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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売でセール後に在庫が空っぽ!値引き販売後の再仕入れで失敗しない方法

植物の仕入れ

多肉植物の卸売でセール後に在庫が空っぽ!値引き販売後の再仕入れで失敗しない方法

「セールで多肉植物が一気に売れたが、その後の商品がなくなった」「値引きで完売した商品を通常価格で再入荷しても売れるか不安」「セールの販売数をそのまま通常需要だと考えてよいか分からない」。多肉植物の卸売では、セールやイベントによって短期間に販売数が急増することがあります。しかし、値引き期間中の販売速度を通常時と同じ需要だと考えて大量再発注すると、その後に在庫が残る可能性があります。今回は「多肉植物 卸売」でセール後の欠品と過剰仕入れを防ぐための再発注方法を解説します。

値引き販売後の再仕入れで失敗しない方法

多肉植物のセール販売では、通常より販売数が大きく伸びることがあります。

例えば通常1週間で10鉢売れる商品が、20%OFFのセール中に1週間で30鉢売れたとします。

この数字だけを見ると「週30鉢売れる人気商品になった」と判断したくなります。

しかし、販売数増加の理由が値引きによるものなら、通常価格へ戻した後も週30鉢売れるとは限りません。

そこでセール後の再仕入れでは、「通常販売数」と「セール販売数」を分けて記録することが重要です。

例えば直近8週間のうち、通常7週間で合計70鉢、セール1週間で30鉢なら、通常週平均は10鉢です。

再仕入れ数量は30鉢ではなく、まず通常需要の10鉢前後を基準に考えます。

ただし、セールをきっかけに認知が高まり、その後も販売数が増えることがあります。

そのため、セール終了後7日・14日・30日で販売速度を確認します。

通常週10鉢だった商品が、セール後も週15鉢売れるなら需要が50%増えています。

この場合は次回仕入れを10~20%程度ずつ増やします。

例えば以前10鉢だった発注を12鉢、次に15鉢へ増やす方法です。

セール直後に30鉢、50鉢と急増させるのは避けましょう。

完売した商品の再仕入れも同様です。

セール中に20鉢完売しても、通常価格で同じ20鉢が売れる保証はありません。

まず通常価格へ戻して5~10鉢程度を再入荷し、7日間の販売数を確認します。

例えば10鉢再入荷して7日で8鉢売れれば販売率80%なので、需要が続いている可能性があります。

10鉢中2鉢なら20%なので、セール価格による一時需要だった可能性があります。

セールでは商品別に販売率を確認しましょう。

例えばA商品20鉢中20鉢完売、B商品20鉢中12鉢、C商品20鉢中5鉢だったとします。

Aの消化率100%、B60%、C25%です。

セール中でも売れなかったC商品は、通常価格へ戻した後さらに売れにくくなる可能性があります。

そのためC商品を再発注する必要性は低いと考えられます。

A商品は再入荷候補ですが、通常価格でテストします。

値引き率別の販売数も記録すると改善に役立ちます。

例えば10%OFFで15鉢、20%OFFで30鉢、30%OFFで50鉢売れた場合、値下げするほど販売数が増えています。

しかし利益額も確認しましょう。

通常価格800円、原価400円なら1鉢差額400円です。

20%OFFなら販売640円、差額240円です。

30鉢販売して7,200円の差額です。

通常価格で15鉢なら6,000円です。

販売数は2倍でも、利益額は1.2倍程度です。

さらにスタッフ作業や在庫補充を考えると、セールの利益効果を数字で見る必要があります。

セール後の再発注では、セール期間中の粗利益も確認します。

例えばA商品を通常800円、20%OFFで640円、原価400円とします。

30鉢販売すれば売上19,200円、単純粗利益7,200円です。

通常価格800円で20鉢売れれば売上16,000円、粗利益8,000円です。

セールでは売上は増えても利益額が下がることがあります。

そのため「セールでよく売れた=大量仕入れすべき」とは限りません。

セール目的を明確にしましょう。

長期在庫処分なのか、新規客獲得なのか、売上確保なのかで再仕入れ判断が変わります。

長期在庫処分セールなら、売り切れた商品を同じ数量で再仕入れする必要はありません。

在庫を減らすことが目的だからです。

新規客獲得セールなら、売れた定番商品の通常価格販売へつなげます。

