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【売れない観葉植物をいつ諦めるか分からない!卸売市場仕入れ商品の見切り判断を決める方法】
植物の仕入れ
【売れない観葉植物をいつ諦めるか分からない!卸売市場仕入れ商品の見切り判断を決める方法】
「もう少し待てば売れる気がして、何か月も在庫を持っている」「値下げしても残っている商品を、いつ仕入れ停止にすればよいか分からない」と悩んでいませんか。観葉植物は生きた商品なので、一般商品より見切り判断が難しい面があります。成長して価値が高まる場合もあれば、管理期間が長くなるほど商品価値が落ちる場合もあります。今回は、観葉植物卸売市場で仕入れた商品の“続ける・減らす・やめる”を数字で判断する方法を解説します。
在庫日数・品質・販売反応から商品の見切り時期を決定
観葉植物販売では、「せっかく仕入れたから売れるまで置いておこう」という心理が働きやすいものです。
特に仕入れ担当者自身が気に入っている商品や、希少性の高い商品は「いつか売れる」と考えて長期間在庫にしやすくなります。
しかし、在庫を持ち続けることにもコストがあります。
例えば仕入れ価格5,000円の商品が6か月売れず、1平方メートルの売場を使っている場合、その5,000円だけでなく、そのスペースで別商品を販売できた機会も失っています。
見切り判断をするためには、感覚ではなく期限と数字を決めることが重要です。
1つ目は「30日・60日・90日の3段階で判断すること」です。
入荷30日では売場やPOPを見直します。
60日で価格や販売チャネルを変更します。
90日で「継続」「仕入れ停止」「処分」の判断を行います。
すべての商品を90日で処分する必要はありませんが、理由なく置き続けないための節目です。
2つ目は「販売率を見ること」です。
10鉢仕入れて30日で2鉢しか売れなければ販売率20%です。
60日で3鉢、90日で4鉢なら半年近く在庫が残る可能性があります。
2〜3回同じ結果が続くなら、次回仕入れを半減または停止する判断が必要です。
3つ目は「値下げしても売れたか」を確認することです。
定価5,000円の商品を10%値下げしても売れない場合、価格だけが原因ではない可能性があります。
さらに20%下げる前に、品種、サイズ、売場、需要そのものを見直します。
4つ目は「値下げ率の上限を決めること」です。
仕入れ2,500円、販売5,000円の商品を50%値下げすると2,500円となり、商品原価だけで利益がなくなります。
例えば値下げ上限20%まで、それ以上必要なら処分や別販路へ変更するなどルールを作ります。
5つ目は「在庫金額で判断すること」です。
売れない商品1鉢なら影響が小さくても、10鉢、20鉢なら話が変わります。
60日以上在庫の商品が合計20万円あるなら、優先的に改善する必要があります。
例えば総在庫100万円に対し、90日以上在庫が15万円なら15%です。
自店の目標を10%以下などに設定します。
6つ目は「売場スペースで判断すること」です。
大型商品1鉢が60日以上1平方メートルを使っている場合、小型商品ならその場所に10〜20鉢置けるかもしれません。
売場面積の10%以上を長期在庫が占めている場合は、価格以上の機会損失が発生している可能性があります。
7つ目は「問い合わせ数を見ること」です。
販売ゼロでも問い合わせが10件ある商品と、問い合わせゼロの商品では意味が違います。
問い合わせは多いが購入されないなら価格やサイズの問題かもしれません。
問い合わせもなく90日残るなら需要そのものが弱い可能性があります。
8つ目は「別サイズで試すこと」です。
8号が売れなくても5号なら売れる場合があります。
同じ品種を完全にやめる前に、前後1〜2サイズを少量試します。
例えば8号を3鉢仕入れて90日で1鉢しか売れなかった場合、次回は5号を3鉢だけ試します。
9つ目は「別価格帯へ変えること」です。
高品質な生産者の商品が高過ぎて売れない場合、別生産者へ変えて販売価格を下げる方法があります。
逆に安い商品が見栄え不足で売れないなら、高品質商品へ変えることで改善する場合もあります。
