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観葉植物市場で仕入れた商品が同時に売れ残る!偏った仕入れを防ぐポートフォリオ管理
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた商品が同時に売れ残る!偏った仕入れを防ぐポートフォリオ管理
観葉植物市場で商品を仕入れていると、「大型ばかり残った」「高単価商品が一斉に動かなくなった」「似たタイプの商品を仕入れすぎた」と困ることがあります。1品種ごとの仕入れ量は適正でも、全体を見たときに同じ価格帯やサイズ、用途へ偏っていると、需要が落ちた際に複数の商品が同時に売れ残る可能性があります。そこで重要になるのが、観葉植物の仕入れをカテゴリーごとに分散させる考え方です。今回は、観葉植物市場で在庫を偏らせないために、サイズ・価格・用途・商品タイプを組み合わせて仕入れ構成を管理する方法を具体的な数字とともに解説します。
販売実績に合わせサイズと価格帯の目標比率を置く
観葉植物市場で仕入れを行う際、品種ごとの数量だけを見ていると、全体の偏りを見落とすことがあります。
たとえば100鉢仕入れ、1品種あたり5鉢以下に抑えていたとしても、そのうち70鉢が大型植物だった場合、大型商品の需要が落ちれば多くの在庫が同時に残る可能性があります。
そこで、仕入れ全体を複数の軸で確認します。
最初に見たいのがサイズです。「小型」「中型」「大型」の3区分程度に分けます。
たとえば100鉢仕入れる場合、小型50鉢、中型35鉢、大型15鉢という構成です。自店の販売実績が小型中心なら、小型60%、中型30%、大型10%などでもよいでしょう。
次に価格帯です。
販売価格を「3,000円未満」「3,000〜5,000円」「5,000〜1万円」「1万円以上」の4段階程度に分けます。
直近100件の販売実績で、3,000円未満45件、3,000〜5,000円30件、5,000〜1万円20件、1万円以上5件だった場合、高価格帯の需要は限定的です。
この店舗で仕入れ商品の40%を1万円以上にすると、販売実績との大きなズレが生まれます。
そのため、販売実績を参考に「低価格45%、中価格30%、高価格20%、プレミアム5%」など目標比率を設定します。
用途と商品タイプを加えて仕入れ構成を分散する
3つ目は用途です。「自宅用」「ギフト」「法人・店舗用」「コレクター向け」など4区分程度に分けます。
たとえば自宅用需要が全体の60%を占める店舗なら、日常的に購入しやすいサイズと価格の商品を中心にする必要があります。
一方、開店祝いなど法人ギフトが多い店舗では、大型や高価格商品の比率を上げることもできます。
4つ目は商品タイプです。「定番」「季節」「トレンド」「希少」の4種類に分ける方法があります。
仕入れ100鉢なら、定番60鉢、季節20鉢、トレンド10鉢、希少10鉢などです。
このように複数軸で見ることで、「大型・高価格・希少商品」が同時に増えすぎることを防ぎやすくなります。
大型・高価格・希少が重なる商品群を分ける
たとえば大型15鉢のうち、10鉢が1万円以上の希少品種だった場合、大型・高価格・希少という3つのリスクが同じ商品群に集中しています。
この状態なら、大型15鉢の内訳を「定番大型8鉢、高価格大型4鉢、希少大型3鉢」などに分散させることを検討できます。
また、仕入れ金額ベースでも確認しましょう。
100鉢のうち大型が15鉢しかなくても、仕入れ金額では全体の50%を占めている場合があります。
たとえば月間仕入れ額50万円のうち、大型商品25万円、小型15万円、中型10万円なら、大型に資金の50%が集中しています。
鉢数だけを見ると15%でも、資金面では50%です。
そこで「鉢数構成」と「仕入れ金額構成」の両方を月1回確認します。
30日以内販売率を複数条件で分析する
さらに、カテゴリーごとの30日以内販売率も記録します。
小型85%、中型75%、大型40%という結果なら、大型商品の仕入れ比率を減らす判断材料になります。
反対に大型商品でも定番タイプは70%売れ、希少タイプは20%しか売れないのであれば、大型全体を減らすのではなく希少大型だけを減らします。
このように「大型だから売れない」と大きくまとめず、2つ以上の条件を組み合わせて分析することが重要です。
月1回4つの構成比を見て偏りを早期修正する
おすすめは月1回、15〜30分程度で仕入れ構成を確認することです。
「サイズ比率」「価格帯比率」「商品タイプ比率」「仕入れ金額比率」の4つを見るだけでも、偏りを早めに発見できます。
たとえば高価格商品が前月15%、今月25%、翌月35%と増えている場合、販売実績が増えていなければ注意が必要です。
次回仕入れでは高価格商品の数量を20〜30%抑え、定番や中価格帯へ振り替えます。
観葉植物市場では魅力的な商品が多いため、その日の商品に影響されると仕入れ構成が偏りやすくなります。個別商品だけでなく、売場全体を一つのポートフォリオとして考え、サイズ、価格、用途、タイプを分散させることが重要です。
よくある質問
Q1. 仕入れ商品の偏りはどう確認すればよいですか?
A. サイズ、価格帯、用途、商品タイプの4つ程度に分け、それぞれの比率を月1回確認すると分かりやすくなります。
Q2. 大型植物は何%くらいが適切ですか?
A. 店舗の販売実績によって異なります。過去3〜6か月の販売数量を確認し、実際の需要に合わせて設定しましょう。
Q3. 鉢数だけ見れば十分ですか?
A. いいえ。高単価商品は鉢数が少なくても仕入れ金額が大きいため、金額比率も確認することが重要です。
Q4. 定番商品と希少商品はどのくらいに分ければよいですか?
A. 一例として定番60%、季節20%、トレンド10%、希少10%などから始める方法があります。
Q5. 偏りを見つけたら一気に仕入れ構成を変えるべきですか?
A. 一度に大きく変えず、まず10〜30%程度調整し、その後の販売結果を確認すると安全です。
まとめ
観葉植物市場で複数の商品が同時に売れ残る場合、個別の仕入れ量ではなく、全体の構成が偏っている可能性があります。小型・中型・大型、価格帯、用途、定番・希少など複数の軸で仕入れを確認しましょう。特に鉢数だけでなく仕入れ金額の比率を見ることが重要です。大型が鉢数15%でも仕入れ金額50%なら、資金リスクは大きくなります。月1回、サイズ・価格・タイプ・金額の4つを確認し、偏ったカテゴリーを10〜30%ずつ調整することで、観葉植物市場で一斉に在庫が残るリスクを抑えやすくなります。
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