例えばセールで初購入したお客様に、次回使える通常商品情報を案内します。

セール期間もデータとして残します。

例えば7日間だけ20%OFF、販売数120鉢。

通常7日間の平均60鉢なら、販売数は2倍です。

セール終了後7日間で70鉢なら通常より約17%多い状態です。

この場合、仕入れ量を15~20%程度増やすことは検討できます。

一方、終了後40鉢へ落ちたなら通常以下なので、仕入れを増やす必要はありません。

セール直後の売り場在庫が少ない場合も、全商品を一気に補充しないことが重要です。

例えば100鉢売れて売り場が空いたからと、すぐ150鉢仕入れるのではなく、定番60鉢、新商品20鉢など80鉢程度から戻します。

7日後に販売状況を確認し、必要なら追加20~30鉢を仕入れます。

分割発注できる卸売先を利用すると調整しやすくなります。

セール後は売れ筋上位10商品を優先します。

例えば全体100鉢売れ、そのうち上位10商品で70鉢だったなら、その10商品を先に補充します。

下位商品まで同じ数量で再仕入れする必要はありません。

商品別の通常販売数を確認し、1~2週間分を確保します。

セールで新規客が増えた場合は、初心者向け商品を補充する方法もあります。

例えばセール中に購入者100人のうち新規客60人だった場合、その人たちが2回目に購入しやすい500~1,000円程度の商品を増やします。

高単価商品ばかり仕入れるのではなく、2鉢目に選びやすい商品を20~30鉢程度用意します。

再来店のタイミングを2~4週間後と考え、SNSや新着案内も連動させます。

セール終了後は30日以内に振り返りを行いましょう。

確認する項目は「通常販売数」「セール販売数」「セール粗利益」「終了後7日販売数」「30日後在庫」の5つです。

例えばセール前週10鉢、セール30鉢、終了後週12鉢なら、通常需要は少し増えていると判断できます。

次回発注は10鉢から12鉢程度へ増量する方法があります。

一方、終了後5鉢なら需要が落ちています。

再発注量は5~8鉢程度に抑えます。

セール後の在庫管理では「セール価格でしか売れない商品」を見つけることも重要です。

通常価格で30日販売率20%、20%OFFで90%売れる商品なら、通常価格や商品構成が客層に合っていない可能性があります。

仕入れ価格の低い代替品を探す、通常販売価格を見直す、仕入れ停止を検討するなど対応します。

逆にセール対象外でも売れた商品は強い商品です。

セール中でも通常価格で安定して売れた商品を定番仕入れの優先順位上位にします。

セール結果は商品を「値引き依存商品」と「通常価格でも売れる商品」に分ける機会にもなります。

多肉植物の卸売でセール後の仕入れを成功させるには、値引き中の販売数をそのまま通常需要として扱わないことが重要です。

セール終了後7日・14日・30日の販売速度を確認し、通常販売数を基準に10~20%程度ずつ発注量を調整しましょう。

よくある質問

Q1. セールで完売した商品は同じ数量を再仕入れしてもよいですか?

A. 通常価格へ戻した後の需要が分からないため、まず前回数量の50~70%程度など少量で再テストする方法があります。

Q2. セール後はいつ販売状況を確認しますか?

A. 7日・14日・30日の3段階で販売速度を確認すると通常需要を判断しやすくなります。

Q3. セール販売数は通常の販売実績に含めてもよいですか?

A. 通常販売と分けて記録するほうが、再発注時の需要を正確に判断しやすくなります。

Q4. セール後に売り場が空いたら大量補充してよいですか?

A. まず売れ筋を中心に1~2週間分を補充し、7日後に追加発注する方法が安全です。

Q5. セール効果は売上だけ見ればよいですか?

A. 粗利益、販売数、終了後の販売速度、在庫残数も確認すると本当の効果を判断しやすくなります。

まとめ

多肉植物の卸売でセール後に再仕入れする場合は、セール中の販売数と通常販売数を分けて考えましょう。通常週10鉢の商品がセールで30鉢売れても、次回30鉢仕入れるのではなく、5~10鉢程度から通常価格で再テストする方法があります。終了後7日・14日・30日の販売数を確認し、10~20%ずつ仕入れ量を調整することで、欠品と過剰在庫を両方防ぎやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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