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【観葉植物を仕入れても地域のお客様に売れない!卸売市場で地域需要に合わせる方法】
植物の仕入れ
【観葉植物を仕入れても地域のお客様に売れない!卸売市場で地域需要に合わせる方法】
「SNSでは人気の観葉植物なのに自店では売れない」「別の地域で売れている商品を仕入れても反応が弱い」と悩んでいませんか。観葉植物の売れ方は全国で同じではなく、店舗の立地、住宅事情、客層、周辺施設などによって変わります。観葉植物卸売市場には幅広い商品が集まりますが、そのすべてが自店の商圏に合うわけではありません。今回は、地域のお客様が求めている商品を数字で把握し、市場での仕入れへ反映する方法を解説します。
全国的な人気だけに頼らず地域需要に合わせる仕入れ
観葉植物卸売市場では全国的に人気の商品やSNSで話題になっている植物を目にすることがあります。
しかし、全国で人気だからといって、自店でも同じように売れるとは限りません。
例えば都市部のマンションが多い地域では、小型・中型で省スペースの商品が選ばれやすい場合があります。一方、戸建住宅が多い地域では、8〜10号程度の大型観葉植物を置ける家庭も増えます。
そのため、市場仕入れでは「全国の流行」と「地域の需要」を分けて考えることが重要です。
1つ目は「郵便番号や来店地域を大まかに把握すること」です。
個人情報を細かく集める必要はありませんが、購入者がどのエリアから来ているかを市区町村単位などで確認すると商圏が見えてきます。
例えば月200件の販売のうち、店舗から半径5km程度の地域が150件なら、約75%が近隣需要です。この地域の住宅や施設に合う商品を優先する考え方ができます。
2つ目は「住宅タイプを意識すること」です。
マンションが多い地域では、横幅100cmを超える大型商品を大量に仕入れても置き場所が限られます。
例えば過去3か月の販売をサイズ別に集計し、3〜5号が50%、6〜7号が35%、8号以上が15%なら、仕入れもこの比率を一つの基準にできます。
大型商品が市場で目立っていても、販売実績が15%しかないなら全仕入れの半分を大型にする必要はありません。
3つ目は「年齢層ではなく購入目的を見ること」です。
「若い人向け」「高齢者向け」と大まかに分けるより、初心者、ギフト、インテリア、法人、コレクターなど目的別に考えます。
例えば1か月の購入理由を簡単に記録し、初心者向け40件、ギフト30件、法人20件、希少植物10件など集計します。
3か月程度続けると、自店がどの需要を多く持っているか見えます。
4つ目は「価格帯を地域に合わせること」です。
市場で高品質な商品を見つけても、自店の主力価格帯から大きく外れると売れにくい可能性があります。
例えば過去3か月の販売の65%が2,000〜5,000円の商品なら、この価格帯で販売できる植物を厚く仕入れます。
市場で1万円以上の商品ばかり選ぶより、売れ筋価格帯を全体の50〜60%程度確保するほうが販売を安定させやすくなります。
5つ目は「周辺の法人需要を見ること」です。
店舗周辺にオフィス、飲食店、美容室、クリニックなどが多ければ、家庭用だけでなく法人向け需要が期待できます。
例えば1か月に法人問い合わせが5件以上あるなら、大型観葉植物や開店祝い商品を市場で意識して確認します。
ただし、大型在庫を大量に持つのではなく、店頭5鉢、市場在庫から提案20種類など、実在庫と提案在庫を分ける方法があります。
6つ目は「競合店と同じ商品を仕入れ過ぎないこと」です。
半径5〜10km程度にある園芸店やホームセンターなどを3〜5店舗確認し、どのような商品が多いか参考にします。
例えば周辺店舗が低価格の小型植物に強いなら、自店は中型・鉢セット・希少品など別の強みを作る方法があります。
ただし競合を真似するためではなく、「地域ですでに供給されているもの」を知るための調査です。
7つ目は「お客様の問い合わせを記録すること」です。
販売実績だけでは、在庫がなくて売れなかった需要が分かりません。
例えば1か月で「吊り下げ植物はありますか」という問い合わせが8件あり、実際の在庫がほとんどなかった場合、需要を取り逃している可能性があります。
同じ問い合わせが月3回以上あった商品や用途をリスト化し、次回市場で確認します。
8つ目は「市場のトレンド商品を少量テストすること」です。
地域需要だけに合わせていると品揃えが固定化します。全国的に注目されている商品も1〜3鉢程度だけテストしましょう。
14日以内に売れ、問い合わせも複数あれば地域でも需要があると判断できます。
例えば5種類を各2鉢、合計10鉢テストし、そのうち2種類が14日以内に完売したなら、次回はその2種類だけ4〜6鉢へ増やします。
9つ目は「季節ごとに地域需要を見直すこと」です。
春は新生活、夏は室内インテリア、秋は模様替え、年末はギフトなど、地域でも需要が変わります。
3か月ごとに売れ筋上位20商品を確認し、サイズ・価格帯・用途を比較します。
春に小型が55%だったものが秋に35%まで下がり、中型が増えているなら、仕入れ構成も変更します。
10個目は「地域需要を市場担当者へ伝えること」です。
「3,000〜5,000円で販売できる5〜6号がよく売れる」「大型は月5鉢程度」など、自店の具体的な販売傾向を市場側へ共有します。
そうすると、単に市場で人気の商品ではなく、自店に合う商品を提案してもらいやすくなります。
月1回程度、売れ筋3品種と探している商品3品種を共有するだけでも十分です。
観葉植物卸売市場には非常に多くの選択肢があります。その中から何を選ぶかは、全国トレンドだけでは決められません。自店の販売データ、問い合わせ、商圏、価格帯を確認し、「この地域で誰が何のために買うのか」を基準に仕入れることが大切です。
よくある質問
Q1. 地域需要はどうやって調べればよいですか?
A. 販売商品のサイズ、価格帯、購入目的、問い合わせ内容などを3か月程度記録すると傾向を把握しやすくなります。
Q2. SNSで人気の商品は仕入れたほうがよいですか?
A. まず1〜3鉢程度からテストし、自店の地域でも売れるか確認する方法がおすすめです。
Q3. 競合店は何店舗くらい見ればよいですか?
A. 近隣3〜5店舗程度を確認すると、地域で多い商品や不足しているカテゴリーを把握しやすくなります。
Q4. 地域に合わせると品揃えが地味になりませんか?
A. 売れ筋を中心にしながら、全体の10〜20%程度を新商品やトレンド商品にすると変化を出せます。
Q5. 地域需要はどのくらいの頻度で見直せばよいですか?
A. 月次の販売確認に加え、3か月ごとにサイズ・価格帯・用途の構成を詳しく見直すと効果的です。
まとめ
観葉植物卸売市場で仕入れを成功させるには、全国的な人気だけでなく地域需要を確認することが重要です。過去3か月の販売データからサイズ、価格帯、用途を分析し、問い合わせ内容も仕入れへ反映しましょう。また、トレンド商品は1〜3鉢程度から試し、14日以内の販売結果を確認することでリスクを抑えられます。3か月ごとに地域需要を見直し、自店の商圏に合った品揃えへ調整していきましょう。
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