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観葉植物店を開業したいけど売れる価格帯が分からない!安すぎ・高すぎを防ぐ商品構成
植物の仕入れ
観葉植物店を開業したいけど売れる価格帯が分からない!安すぎ・高すぎを防ぐ商品構成
観葉植物店を開業するとき、「1,000円台の商品を多くした方が売れる?」「1万円以上の大型植物も置くべき?」と販売価格帯に迷う方は多いでしょう。安い商品だけでは客単価を上げにくく、高価格商品ばかりでは購入できるお客様が限られる可能性があります。大切なのは、ターゲットとなるお客様の予算に合わせながら、複数の価格帯をバランスよく揃えることです。今回は、観葉植物店で価格設定に悩む方へ、商品構成や売上データの確認方法を具体的な数字を使って解説します。
安すぎ・高すぎを防ぐ商品構成
観葉植物店を開業する際、品種やサイズだけでなく「いくらの商品をどれくらい置くか」を考えることが重要です。
例えば店内200鉢すべてが1,000〜2,000円の商品なら、お客様は購入しやすい一方、平均客単価を高めるには複数購入が必要になります。
反対に1万円以上の商品ばかりを並べると、「素敵だけれど予算に合わない」と感じる人が増える可能性があります。
そこで開業当初は、価格帯を4〜5段階程度に分ける方法があります。
例えば、
2,999円以下
3,000〜4,999円
5,000〜9,999円
10,000〜19,999円
20,000円以上
の5段階です。
在庫200鉢なら一例として、
2,999円以下 70鉢
3,000〜4,999円 50鉢
5,000〜9,999円 45鉢
10,000〜19,999円 25鉢
20,000円以上 10鉢
という構成が考えられます。
これは絶対的な正解ではありません。
開業後に実際の販売実績を確認し、自店の顧客層に合わせて修正します。
まず低価格帯の商品には、店舗への入口になる役割があります。
例えば1,500円、2,000円程度の小型植物は、初めて観葉植物を購入する人や、「ちょっと置いてみたい」という人でも手に取りやすい商品です。
レジ周辺や入口近くに500〜2,500円程度の商品を20〜30点用意する方法もあります。
一方で低価格帯に偏りすぎると客単価が上がりにくいため、中価格帯の商品を主力にします。
例えば3,000〜10,000円程度の商品を全体の40〜50%程度用意し、リビング、寝室、玄関などに使いやすいサイズを揃えます。
高価格帯の商品にも意味があります。
例えば高さ150〜180cm程度の大型植物や、鉢カバーと組み合わせた商品を10,000〜30,000円程度で提案します。
店舗内に高価格商品があることで、お客様の選択肢が広がるだけでなく、中価格帯の商品が比較的購入しやすく感じられる場合もあります。
例えば3,000円、8,000円、20,000円の商品が並んでいると、8,000円が中間の選択肢になります。
一方、3,000円と5,000円の商品しかない店舗では5,000円が高価格商品に見える場合があります。
ただし高価格商品を大量に仕入れるのは避けましょう。
例えば仕入れ価格15,000円の大型植物を20鉢仕入れると30万円です。
月に3鉢しか売れない場合、在庫期間が長くなります。
まず5〜10鉢程度からテストし、30日・60日でどれくらい売れるか確認します。
価格帯別の販売数は毎月集計しましょう。
例えば1か月の販売件数が200件で、
2,999円以下 80件
3,000〜4,999円 55件
5,000〜9,999円 40件
10,000〜19,999円 20件
20,000円以上 5件
だったとします。
件数だけを見ると低価格帯が最も売れています。
しかし売上金額で見ると結果が変わります。
仮に平均販売価格を、
2,000円×80件=16万円
4,000円×55件=22万円
7,000円×40件=28万円
15,000円×20件=30万円
25,000円×5件=12万5,000円
とすると、10,000〜19,999円の商品が最も大きな売上を作っています。
このように、販売件数と売上金額の両方を確認することが重要です。
さらに粗利益も確認しましょう。
例えば2,000円の商品は仕入れ1,200円、15,000円の商品は仕入れ7,000円など、価格帯によって利益額が異なります。
商品価格が高くても利益率が低い場合があります。
月1回、
販売件数
売上金額
仕入れ原価
粗利益
の4項目程度を価格帯別に集計すると、どの価格帯が店舗に貢献しているか分かりやすくなります。
価格帯と商品サイズの関係も重要です。
一般的には小型商品が低価格、大型商品が高価格になりやすいですが、珍しい小型植物が高額になる場合もあります。
そのため売場を価格だけで分けるのではなく、用途でも分けます。
例えば、
初心者向け3,000円以内
デスク向け5,000円以内
リビング向け5,000〜15,000円
大型・シンボルグリーン15,000円以上
