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多肉植物の卸売で仕入れ先ごとの価格差が分からない!実質原価で比較する方法
植物の仕入れ
多肉植物の卸売で仕入れ先ごとの価格差が分からない!実質原価で比較する方法
「A社は商品単価が安いけれど送料が高い」「B社は単価が少し高いが小ロットで買える」「結局どの卸売先が本当に安いのか分からない」。多肉植物の卸売では、商品ページに表示されている単価だけで仕入れ先を比較すると判断を誤ることがあります。送料、最低ロット、梱包費、不良率、納期まで含めると、見かけ上は高い仕入れ先のほうが実質的には有利なこともあります。今回は「多肉植物 卸売」で複数の仕入れ先を比較する際に、1鉢あたりの実質原価を計算し、価格だけに振り回されない仕入れ判断をする方法を解説します。
実質原価で比較する方法
多肉植物の卸売先を比較するとき、多くの人が最初に見るのは「1鉢いくらか」という商品単価です。
例えばA社300円、B社320円なら、A社のほうが20円安く見えます。
しかし、送料を含めると結果が変わることがあります。
A社から20鉢仕入れ、商品代6,000円、送料2,000円なら合計8,000円です。
1鉢あたり実質400円になります。
一方、B社は20鉢×320円=6,400円、送料1,000円なら合計7,400円です。
1鉢あたり370円です。
商品単価だけではA社が安かったのに、実質原価ではB社のほうが30円安くなります。
月300鉢仕入れるなら、30円×300鉢=9,000円の差です。
年間では108,000円になります。
このように、多肉植物の仕入れでは「商品代+送料÷鉢数」を必ず確認しましょう。
さらに最低ロットも重要です。
A社は1品種24鉢から、B社は6鉢から仕入れられるとします。
A社は1鉢280円、B社は320円だった場合、単価だけならA社が40円安い計算です。
しかし、その商品が月6鉢しか売れない店舗では、A社で24鉢仕入れると約4か月分の在庫になります。
24鉢×280円=6,720円です。
B社なら6鉢×320円=1,920円です。
単価は高くても、4,800円近く少ない資金で仕入れられます。
在庫回転を考えれば、B社のほうが自店に合っている可能性があります。
そこで仕入れ先比較では、最低でも「商品単価」「送料」「最低ロット」「納期」「不良率」の5項目を確認します。
例えばA社は単価5点、送料3点、ロット2点、納期5点、品質5点で合計20点。
B社は単価3点、送料5点、ロット5点、納期4点、品質4点で21点というように評価できます。
価格だけならA社、総合ではB社という判断もできます。
不良率も実質原価に影響します。
例えば100鉢仕入れて5鉢が販売できない状態なら、不良率5%です。
1鉢300円なら1,500円分の仕入れ原価が販売につながりません。
A社100鉢×300円=30,000円、送料2,000円、合計32,000円。
そのうち5鉢が不良なら販売可能は95鉢です。
32,000円÷95鉢=約337円が実質原価になります。
一方、B社は1鉢320円、100鉢32,000円、送料1,000円、合計33,000円でも不良0鉢なら1鉢330円です。
見かけの単価はA社のほうが20円安いのに、不良を含めるとB社のほうが実質7円程度安くなります。
納期も在庫コストへ影響します。
A社が注文後2日、B社が7日で届く場合、B社を使うにはA社より多めの安全在庫が必要になる可能性があります。
週10鉢売れる商品なら、7日納期では少なくとも10鉢前後の需要を見込む必要があります。
2日納期なら3~5鉢程度の安全在庫でも回せる場合があります。
在庫原価300円の商品なら、余分に5鉢持つだけで1,500円です。
10品種なら15,000円です。
つまり、納期が短い仕入れ先は価格が少し高くても、在庫を減らせるメリットがあります。
発注回数も比較しましょう。
A社は送料が高いため月1回まとめて注文、B社は送料が安く月4回に分けられる場合があります。
