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アガベの仕入れで入荷量が安定しない!欠品と過剰在庫を防ぐ複数ルート活用法
植物の仕入れ
アガベの仕入れで入荷量が安定しない!欠品と過剰在庫を防ぐ複数ルート活用法
「先月は大量に仕入れられたのに今月は欲しい品種がない」「人気商品を追加発注したいのに仕入れ先が欠品している」「入荷できるときに買いすぎて在庫が増えてしまう」。アガベの仕入れでは、商品の入荷量やタイミングが一定とは限りません。特に人気品種や数量の少ない商品では、安定供給が難しい場合があります。だからといって、入荷したときに大量購入すると過剰在庫につながる可能性があります。今回は、アガベの入荷量が安定しないときに、欠品と在庫過多の両方を防ぐための複数仕入れルートの活用方法を解説します。
主力・追加・特徴株で仕入れルートを分ける
アガベの仕入れを安定させるためには、一つの仕入れ先だけに依存しすぎないことが重要です。
例えば主力商品の80%以上をA社だけから仕入れている場合、A社で欠品や入荷遅延が発生すると、自店の販売にも大きな影響が出ます。
月20鉢売れる商品でも、次回入荷まで30日かかれば、その期間販売できなくなる可能性があります。
そこで、主力商品については2~3種類程度の仕入れルートを持つ方法があります。
例えば、
定番商品:植物卸業者A
追加・スポット仕入れ:市場B
特徴的な株:生産者C
というように役割を分けます。
すべての仕入れ先から同じ商品を買う必要はありません。
それぞれの得意分野を使い分けることが重要です。
主力50~60%と補助ルートへ数量を配分する
まず主力仕入れ先を1社決めます。
例えば全体の50~60%程度を安定して供給できる仕入れ先から購入します。
残り20~30%を第2仕入れ先、10~20%をスポット商品や新規ルートに振り分ける方法があります。
仮に月100鉢仕入れるなら、
A社:55鉢
B社:30鉢
C社:15鉢
という構成です。
A社だけが欠品しても、B社やC社を利用できれば販売機会を減らせる可能性があります。
仕入れ先ごとに情報確認頻度を設定する
次に確認したいのが、仕入れ先ごとの入荷頻度です。
例えばA社は週2回商品更新、B社は月2回、C社は不定期という場合、同じ頻度で確認する必要はありません。
A社は週2回、B社は月2回、C社は週1回程度確認するなど、仕入れ先に合わせて情報確認の頻度を設定します。
納期に合わせて仕入れ先別発注点を変える
主力商品の欠品を防ぐには、仕入れリードタイムも記録しましょう。
注文から納品まで、
A社:平均3日
B社:平均7日
C社:平均14日
なら、発注するタイミングを変える必要があります。
週5鉢売れる商品をC社から仕入れる場合、納品まで14日かかるなら、その間に約10鉢売れる計算です。
現在庫が3鉢になってから発注しても間に合いません。
そのため、C社利用時は在庫12~15鉢程度で発注するなど、仕入れ先別に発注点を変える方法があります。
現在庫と発注済みを合わせて予定在庫を出す
一方で、複数仕入れ先を使うと在庫が重複する危険があります。
A社へ10鉢発注した翌日にB社で良い商品を見つけ、さらに10鉢買ってしまうと一気に20鉢増えます。
そこで「発注済み数量」も在庫として管理します。
例えば現在庫8鉢、発注済み10鉢なら、実質的な予定在庫は18鉢です。
過去30日の販売数が10鉢しかないのであれば、さらに追加する必要性は低いでしょう。
仕入れ管理表には、「現在庫」「発注済み」「入荷予定日」の3項目を追加すると分かりやすくなります。
入荷予定を共有して重複発注を防ぐ
例えば、
現在庫:5鉢
A社発注済み:8鉢
入荷予定:3日後
なら、予定在庫は13鉢です。
担当者がこの数字を確認せずB社から10鉢追加すると、23鉢になってしまいます。
通常価格と緊急補充の上限を分ける
複数仕入れルートでは、価格差にも注意します。
同じ品種でもA社3,000円、B社3,500円、C社4,000円という違いがある場合があります。
最安値だけを優先すると、欠品時に仕入れられなくなる可能性があります。
そのため、「通常仕入れ価格」と「緊急補充時の許容価格」を分けて考える方法があります。
例えば通常3,000円前後で仕入れ、欠品回避が必要なときは3,500円まで許容するなど、自社の粗利益から上限を決めます。
品質・納期・ロットを含めて仕入れ先を評価する
仕入れ先の品質も比較しましょう。
例えば3か月で、
A社:100鉢中不良2鉢
B社:80鉢中不良4鉢
C社:50鉢中不良1鉢
であれば、それぞれ不良率は2%、5%、2%です。
単価だけでなく、品質、納期、在庫量、最低ロットなどを含めて総合的に判断します。
2~3社を定期評価して品種別に使い分ける
また、複数ルートを持つ場合でも、仕入れ先を増やしすぎると管理が複雑になります。
最初は2~3社程度から始め、3~6か月ごとに利用実績を評価する方法が現実的です。
評価項目は「価格」「品質」「納期」「品揃え」「最低ロット」の5つ程度で十分です。
各項目を5点満点で評価すれば、25点満点で比較できます。
例えばA社22点、B社18点、C社20点なら、A社を主力にする理由も明確になります。
さらに、品種ごとに仕入れ先を固定する方法もあります。
定番品種Aは卸業者、希少品種Bは生産者、小型株は市場というように分けると、毎回ゼロから仕入れ先を探す必要がなくなります。
アガベの供給量は常に一定とは限りません。
だからこそ「入ったときに全部買う」のではなく、「複数ルートで少しずつ補完する」という考え方が重要です。
現在庫、発注済み数量、販売速度、納期の4つを確認しながら2~3社程度の仕入れ先を使い分けることで、欠品と過剰在庫の両方を抑えやすくなります。
よくある質問
Q1. アガベの仕入れ先は何社くらい持つとよいですか?
A. 最初は2~3社程度がおすすめです。増やしすぎると管理が複雑になるため、役割を分けて利用しましょう。
Q2. 主力仕入れ先は全体の何%くらいにすればよいですか?
A. 例えば50~60%程度を主力仕入れ先、残りを第2・第3ルートへ分散する方法があります。
Q3. 複数の仕入れ先から同じ商品を発注してもよいですか?
A. 可能ですが、発注済み数量を必ず確認しましょう。現在庫+発注済み数量で予定在庫を管理することが重要です。
Q4. 仕入れ先ごとに発注タイミングを変えた方がよいですか?
A. 変える必要があります。注文から納品まで3日と14日では、安全在庫や発注点が異なります。
Q5. 仕入れ先はどのくらいの頻度で評価すればよいですか?
A. 3~6か月ごとに価格・品質・納期・品揃え・最低ロットなどを比較するとよいでしょう。
まとめ
アガベの入荷量が安定しない場合は、一つの仕入れ先へ依存せず、2~3種類の仕入れルートを使い分けることが重要です。主力ルートを50~60%程度、補助ルートを残りに配分し、仕入れ先ごとの納期に合わせて発注点を設定しましょう。また、現在庫だけでなく発注済み数量も含めて予定在庫を確認することで、複数ルート利用による二重発注を防げます。価格、品質、納期を3~6か月ごとに比較しながら、自店に合った安定供給体制を作りましょう。
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