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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で仕入れた商品が値崩れする!価格競争に巻き込まれない仕入れの工夫

植物の仕入れ

観葉植物市場で仕入れた商品が値崩れする!価格競争に巻き込まれない仕入れの工夫

観葉植物市場で人気商品を仕入れたものの、「周囲の店舗でも同じ商品が増えて価格が下がった」「安売りしないと売れなくなった」と困ることがあります。流通量が増えた商品や定番品種は、競合店でも取り扱いやすいため価格比較されやすくなります。仕入れ価格が安くても、販売価格まで下がれば利益は残りません。今回は、観葉植物市場で価格競争に巻き込まれにくい商品構成を作るために、定番・付加価値・一点物を組み合わせる方法を具体的な数字とともに解説します。

定番60%・付加価値25%・一点物15%で仕入れる

観葉植物市場で価格競争が起きやすい商品には、一つの共通点があります。それは「他店と比較しやすいこと」です。

品種、サイズ、鉢、樹形が似ている商品が複数の店舗で販売されている場合、お客様は価格を比較しやすくなります。

たとえば同じ6号サイズの植物をA店3,000円、B店2,800円、C店2,500円で販売していれば、商品の違いが分からない場合は安い店が選ばれやすくなります。

そこで重要なのが、すべての商品を価格比較されやすい定番商品だけにしないことです。

たとえば仕入れ100鉢を「定番60%」「付加価値商品25%」「一点物・希少商品15%」に分ける方法があります。

定番60鉢は価格帯を意識しながら安定して販売する商品です。付加価値商品25鉢は鉢カバーとのセット、樹形の良い商品、用途提案などで差別化します。一点物15鉢は樹形やサイズが個性的で、単純比較されにくい商品です。

定番商品は集客には重要ですが、利益率だけを見ると価格競争の影響を受けやすい場合があります。

鉢セットと樹形・用途情報で単純比較を避ける

たとえば仕入れ1,500円の商品を3,000円で販売していたものが、競合に合わせて2,500円へ下げれば売上差は1鉢500円です。

月50鉢販売するなら2万5,000円、年間600鉢なら30万円の差になります。

このため、価格を下げる前に「商品自体を比較されにくくする方法」がないかを考えます。

たとえば植物だけで販売するのではなく、鉢カバーとのセット商品にする方法があります。

植物1,500円、鉢カバー800円、その他資材200円で原価合計2,500円の商品を4,500円で販売すれば、単純な植物単体価格では比較されにくくなります。

また、同じ品種でも樹形で差別化できます。仕入れ時に100鉢の中から樹形の良い10鉢を選び、「一点物」として提案する方法です。

商品説明も重要です。「観葉植物5,000円」だけではなく、「高さ約130cm」「横幅約70cm」「リビング向け」など、サイズや用途を具体的に伝えます。

お客様が価格だけでなく「自宅に合うか」で判断できる情報を増やすことで、単純な価格比較から離れやすくなります。

販売価格と値下げ率から仕入れ数量を調整する

さらに、価格競争が起きている商品を数字で把握しましょう。

主要20品種について月1回、販売価格と値下げ率を確認します。

たとえば商品Aは3か月で販売価格3,500円→3,200円→2,900円と下落し、値下げ率も5%→15%→25%と上昇しているなら、価格競争が強くなっている可能性があります。

この場合、次回仕入れ数量を20〜30%減らす、別サイズへ切り替える、鉢セットにするなどの対策を検討します。

反対に、販売価格が半年間安定し、定価販売率90%以上の商品なら継続して仕入れやすいと判断できます。

また、同一品種でもサイズをずらす方法があります。競合が6号中心なら、自店は4号の低価格商品と8号の存在感ある商品を揃えるなど、直接比較されにくい構成にします。

3つの価格帯と定価販売率で値崩れを早期発見する

価格帯も3段階程度に分けると便利です。「入門価格」「主力価格」「プレミアム価格」です。

たとえば3,000円未満30%、3,000〜7,000円50%、7,000円以上20%など、自店の実績に合わせて調整します。

これによって、安い商品だけを求めるお客様にも、品質や見た目を重視するお客様にも対応しやすくなります。

価格競争で重要なのは、「絶対に値下げしない」ということではありません。市場環境によって価格調整が必要な場合もあります。

しかし、毎回競合価格に合わせて下げるだけでは利益が縮小し続けます。

そこで月1回、主要商品の「平均販売価格」「定価販売率」「値下げ率」を確認し、値崩れしている商品を早めに見つけることが重要です。

観葉植物市場で価格競争に巻き込まれない仕入れをするには、定番商品だけではなく、付加価値商品と一点物を組み合わせることがポイントです。仕入れ構成を60%・25%・15%などに分け、価格以外の選ばれる理由を作りましょう。

よくある質問

Q1. 値崩れしている商品は仕入れをやめるべきですか?

A. すぐに停止せず、数量を20〜30%減らす、サイズを変える、セット商品にするなどの対策を検討するとよいでしょう。

Q2. 価格競争を避ける方法はありますか?

A. 鉢カバーとのセット、樹形の良い一点物、用途提案など、単純比較されにくい商品を増やす方法があります。

Q3. 定番商品は何%くらい仕入れるとよいですか?

A. 一例として60%程度を定番にし、残りを付加価値商品や一点物にする方法があります。

Q4. 値崩れは何を見れば分かりますか?

A. 月ごとの平均販売価格、定価販売率、値下げ率を確認すると価格低下を把握しやすくなります。

Q5. 競合と同じ商品を扱わない方がよいですか?

A. 定番商品は必要ですが、サイズや鉢、樹形などを変え、直接比較されにくくする工夫が有効です。

まとめ

観葉植物市場で仕入れた商品の値崩れを防ぐには、すべてを定番商品にせず、付加価値商品や一点物を組み合わせることが重要です。定番60%、付加価値25%、一点物15%など、自店なりの構成を作りましょう。また、主要20品種程度について月1回、平均販売価格、定価販売率、値下げ率を確認し、価格が3か月連続で下がっている商品は仕入れ数量や販売方法を見直します。価格だけで比較されない商品づくりを意識することで、観葉植物市場で仕入れた商品の利益を守りやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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