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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で新商品を入れても売れない!反応を見ながら定番化する仕入れ方法

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で新商品を入れても売れない!反応を見ながら定番化する仕入れ方法

「新しい多肉植物を入荷しても思ったほど売れない」「珍しい品種を仕入れたのに在庫が残る」「何を定番商品にすればよいか分からない」。多肉植物の卸売では、品種数が多いため新商品を仕入れる楽しさがあります。しかし、見た目の魅力だけで大量に仕入れると、販売実績がない商品ほど売れ残りやすくなります。そこで重要になるのが、新商品を少量でテストし、数字を見ながら定番化する方法です。今回は「多肉植物 卸売」で新商品を仕入れる際に、在庫リスクを抑えながら売れ筋を育てる具体的な手順を紹介します。

反応を見ながら定番化する仕入れ方法

多肉植物の卸売で新商品を仕入れるときは、「これは売れそう」という感覚だけで数量を決めないことが重要です。仕入れ担当者が魅力を感じても、実際のお客様が同じように感じるとは限りません。

例えば新しい品種を1鉢400円で20鉢仕入れた場合、仕入れ金額は8,000円です。30日で5鉢しか売れなければ、15鉢、原価6,000円分が在庫として残ります。

そこでおすすめなのが、初回は1品種3~5鉢程度に抑える方法です。

例えば5品種を5鉢ずつ仕入れれば合計25鉢です。1品種25鉢を仕入れるより、5品種を比較できるため、どのタイプが自店に合うか判断しやすくなります。

テスト期間は7日、14日、30日の3段階で確認します。

5鉢仕入れた商品が7日で2鉢、14日で4鉢、30日で5鉢売れたなら販売率100%です。この商品は定番候補として次回8~10鉢程度へ増やすことを検討できます。

一方、30日で1鉢しか売れなければ販売率20%です。この場合は追加発注をせず、売り場や価格を見直します。

新商品は売り場でも目立つ場所に置きましょう。

例えば入口付近やレジ前、目線の高さなど、お客様が気づきやすい場所へ7~14日程度配置します。「新入荷」「今週のおすすめ」といった短いPOPを付ける方法もあります。

新商品なのに既存在庫の奥へ置いてしまうと、商品の魅力以前に見てもらえない可能性があります。

販売価格も重要です。

新しい品種だからと高めに設定すると、初回購入のハードルが上がることがあります。既存の同サイズ、同価格帯商品と比較し、極端な価格差がないか確認しましょう。

例えば2.5号商品の平均販売価格が700円なのに、新商品だけ1,500円なら、希少性や特徴を十分に伝える必要があります。

売れ行きだけでなく、お客様の反応も記録します。

「この品種は何ですか」「かわいい」「育てやすいですか」といった質問が多い商品は、購入に至っていなくても興味を持たれている可能性があります。

例えば1週間で質問が10回あり、販売2鉢なら、説明を改善することで販売につながることもあります。

反対に、ほとんど見られず質問もない商品は、見せ方や商品選定そのものを見直す必要があります。

SNSの反応も参考にできます。

新商品を入荷した当日に写真を投稿し、保存数や問い合わせ件数を確認します。

例えばA商品は保存80件、問い合わせ5件、30日販売率80%。B商品は保存10件、問い合わせ0件、販売率20%という結果なら、A商品のほうが次回増量候補です。

ただしSNSの「いいね」だけで仕入れ数量を増やすのは避けましょう。実際の販売率とセットで判断します。

定番化の基準も決めておくと便利です。

例えば「30日販売率70%以上」「問い合わせ3件以上」「追加購入希望あり」のいずれか2つを満たした商品を定番候補にする方法があります。

こうした基準があれば、仕入れ担当者が変わっても判断が揃いやすくなります。

定番候補になった商品も、いきなり大量仕入れしません。

5鉢から10鉢、次に15鉢というように段階的に増やします。

例えば5鉢完売後に10鉢仕入れ、30日で8鉢売れれば販売率80%です。次回15鉢へ増やす判断ができます。

一方、数量を増やした途端に売れ行きが落ちることもあります。5鉢だから早く売れた可能性もあるため、2~3回の仕入れ実績を確認してから本格的な定番商品にします。

新商品用の予算も設定しましょう。

月間仕入れ予算100,000円なら、新商品テスト枠を10~20%、つまり10,000~20,000円程度にします。

残り80~90%は販売実績のある定番商品に使います。

こうすれば新商品を試しながらも、売上の土台を守れます。

テスト商品の数も管理します。

一度に20品種、30品種を試すと販売結果を追いにくくなります。月5~10品種程度から始めると管理しやすいでしょう。

例えば月8品種を12か月試せば年間96品種です。その中から10~20品種が定番化できれば、十分な売り場改善につながります。

新商品が売れなかった場合も記録を残します。

「価格が高い」「サイズが大きい」「説明不足」「客層と合わない」など、売れなかった理由の仮説を1つ書きます。

次回似た商品を仕入れる際に、価格やサイズを変えて再テストできます。

月1回は新商品一覧を確認し、「定番化」「継続テスト」「終了」の3つに分類します。

例えば10品種中3品種を定番化、4品種を継続、3品種を終了という形です。

この作業を続けることで、売り場の新鮮さを保ちながら在庫リスクを抑えられます。

多肉植物の卸売で新商品を成功させるポイントは、最初から売れ筋を当てようとすることではありません。少量で試し、7日・14日・30日の数字を見て、売れる商品だけ数量を増やすことです。

1品種3~5鉢、月5~10品種程度から始め、3か月以上データを蓄積することで、自店独自の定番商品を育てやすくなります。

よくある質問

Q1. 新商品は何鉢から仕入れるとよいですか?

A. 初回は1品種3~5鉢程度からテストし、販売実績を確認してから増やす方法がおすすめです。

Q2. 新商品の売れ行きは何日で判断しますか?

A. 7日、14日、30日の3段階で確認すると、初速と1か月の販売状況を比較しやすくなります。

Q3. 定番化の基準はどう決めればよいですか?

A. 30日販売率70%以上など、自店で明確な基準を作ると判断しやすくなります。

Q4. 新商品用の仕入れ予算はどのくらいがよいですか?

A. 月間仕入れ予算の10~20%程度をテスト枠にすると、定番商品の仕入れを圧迫しにくくなります。

Q5. 売れなかった商品はすぐ仕入れ停止でよいですか?

A. 価格や陳列、商品説明を見直したうえで30日程度確認し、それでも反応が弱ければ停止を検討しましょう。

まとめ

多肉植物の卸売で新商品を増やす場合は、1品種3~5鉢程度から始め、7日・14日・30日で販売状況を確認しましょう。月間予算の10~20%程度を新商品枠にし、30日販売率70%以上など明確な定番化基準を作ることが重要です。売れる商品だけ5鉢、10鉢、15鉢と段階的に増やすことで、在庫リスクを抑えながら自店独自の売れ筋を育てられます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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