というように用途と予算を組み合わせます。
「価格で選ぶ」「置き場所で選ぶ」の両方ができる売場にすると分かりやすくなります。
ギフト用の価格帯も別に考えましょう。
ギフトでは自宅用より予算が高くなるケースがあります。
例えば、
5,000円
10,000円
20,000円
30,000円
の4コースを用意します。
植物、鉢カバー、ラッピングなどを組み合わせ、予算ごとの完成形を展示します。
「開店祝い10,000円コース」のように見せれば、お客様が植物に詳しくなくても選びやすくなります。
価格表示はすべて分かりやすくしましょう。
値札がない商品が多いと、「高そうだから聞きにくい」と感じられる場合があります。
例えば店内200商品すべてに価格を表示し、セット商品には「植物6,000円+鉢4,000円=合計10,000円」と内訳も示します。
スタッフへ価格を毎回聞かなくても買い物できる環境を作ることが重要です。
価格を変更するときは一気に全商品を変更するのではなく、一部でテストすると判断しやすくなります。
例えば5,000円の商品10点のうち5点だけを5,500円にし、4週間の販売数を比較します。
値上げした商品も販売数が変わらないなら、価格に余地がある可能性があります。
逆に大幅に販売が落ちた場合は、価格や付加価値を再検討します。
ただし同じ商品・条件で比較しなければ正確な判断はできません。
安売りも慎重に行いましょう。
例えば長期在庫商品を毎週値下げすると、「待てば安くなる店」という印象を持たれる可能性があります。
価格を下げる前に、
売場変更
鉢とのセット
POP改善
SNS紹介
などを試します。
60日、90日など自店で基準を決め、その後必要に応じて販売価格を見直します。
競合価格も月1回程度確認します。
代表的な10〜20商品について、近隣店やネットショップ3〜5店舗程度を調べます。
ただし品種名だけで比べないことが重要です。
高さ、鉢サイズ、樹形、鉢カバーの有無なども違うためです。
例えば自店8,000円、他店6,500円でも、自店の方が大きく品質が良ければ単純に高いとは言えません。
反対にほぼ同じ条件で自店だけ大きく高いなら、価格の見直しが必要になる可能性があります。
お客様の予算も記録すると参考になります。
例えば1か月100人へ「ご予算はどのくらいですか?」と確認したところ、
3,000円以内 30人
5,000円以内 35人
10,000円以内 25人
10,000円以上 10人
だったとします。
5,000円以内が65%です。
この店舗で在庫の半分以上が1万円以上なら、顧客需要とのズレがある可能性があります。
開業後3か月程度は予算と販売実績を集め、商品構成を修正しましょう。
例えば最初は高価格商品30%だったものを、実績を見て20%へ下げるなど調整します。
一方、低価格商品ばかり売れていても、中価格帯の展示や提案が不足している可能性もあります。
接客時に3,000円、5,000円、8,000円と3つ程度の選択肢を見せ、お客様がどこを選ぶか確認します。
価格帯は「安いほど売れる」と単純に考えるのではなく、「お客様が選べる幅」を作ることが重要です。
低価格で来店のきっかけを作り、中価格帯で主力売上を作り、高価格商品で大型・ギフト需要を取り込む。
複数価格帯をバランスよく持つことで、さまざまな予算のお客様に対応できます。
よくある質問
Q1. 観葉植物店の商品は何段階くらいの価格帯に分ければよいですか?
A. 4〜5段階程度に分け、販売件数や売上を比較すると商品構成を判断しやすくなります。
Q2. 低価格商品を多くした方が売れますか?
A. 購入件数は増えやすい可能性がありますが、客単価が低くなる場合があります。中・高価格帯もバランスよく用意しましょう。
Q3. 高額な大型植物は何鉢くらいから始めますか?
A. 開業初期は5〜10鉢程度から試し、30日・60日での販売速度を確認して増減する方法があります。
Q4. 価格帯別の売上は確認した方がよいですか?
A. 月1回、販売件数、売上、原価、粗利益などを価格帯別に確認すると経営判断に役立ちます。
Q5. 他店より高い商品は値下げした方がよいですか?
A. サイズ、品質、樹形、サービスなどを比較して判断しましょう。単純な価格だけで値下げすると利益を損なう場合があります。
まとめ
観葉植物店で売れる価格帯が分からない場合は、2,999円以下、3,000〜4,999円、5,000〜9,999円、10,000〜19,999円、20,000円以上など4〜5段階に分けて販売実績を確認する方法があります。
低価格商品は来店・購入のきっかけ、中価格帯は主力売上、高価格帯は大型やギフト需要という役割を持たせましょう。毎月、価格帯別の販売件数と売上金額を確認し、3か月ごとに商品比率を調整することが重要です。安さだけではなく、お客様が予算に合わせて選べる品揃えを作りましょう。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