10個目は「販売方法を3回変えても動かなければ停止候補にすること」です。
例えば、
1回目:売場変更
2回目:SNS・POP強化
3回目:価格やセット変更
の3つを試します。
それでも90日以上動かなければ、仕入れ停止候補とします。
11個目は「仕入れ停止期間を決めること」です。
完全に永久停止する必要はありません。
例えば3か月仕入れを止め、その間に既存在庫を販売します。
3か月後に問い合わせが増えていれば再開できます。
12個目は「季節商品を誤って見切らないこと」です。
冬に売れない商品を完全終了し、春に需要を逃すことがあります。
前年同月や12か月販売データを確認し、季節性が強い商品は「期間休止」とします。
13個目は「仕入れ担当者の思い入れを数字で補正すること」です。
「この植物は絶対に良い」という感覚があっても、90日販売率20%、問い合わせゼロ、値下げ後も動かないなら店舗需要とは合っていない可能性があります。
仕入れ担当者の好みと顧客需要を分けて考える必要があります。
14個目は「見切り商品の理由を記録すること」です。
高価格、サイズ大、需要不足、品質、季節、競合など原因を5〜6分類します。
半年で仕入れ停止10品種のうち7品種が「価格高」なら、商品選定ではなく仕入れ原価に問題があると分かります。
15個目は「見切りで空いた予算を次の商品へ回すこと」です。
月3万円分の死に筋商品の仕入れを停止したなら、その3万円をすべて新商品へ使う必要はありません。
例えば1万5,000円を売れ筋補充、1万円を新商品、5,000円を予備費へ回します。
16個目は「処分ではなく別販路を検討すること」です。
店頭で売れない商品でも、法人向け、EC、アウトレット、セット商品など別の売り方ができる場合があります。
市場仕入れの商品は、店頭で売れなかった時点で価値がゼロになるわけではありません。
17個目は「見切り判断を月1回実施すること」です。
毎月90日以上の商品を一覧にし、継続理由を記載します。
例えば「法人提案中」「季節待ち」「成長中」など理由がある商品は残し、「理由なし」の商品は優先的に対策します。
18個目は「再発防止を市場仕入れへ戻すこと」です。
見切った商品と似た価格、サイズ、品種を次回市場で見つけたとき、同じ条件なら買わない判断ができます。
見切りは損失処理だけではなく、次回仕入れ精度を上げるためのデータです。
観葉植物の見切り判断で重要なのは、「売れなかったから失敗」と考えることではありません。どの条件が自店に合わなかったかを明確にし、次の仕入れへ活かすことです。30日・60日・90日の節目を作ることで、感情ではなくルールで在庫を管理しやすくなります。
よくある質問
Q1. 売れない観葉植物は何日で見切るべきですか?
A. 30日で販促、60日で価格や販路、90日で仕入れ継続の判断を行う方法があります。
Q2. 90日経ったら必ず処分しますか?
A. 必要ありません。季節性、成長による価値向上、法人提案中など明確な理由があれば継続できます。
Q3. 値下げは何%まで行えばよいですか?
A. 粗利益によりますが、自店で値下げ上限を決め、それを超える場合は別販路や仕入れ停止を検討すると管理しやすくなります。
Q4. 売れない品種は完全にやめるべきですか?
A. 3か月程度仕入れを休止し、問い合わせや季節需要を確認してから再開する方法もあります。
Q5. 見切り判断の結果は記録したほうがよいですか?
A. はい。価格、サイズ、需要、季節など理由を残すと、次回同じ仕入れミスを防ぎやすくなります。
まとめ
観葉植物の見切り判断では、「いつか売れる」と無期限に在庫を持たず、30日・60日・90日の節目を作ることが重要です。30日で売場と販促、60日で価格と販路、90日で継続・停止を判断しましょう。販売率、問い合わせ、在庫金額、売場占有面積を数字で確認し、販売方法を3回変えても動かない商品は仕入れ停止候補にします。見切り理由を記録して次回の卸売市場仕入れへ反映することで、長期在庫を減らしながら仕入れ精度を高められます。
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