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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で在庫金額が膨らむ!資金繰りを悪化させない仕入れ管理

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で在庫金額が膨らむ!資金繰りを悪化させない仕入れ管理

「売り場には商品がたくさんあるのに現金が残らない」「仕入れを続けるほど資金繰りが苦しくなる」「多肉植物の在庫がいくらあるのか把握できていない」。多肉植物の卸売では、在庫を鉢数だけで管理していると、資金がどれだけ商品に固定されているか分かりにくくなります。特に高単価商品が増えると、同じ100鉢でも在庫金額は大きく変わります。今回は「多肉植物 卸売」を利用する店舗向けに、在庫金額を把握しながら資金繰りを安定させる仕入れ管理の方法を具体的に解説します。

資金繰りを悪化させない仕入れ管理

多肉植物の卸売で仕入れを管理するとき、多くの店舗では「現在何鉢あるか」を確認します。しかし、鉢数だけでは資金負担を正確に把握できません。

例えば100鉢在庫している場合でも、1鉢原価300円なら在庫金額は30,000円ですが、1鉢原価1,500円なら150,000円です。

同じ100鉢でも資金負担は5倍違います。

そこで、月1回は在庫を「仕入れ原価」で金額換算しましょう。

例えば小型商品80鉢×300円=24,000円、中型商品40鉢×700円=28,000円、高単価商品10鉢×3,000円=30,000円なら、在庫原価は合計82,000円です。

鉢数では130鉢ですが、高単価10鉢だけで全体の約37%を占めています。

このように金額で見ると、どの商品が資金を多く使っているか分かります。

まず在庫金額の上限を決めましょう。

例えば月間多肉植物売上が300,000円で、現在庫原価が250,000円ある場合、かなり多くの資金が在庫に固定されている可能性があります。

自店の販売速度を見ながら、「在庫原価は月間仕入れ額の1~2か月分まで」など基準を決める方法があります。

例えば月間仕入れ額100,000円なら、在庫原価上限150,000円など、自店に合った数値を設定します。

在庫金額が上限を超えたら、売れ筋以外の新規仕入れを止めます。

例えば上限150,000円に対して現在庫165,000円なら、新商品を20,000円分仕入れるのではなく、まず15,000円以上在庫を減らすことを優先します。

週1回、現在庫金額を簡易的に確認する方法もあります。

全商品を毎週数える必要はありません。高単価商品と長期在庫だけ確認する方法でも効果があります。

例えば1鉢2,000円以上の商品を週1回確認し、在庫合計が50,000円を超えていないかチェックします。

高単価商品は少量でも資金負担が大きいため、1品種1~3鉢程度に抑える方法があります。

例えば3,000円の商品を10鉢仕入れれば30,000円ですが、3鉢なら9,000円です。

販売実績が確認できるまでは少量にすることで、資金を固定しすぎずに済みます。

支払いサイトも仕入れ判断に影響します。

例えば仕入れ代金を翌月末に支払う場合でも、その商品が支払日までに売れていなければ、現金支出だけが先に発生します。

月初に100,000円仕入れ、翌月末までに60,000円分しか売れていない場合、残り40,000円分は在庫です。

この状態でさらに100,000円仕入れると、資金負担が積み重なります。

そこで「入金と支払いのタイミング」も確認します。

EC販売でカード決済なら入金まで数日~数週間、法人向け販売なら翌月末入金など、販路によって違います。

仕入れ支払いより売上入金が遅い場合は、特に在庫量を抑える必要があります。

月間仕入れ予算を週単位に分ける方法も有効です。

例えば月120,000円なら、1週目30,000円、2週目30,000円、3週目30,000円、4週目30,000円とします。

ただし、1週目の商品が売れ残っている場合は2週目を20,000円へ減らします。

「予算があるから使う」のではなく、販売状況に合わせて使わない判断も必要です。

仕入れ予算の10~20%程度を予備枠として残す方法もあります。

月120,000円なら、通常仕入れ96,000~108,000円、予備12,000~24,000円です。

売れ筋が急に欠品した場合や、条件の良い商品が出たときだけ使います。

在庫日数と金額を組み合わせると、さらに分かりやすくなります。

例えば30日以上在庫が20,000円、60日以上30,000円、90日以上25,000円なら、長期在庫原価は75,000円です。

全在庫150,000円のうち半分が30日以上なら、仕入れ量を見直す必要があります。

月1回、「総在庫原価」「30日以上在庫原価」「60日以上在庫原価」を集計しましょう。

例えば総在庫150,000円、30日以上60,000円、60日以上30,000円という形です。

翌月に総在庫130,000円、30日以上40,000円へ減れば改善が見えます。

仕入れ先ごとの購入額も確認します。

A社月80,000円、B社30,000円、C社20,000円なら、A社への依存が高くなっています。

A社の商品が売れ残る傾向なら、月80,000円を60,000円へ減らし、残りを売れ筋補充や予備資金へ回す判断もできます。

売上だけを見て仕入れを増やさないことも重要です。

例えば月商300,000円から350,000円へ増えたとしても、在庫原価も100,000円から200,000円へ増えていれば資金効率は悪化している可能性があります。

売上増加と在庫増加をセットで確認します。

「売上前年比120%、在庫前年比200%」という状態なら、仕入れ過多を疑う必要があります。

資金繰りを守るには、仕入れを減らすだけでなく、売れない在庫を早く現金化することも必要です。

30日で売り場変更、60日でセット化、90日で価格見直しなど、長期在庫の処理ルールを作ります。

また、仕入れ担当者が複数いる場合は、月間残予算と在庫原価を共有しましょう。

例えば「今月予算120,000円、使用済み80,000円、現在庫140,000円、上限150,000円」と表示します。

この状態なら、残予算40,000円があっても10,000円程度しか新規仕入れできないと判断できます。

多肉植物の卸売で資金繰りを安定させるには、「何鉢あるか」ではなく「いくら在庫しているか」を見ることが重要です。

月1回在庫原価を集計し、週1回高単価商品を確認し、在庫上限を超えたら仕入れを止める。この仕組みを作ることで、売り場に商品が多いのに現金が足りない状態を防ぎやすくなります。

よくある質問

Q1. 多肉植物の在庫は鉢数だけ管理すればよいですか?

A. 鉢数だけでなく仕入れ原価で在庫金額を確認すると、資金負担を把握しやすくなります。

Q2. 在庫金額はどのくらいの頻度で確認すべきですか?

A. 全体は月1回、高単価商品は週1回程度確認する方法がおすすめです。

Q3. 在庫上限は決めたほうがよいですか?

A. はい。月間仕入れ額や販売速度を基準に、在庫原価の上限を設定すると仕入れ過多を防ぎやすくなります。

Q4. 高単価商品は何鉢くらい仕入れるとよいですか?

A. 初回は1品種1~3鉢程度から試し、販売実績を確認してから増やす方法があります。

Q5. 予算が残っていれば月末に仕入れたほうがよいですか?

A. 必ずしも必要ありません。在庫金額や販売状況を確認し、不要なら予算を使い切らない判断も重要です。

まとめ

多肉植物の卸売で資金繰りを悪化させないためには、在庫を鉢数ではなく仕入れ原価でも管理することが大切です。月1回総在庫原価を確認し、30日・60日以上の長期在庫金額も集計しましょう。高単価商品は1~3鉢程度から試し、在庫上限を超えたら売れ筋以外の仕入れを止めることで、資金を在庫へ固定しすぎない経営につながります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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