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アガベを仕入れたら置き場所が足りない!限られた売場で在庫を効率よく管理する方法
植物の仕入れ
アガベを仕入れたら置き場所が足りない!限られた売場で在庫を効率よく管理する方法
「アガベを仕入れすぎて売場に置けない」「大型株がスペースを取ってしまう」「在庫が増えてどの商品が古いのか分からない」。園芸店や植物専門店では、仕入れ数量だけでなく売場面積も重要な経営資源です。特にアガベは葉が横方向へ広がる品種があり、鉢サイズ以上のスペースが必要になる場合があります。仕入れ価格が安いからと大量に購入しても、置き場所がなければ管理効率や商品の見栄えが悪くなります。今回は、限られた売場でアガベを効率よく管理するための仕入れ数量と在庫配置について解説します。
鉢径ではなく株幅から売場容量を計算する
アガベの仕入れ数量を考える際、多くの店舗が「何鉢売れるか」を基準にします。しかし、もう一つ確認しておきたいのが「何鉢置けるか」という売場容量です。
例えば幅180cm、奥行60cmの棚があるとします。
単純な面積だけを見ると多くの鉢を並べられそうですが、アガベは葉が鉢の外側へ大きく広がります。
株幅が平均30cmの商品なら、横方向に6鉢程度並べるだけで180cmになります。実際には葉同士が接触しないよう多少の余白が必要なため、5鉢程度しか並べられない場合もあります。
このように、アガベの売場では鉢の直径ではなく「株幅」でスペースを計算することが重要です。
例えば4号鉢だから直径12cm程度と考えて10鉢並べる予定でも、実際の株幅が25cmなら必要なスペースは大きく変わります。
そのため仕入れ前に、S・M・Lなどサイズ別の最大展示数を決めておく方法があります。
サイズ別上限と予想販売数から発注量を決める
例えば自店のアガベ売場を、
Sサイズ:最大40鉢
Mサイズ:最大25鉢
Lサイズ:最大10鉢
と設定します。
現在Sサイズが35鉢あるなら、新規仕入れは5鉢程度を基本にするという考え方です。
もちろん売れる予定の商品もあるため、販売速度を加味して発注します。
例えばSサイズが週平均10鉢売れるのであれば、現在35鉢あっても翌週には25鉢程度になる可能性があります。その場合、10鉢追加しても売場容量を超えにくいと判断できます。
つまり「現在庫+入荷予定数-次回入荷までの予想販売数」で仕入れ後の在庫を計算すると、置き場所不足を防ぎやすくなります。
入荷日と在庫期間で陳列位置を見直す
次に重要なのが、入荷日を記録することです。
売場に100鉢以上あると、どの商品をいつ仕入れたのか分からなくなることがあります。
そこで商品ラベルや管理表に入荷日を記録します。
例えば8月1日入荷の商品なら「0801」と簡単に記載するだけでも管理できます。
そして週1回、30日以上、60日以上、90日以上の在庫を確認します。
90日以上残っている商品を売場の奥に置いたままにすると、新入荷商品ばかり売れて古い商品がさらに残ることがあります。
そこで月1~2回程度、陳列位置を変更します。
入口付近、目線の高さ、特集コーナーなどに長期在庫を移動させることで、お客様の目に触れる機会を増やせます。
株間の余白とバックヤード在庫を管理する
アガベは葉に鋭い部分があるため、単純に隙間なく並べることもおすすめできません。株同士が接触すると葉傷の原因になる場合があるため、数cm程度の余裕を持たせる必要があります。
例えば幅120cmの棚に株幅20cmの商品を6鉢置けば計算上はぴったりですが、1鉢あたり3cm程度の余白を考えると5鉢程度に抑えた方が管理しやすい場合があります。
バックヤード在庫にも注意が必要です。
売場50鉢、バックヤード50鉢という状態になると、実際には100鉢の在庫を抱えていることになります。売場だけを見て仕入れ判断をすると、知らないうちに在庫が増える可能性があります。
そのため、週1回は売場とバックヤードを合わせた総在庫数を確認しましょう。
面積当たり売上からサイズ構成を調整する
さらに、売場効率を見るために「1㎡あたりの月間売上」を計算する方法もあります。
例えば2㎡のアガベ売場で月20万円売れているなら、1㎡あたり10万円です。一方、大型株を増やして4㎡使っているのに売上が同じ20万円なら、1㎡あたり5万円になります。
このような数字を見ることで、「大型株を減らして小型・中型株を増やす」といった仕入れ判断ができます。
アガベの仕入れでは、売れる商品を探すだけでなく、売場に無理なく置ける数量を考えることも重要です。
売場容量、株幅、販売速度、入荷日、在庫期間を組み合わせて管理することで、限られたスペースを有効活用しながらアガベの品揃えを充実させることができます。
よくある質問
Q1. アガベの展示数は鉢サイズで決めればよいですか?
A. 鉢サイズだけでなく株幅も確認しましょう。アガベは葉が鉢より大きく広がるため、実際に必要な展示スペースが大きくなる場合があります。
Q2. 売場がいっぱいでも新商品を仕入れてよいですか?
A. 次回入荷までの予想販売数を確認して判断しましょう。現在庫だけでなく販売速度も考えることが重要です。
Q3. 長期在庫はどのように管理すればよいですか?
A. 入荷日を記録し、30日・60日・90日など期間別に分類すると把握しやすくなります。
Q4. アガベは隙間なく並べても問題ありませんか?
A. 葉同士の接触で傷が付く可能性があるため、株幅に合わせて数cm程度の余裕を確保すると管理しやすくなります。
Q5. バックヤードの商品も在庫に含めるべきですか?
A. 必ず含めましょう。週1回程度、売場とバックヤードを合わせた総在庫数と在庫金額を確認することが大切です。
まとめ
アガベを仕入れた結果、置き場所が足りなくなる場合は、鉢数だけでなく売場容量を基準に発注数量を考える必要があります。アガベは鉢より葉が広がるため、株幅を基準にS・M・Lサイズごとの最大展示数を設定しましょう。また、週1回の総在庫確認、30日・60日・90日ごとの在庫期間管理、月1~2回の陳列変更を行うことで長期在庫も発見しやすくなります。売場面積と販売速度を数字で管理し、限られたスペースでも効率よく販売できる仕入れ体制を整えましょう。
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