の仕入れ原価上限を月20万円、または総在庫原価の15%以内などと設定する方法があります。

数量だけではなく金額でも上限を持つことで、資金が大型商品に偏ることを防げます。

30日以内販売率で大型上限を増減する

さらに、大型商品の「30日以内販売率」を月1回確認します。

月初に10鉢あり、そのうち30日以内に6鉢売れれば60%です。

3か月連続で30日以内販売率が30%以下なら、仕入れ数量を20〜30%減らすなど見直します。

反対に毎月80%以上売れ、欠品問い合わせも多いなら、上限を12鉢から15鉢へ増やすことを検討できます。

販売在庫と演出用を分けて管理する

大型植物は売場の演出商品としての役割もあります。

すべてが短期間で売れなくても、店の雰囲気を作るために2〜3鉢必要という考え方もできます。

その場合は「販売在庫10鉢+演出用2鉢」のように分けて管理します。

演出用まで販売在庫として考えると、仕入れ判断が分かりにくくなるためです。

週次通路確認と月次写真で占有状況を見直す

また、大型植物が売場に増えすぎると通路が狭くなります。

お客様が植物を避けながら歩く状態になる前に、週1回程度売場を確認します。

大型商品が通路へ10cm、20cmとはみ出していないか、他の商品を隠していないかを見るだけでも効果があります。

月1回は売場全体の写真を撮影し、大型商品の占有状況を確認する方法も有効です。

観葉植物市場で大型植物を仕入れるときは、「魅力的だから」という理由だけで数量を決めず、売場面積、現在庫、月間販売数、搬入条件、在庫金額という5つの数字を確認することが重要です。大型商品に使える面積と鉢数の上限を決めておけば、店舗へ戻ってから「置く場所がない」という問題を減らすことができます。

よくある質問

Q1. 大型観葉植物は何鉢まで仕入れればよいですか?

A. 売場面積と販売速度によって異なります。まず大型植物に使える面積を決め、1鉢あたりの必要スペースから上限を設定しましょう。

Q2. 鉢の直径だけ確認すればよいですか?

A. 葉張りによって占有面積が大きく変わるため、高さと横幅も確認することが重要です。

Q3. 大型商品の在庫日数はどのくらいを目安にしますか?

A. 店舗によって異なりますが、まず30〜45日程度を一つの基準にし、実際の販売速度から調整する方法があります。

Q4. 市場へ行く前に何を確認すればよいですか?

A. 現在の大型在庫数、空きスペース、直近30日の販売数、搬入条件、在庫金額などを確認しましょう。

Q5. 売場演出用の大型植物はどう管理しますか?

A. 販売在庫と分け、「販売用10鉢・演出用2鉢」など目的別に管理すると仕入れ判断がしやすくなります。

まとめ

観葉植物市場で大型植物を仕入れすぎて置き場所に困る場合は、売場面積から仕入れ上限を決めましょう。大型植物用スペースが10平方メートルで、1鉢平均0.8平方メートル必要なら上限は約12鉢です。現在8鉢なら、新規仕入れは基本4鉢以内と判断できます。ただし、売場に置けても月2鉢しか売れない商品を12鉢持てば約6か月分になるため、販売速度も重要です。売場面積、在庫日数、搬入条件、在庫金額、30日以内販売率を組み合わせ、観葉植物市場で大型商品の仕入れすぎを防ぎましょう。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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