月1回100鉢仕入れると売れ残りが多い店舗では、25鉢×4回のほうが販売状況に合わせて調整できます。
例えば月100鉢予測だったのに実販売70鉢なら、月1回100鉢仕入れでは30鉢余ります。
4回分割なら、1週目25鉢、2週目25鉢、3週目20鉢、4週目10鉢など途中で数量を減らせます。
結果的に70~80鉢程度に抑えられます。
1鉢あたり送料だけではなく、過剰在庫削減まで含めて考えることが大切です。
仕入れ先ごとの価格比較は、売れ筋上位10~20商品で行うと効率的です。
全100品種について調べると作業量が大きいため、まず月間仕入れ金額の70~80%を占める商品に絞ります。
例えば上位15商品についてA社・B社・C社の実質原価を比較します。
商品AはA社最安、商品BはB社、商品CはC社というように、商品ごとに最適な仕入れ先が異なることもあります。
そこで「定番はA社」「小ロットはB社」「珍しい品種はC社」という使い分けも有効です。
1社へすべて集中させる必要はありません。
ただし、仕入れ先を増やしすぎると発注や請求書管理が複雑になります。
最初は2~3社程度に絞りましょう。
例えばメイン70%、サブ20%、スポット10%という構成です。
月間仕入れ100,000円なら70,000円、20,000円、10,000円です。
3か月ごとに仕入れ先別の「平均実質原価」「不良率」「平均納期」「欠品率」を確認します。
例えばA社は平均実質原価350円、不良率1%、平均納期2日。
B社は340円、不良率4%、平均納期5日。
C社は380円、不良率0.5%、平均納期2日という結果なら、用途別に使い分ける判断ができます。
また、商品単価が安い仕入れ先でも、欠品が多ければ売上機会を失います。
例えば売れ筋商品が月5日欠品し、1日平均2鉢売れるなら、10鉢分の販売機会を失った可能性があります。
1鉢販売800円なら8,000円です。
仕入れ価格を月3,000円節約できても、8,000円の売上機会を失っていれば得とは言い切れません。
そのため「安さ」だけでなく「安定供給」も評価します。
実質原価の比較表は月1回更新する必要はありません。
原価変動が多い商品は月1回、定番仕入れ先は3か月に1回程度でも構いません。
仕入れ単価が5%以上変化した場合だけ再計算するルールもあります。
例えば300円から315円へ5%上昇したら見直し、310円程度なら次回まで継続するなどです。
多肉植物の卸売先を比較する際に重要なのは、「一番安い会社を探すこと」ではなく、「自店にとって最も利益が残る条件を選ぶこと」です。
商品単価、送料、最低ロット、不良率、納期の5項目を数字で比較し、1鉢あたり実質原価で判断すれば、価格表だけでは見えない本当の仕入れコストを把握できます。
よくある質問
Q1. 多肉植物の卸売先は商品単価だけで比較してはいけませんか?
A. 送料、最低ロット、不良率、納期などを含めると結果が変わるため、実質原価で比較することがおすすめです。
Q2. 実質原価はどう計算しますか?
A. 基本は「商品代+送料などの費用」を販売可能な鉢数で割って計算します。
Q3. 小ロットで単価が高い仕入れ先にもメリットはありますか?
A. 売れ残りを抑え、少ない資金で商品を試せるため、販売量が少ない商品では有利な場合があります。
Q4. 仕入れ先は何社くらい利用するとよいですか?
A. まずメイン1社+サブ1~2社程度にすると、安定供給と管理負担のバランスを取りやすくなります。
Q5. 仕入れ先比較はどのくらいの頻度で行いますか?
A. 3か月に1回程度、または仕入れ単価が5%以上変わった際に見直す方法があります。
まとめ
多肉植物の卸売先を比較する場合は、表示単価だけではなく、送料・最低ロット・不良率・納期まで含めた実質原価を確認しましょう。単価300円の商品でも送料を加えると400円になる場合があります。売れ筋上位10~20商品から比較し、メイン70%・サブ20%・スポット10%など仕入れ先を使い分けることで、コストと安定供給の両方を改善しやすくなります。
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