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豊明卸問屋マガジン

アガベの仕入れ後に売れるまで時間がかかる!在庫回転率を改善する仕入れと販売のコツ

植物の仕入れ

アガベの仕入れ後に売れるまで時間がかかる!在庫回転率を改善する仕入れと販売のコツ

「仕入れたアガベが何か月も売れない」「商品は多いのに新しい仕入れに使える資金がない」「いつ仕入れた株なのか分からなくなっている」。このような状態になっている場合、確認したいのがアガベの在庫回転です。高額なアガベを大量に仕入れて長期間保有すると、売場だけでなく資金も在庫に固定されます。重要なのは単純に売上を増やすことではなく、仕入れた商品を適切な期間で販売し、その資金を次の仕入れに回すことです。今回は、アガベの在庫回転を改善するために確認したい数字と具体的な仕入れ方法を紹介します。

平均販売日数で品種別の資金効率を比べる

アガベの仕入れを安定させるためには、「何鉢売れたか」だけでなく「何日で売れたか」を確認することが重要です。

例えば同じ10鉢を販売した場合でも、30日ですべて売れた商品と180日かかった商品では、資金効率が大きく異なります。

1鉢5,000円の商品を10鉢仕入れた場合、仕入れ金額は50,000円です。

30日ですべて販売できれば、その資金を翌月の仕入れに回せる可能性があります。一方、販売に180日かかれば、約6か月間資金が在庫として残ります。

そこで商品ごとに「入荷日」と「販売日」を記録します。

例えば4月1日に仕入れて4月20日に販売した場合、在庫期間は19日です。

同じ品種を10鉢販売し、それぞれの在庫期間が15日、20日、25日、30日などと記録されていれば、平均販売日数を計算できます。

この数字を品種別に比較すると、売れ筋が見えやすくなります。

例えばA品種の平均販売日数が25日、B品種が70日、C品種が120日だった場合、A品種は追加仕入れ候補、C品種は数量を減らす候補として考えることができます。

在庫期間を5段階に分けて長期在庫率を見る

在庫期間は「30日以内」「31~60日」「61~90日」「91~180日」「181日以上」の5段階程度に分類すると管理しやすくなります。

例えば全在庫100鉢のうち、

30日以内:40鉢

31~60日:25鉢

61~90日:15鉢

91~180日:15鉢

181日以上:5鉢

という状態なら、90日を超えている在庫は20鉢、全体の20%です。

この割合を毎月確認すれば、長期在庫が増えているのか減っているのか判断できます。

少量を高頻度で仕入れる方法を比較する

次に重要なのが発注頻度です。

一度に大量仕入れすると、仕入れ作業は少なくて済みますが、在庫期間が長くなる可能性があります。

例えば月間販売数が12鉢の商品を24鉢まとめて仕入れると、単純計算で2か月分の在庫です。

これを6鉢ずつ月2回仕入れることができれば、売場の鮮度を保ちながら在庫量を抑えられる可能性があります。

もちろん送料や最低ロットとのバランスは必要ですが、「大量に安く仕入れる」だけではなく「少量を高頻度で仕入れる」という選択肢も比較しましょう。

30日・60日・90日で販売施策を変える

仕入れ後30日で動きがない商品については、販売方法を見直します。

店頭販売なら陳列場所を変更する、POPを追加する、関連商品と一緒に展示するなどの方法があります。

オンライン販売なら商品写真を変更したり、正面だけでなく上部・側面・株元など5~8枚程度の写真を掲載したり、株幅や高さを追記したりします。

60日経過しても売れない場合は、商品説明や価格帯、ターゲットが適切か再確認します。

90日以上動かない場合は、次回の仕入れ数量を減らす判断も必要です。

重要なのは、「売れない=すぐ値下げ」と考えないことです。

まず30日で見せ方、60日で販売条件、90日で仕入れ数量というように段階的に改善すると、利益を守りながら在庫回転を改善しやすくなります。

売れ筋には安全在庫を持って回転を管理する

また、売れ筋商品の欠品にも注意が必要です。

在庫回転を重視しすぎて在庫を減らしすぎると、今度は販売機会を逃します。

例えば月平均20鉢売れる商品を在庫2鉢だけにすると、次回入荷までに欠品する可能性があります。そのため、売れ筋については1~2週間分程度の安全在庫を設定する方法があります。

週5鉢売れる商品なら、安全在庫を5~10鉢程度確保するイメージです。

このようにアガベの仕入れでは、「在庫を少なくする」ことそのものが目的ではありません。

売れる商品は適切に在庫を持ち、売れない商品を減らすことが重要です。

月1回、平均販売日数、90日超在庫率、品種別販売数など3つ程度の数字を確認するだけでも、仕入れ判断は大きく改善できます。

仕入れと販売を別々の業務として考えるのではなく、「仕入れる→販売する→販売日数を確認する→次の数量を決める」という一つのサイクルとして管理することが、アガベの在庫回転改善につながります。

よくある質問

Q1. アガベの在庫期間はどのように管理すればよいですか?

A. 入荷日と販売日を記録し、30日・60日・90日など期間別に分類すると管理しやすくなります。

Q2. 90日以上売れないアガベは値下げすべきですか?

A. すぐに値下げするのではなく、写真、陳列場所、説明文、価格設定などを確認してから判断しましょう。

Q3. 大量仕入れと小ロット仕入れではどちらがよいですか?

A. 販売速度や送料によって異なります。月間販売数を確認し、在庫期間が長くなりすぎない数量を選ぶことが重要です。

Q4. 売れ筋商品は在庫を多めに持つべきですか?

A. 欠品防止のため、1~2週間分程度の安全在庫を設定する方法があります。ただし、仕入れ頻度に合わせて調整しましょう。

Q5. 在庫回転はどのくらいの頻度で確認すればよいですか?

A. 在庫自体は週1回、平均販売日数や90日超在庫率などは月1回程度確認すると変化を把握しやすくなります。

まとめ

アガベの仕入れ後、販売まで時間がかかっている場合は、販売数だけでなく在庫期間を確認しましょう。入荷日と販売日を記録し、30日・60日・90日と期間別に分類することで長期在庫を把握しやすくなります。30日で見せ方、60日で販売条件、90日で次回の仕入れ数量を見直すなど、段階的に改善することも有効です。一方、売れ筋商品には1~2週間分程度の安全在庫を確保し、欠品を防ぐことも大切です。「仕入れる・売る・販売日数を測る・次回数量を調整する」というサイクルを繰り返し、資金効率のよいアガベ仕入れを目指しましょう。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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