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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で売れる時期が読めない!季節変動に強い仕入れ計画の立て方

植物の仕入れ

観葉植物市場で売れる時期が読めない!季節変動に強い仕入れ計画の立て方

観葉植物市場で仕入れをしていると、「先月はよく売れたのに今月は急に動かない」「季節によって売れる品種が変わり、仕入れ量を決めにくい」と悩むことがあります。観葉植物の販売は一年中一定ではなく、気温、引っ越し、新生活、ギフト需要、店舗改装などさまざまな要因によって変動します。販売量の変化を把握せず、毎月同じ数量を仕入れていると、売れ残りや欠品につながる可能性があります。今回は、観葉植物市場で季節変動に振り回されにくくするために、月別・週別の販売データを活用した仕入れ計画の立て方を具体的に紹介します。

12か月の販売指数で月別仕入れ量を調整する

観葉植物市場で仕入れ量を安定させるためには、まず「毎月同じ数量が売れる」という前提を捨てることが重要です。観葉植物は季節によって販売量が変わりやすく、春と冬では同じ品種でも売れ方が異なることがあります。

そこで最初に確認したいのが、過去12か月の月別販売数です。たとえば年間1,200鉢販売している店舗で、3月120鉢、4月150鉢、5月160鉢、12月60鉢、1月50鉢だったとします。この場合、春の販売量は冬の2〜3倍程度になっています。

この差を把握せず毎月100鉢ずつ仕入れると、春には欠品しやすく、冬には在庫が余る可能性があります。

まずは月ごとに「販売指数」を作る方法があります。年間平均販売数が月100鉢なら、それを100とします。4月が150鉢なら指数150、1月が50鉢なら指数50です。

この指数を仕入れ計画に活用します。通常月に100鉢仕入れる商品構成なら、指数150の月は130〜150鉢程度まで増やす、指数50の月は50〜70鉢程度まで抑えるなど、販売状況に合わせて調整します。

週別分散と品種の季節型で数量を柔軟に変える

ただし、月単位だけでは細かい変化を捉えられない場合があります。そこで繁忙期は週単位でも確認します。

たとえば4月の販売数150鉢が、「第1週25鉢、第2週30鉢、第3週40鉢、第4週55鉢」だった場合、月後半に需要が伸びています。このデータがあれば、月初に150鉢すべて仕入れるのではなく、40鉢、40鉢、35鉢、35鉢など複数回に分けることができます。

分散仕入れのメリットは、売れ行きを見ながら数量を調整できることです。予想より販売が遅ければ次回数量を20%減らし、想定以上に売れていれば10〜20%追加するなど柔軟に対応できます。

また、品種ごとの季節性も確認しましょう。店舗全体の売上が伸びる月でも、すべての商品が同じように売れるわけではありません。

主要20品種程度について過去12か月の月別販売数を確認し、「春型」「夏型」「年間安定型」「季節限定型」など4種類程度に分けます。

たとえば年間安定型の商品は毎月一定量を仕入れ、春型の商品は2〜4月に数量を増やすという方法です。

需要理由と消化率を月次で計画へ反映する

さらに、新生活、母の日、店舗改装需要など、販売が動いた理由を記録することも重要です。「4月だから売れた」だけではなく、「新生活需要で小型植物が増えた」「法人案件で大型商品が多かった」など理由を残しておけば、翌年の仕入れ精度が高まります。

最低でも月1回、主要商品の販売数と仕入れ数を比較しましょう。仕入れ100鉢に対して販売80鉢なら消化率80%、販売50鉢なら50%です。消化率が3か月連続で70%を下回る商品は、次回仕入れ量を見直す候補になります。

反対に毎月90%以上売れて欠品が続く商品は、仕入れ量を10〜20%増やすことを検討できます。

季節変動に対応するためには、一年分の仕入れ計画を完全に固定するのではなく、「基本計画+月1回の修正」という形にすることがポイントです。

観葉植物市場ではその日の入荷状況も変わるため、過去データだけですべてを予測することはできません。しかし、12か月の販売実績、週ごとの変化、品種ごとの季節性という3つの視点を持つことで、仕入れ数量のブレを小さくしやすくなります。

よくある質問

Q1. 季節ごとの仕入れ量はどう決めればよいですか?

A. 過去12か月の月別販売数を確認し、年間平均に対して各月が何%多いか少ないかを見ると判断しやすくなります。

Q2. 繁忙期は一度に多く仕入れた方がよいですか?

A. 必ずしもそうではありません。週単位に分けて仕入れることで、実際の販売状況に合わせて数量を調整しやすくなります。

Q3. 何品種くらい季節性を分析すればよいですか?

A. まず主要20品種程度から始めると管理しやすいでしょう。

Q4. 消化率はどのくらいを目安にすればよいですか?

A. 店舗によりますが、3か月連続で70%を下回る場合は仕入れ数量を見直すなど、自店独自の基準を設定すると便利です。

Q5. 仕入れ計画はどのくらいの頻度で修正すべきですか?

A. 基本計画を作ったうえで、最低でも月1回は実績を確認して修正することをおすすめします。

まとめ

観葉植物市場で売れる時期を読みやすくするためには、過去12か月の販売データを月別・週別に確認することが重要です。年間平均を100とした販売指数を作り、繁忙月は仕入れ量を増やし、閑散月は減らすという基本ルールを作りましょう。また、主要20品種程度を春型、夏型、年間安定型などに分類すると、さらに仕入れ精度を高められます。月1回、仕入れ数と販売数を比較し、消化率が70%以下なら減らす、90%以上なら増やすなど数字で修正することで、季節変動に強い仕入れ体制を作りやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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