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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で小ロット仕入れができない!在庫を増やしすぎない発注方法

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で小ロット仕入れができない!在庫を増やしすぎない発注方法

「多肉植物を少しずつ仕入れたいのに最低ロットが大きい」「試してみたい品種なのにケース単位でしか注文できない」「卸売価格は魅力的でも在庫が増えるのが心配」。多肉植物の仕入れでは、最低注文数量やケース単位の条件が悩みになることがあります。特に売り場面積が小さい園芸店や花屋、雑貨店、ECショップでは、大量仕入れが必ずしも有利とは限りません。今回は「多肉植物 卸売」で仕入れ先を探している事業者向けに、ロットが大きい場合でも在庫を増やしすぎず、効率よく商品を仕入れるための考え方を解説します。

在庫を増やしすぎない発注方法

多肉植物の卸売では、1鉢単位ではなく6鉢、12鉢、24鉢など、一定数量を1ロットとして販売していることがあります。卸売側にとっては出荷や梱包の効率を高められる一方、購入する店舗側にとっては「必要な数量以上に仕入れなければならない」という問題が起こります。

例えば、ある品種が12鉢1セットで、1鉢あたり300円だったとします。1セット仕入れると3,600円です。販売実績がある商品なら問題ありませんが、初めて扱う品種の場合、12鉢すべて売れるかどうかは分かりません。実際に30日間で4鉢しか売れなければ、8鉢が在庫として残ります。

そこでまず確認したいのが「最低ロット」と「最低注文金額」を分けて考えることです。最低ロットが6鉢の商品でも、卸売サイト全体として最低注文金額が20,000円に設定されている場合があります。この場合、1商品を大量に買うのではなく、複数品種を6鉢ずつ組み合わせて注文できないか確認しましょう。

例えば60鉢仕入れる場合、1品種60鉢にするのではなく、10品種を6鉢ずつ仕入れれば、売り場にバリエーションを出しながら在庫リスクを分散できます。同じ60鉢でも、1品種が売れなかった場合の影響は大きく異なります。

また、仕入れる前に過去の販売データを確認することも重要です。似た価格帯やサイズの商品が月に何鉢売れているかを調べます。例えば2.5号サイズの多肉植物が月平均30鉢売れている店舗なら、新商品を12鉢仕入れても比較的消化しやすい可能性があります。一方、月平均販売数が10鉢しかないのに24鉢ロットで仕入れる場合は、慎重に判断したほうがよいでしょう。

新商品については「30日以内に売り切れる可能性があるか」を一つの判断基準にする方法があります。12鉢ロットなら、週3鉢程度売れれば4週間で完売できます。逆に週1鉢しか売れない商品なら、12鉢を販売するのに約3か月必要になります。

売れるまでの期間が長くなるほど、管理の手間や売り場スペースの占有期間も長くなります。そのため、仕入れ価格だけでなく「在庫日数」を意識することが大切です。

ロットが大きい商品を仕入れる場合は、販売方法をあらかじめ複数考えておくことも有効です。例えば単品販売だけではなく、3鉢セット、寄せ植えセット、初心者向けセットなどに展開できる商品なら、販売経路を増やせます。

12鉢仕入れた場合、6鉢を単品、残り6鉢を3鉢セット2組にするなど、見せ方を変えることもできます。同じ商品でも用途を変えて提案すれば、売れ残り対策になります。

また、店舗とECショップの両方で販売できる場合は、在庫を共通化する方法もあります。店頭だけで12鉢を販売するより、実店舗とネットショップの2つの販路で販売したほうが在庫を動かしやすくなります。

仕入れ予算にもロット商品用の上限を設けましょう。例えば月間仕入れ予算100,000円のうち、ロットの大きい新商品への投資は20%、つまり20,000円までと決めます。残り80,000円は実績のある定番商品や小ロット商品へ配分します。

このように予算枠を決めておけば、新商品に興味を持つたびに大量発注してしまうことを防げます。

さらに、月1回程度「ロット仕入れ商品の消化率」を確認しましょう。例えば24鉢仕入れて30日後に18鉢売れていれば消化率75%、6鉢なら25%です。消化率が低い商品は次回仕入れを停止するか、販売方法を変更します。

卸売先を比較するときは、価格だけでなく「少量から仕入れられる品種数」も重要です。A社は1鉢250円だが最低24鉢、B社は1鉢280円だが最低6鉢という場合、販売量の少ない店舗ではB社のほうが結果的に在庫負担を抑えられる可能性があります。

例えば24鉢×250円なら6,000円、6鉢×280円なら1,680円です。1鉢あたりではA社のほうが30円安くても、必要以上の18鉢を持つことで4,500円分の在庫が増えます。

多肉植物の卸売では、「単価が安いからお得」という判断だけではなく、「自店が売り切れる数量か」を確認することが大切です。週1回販売数を確認し、30日後の消化率を記録しながら、自店に適したロットサイズを把握していきましょう。

よくある質問

Q1. 多肉植物の最低ロットとは何ですか?

A. 卸売先が設定する最低購入数量です。6鉢、12鉢、24鉢など、商品によって条件が異なります。

Q2. ロットが大きい商品は避けたほうがよいですか?

A. 必ずしも避ける必要はありません。過去の販売数や30日以内に販売できる見込みを確認したうえで判断するとよいでしょう。

Q3. 初めての商品を12鉢仕入れるのは多いですか?

A. 店舗の販売量によります。似た商品の月間販売数を確認し、1か月程度で消化できそうか判断する方法があります。

Q4. ロット商品が売れ残った場合はどうすればよいですか?

A. 単品販売だけでなく、3鉢セットや寄せ植え、テーマ別セットなど販売方法を変更する方法があります。

Q5. 卸売先は単価が安いところを選ぶべきですか?

A. 単価だけでなく、最低ロット、送料、最低注文金額、品揃えなどを比較しましょう。小ロットで仕入れられるほうが総在庫額を抑えられる場合があります。

まとめ

多肉植物の卸売で最低ロットが大きい場合は、1鉢あたりの価格だけでなく、実際に売り切れる数量かどうかを確認することが重要です。新商品は30日以内の消化率を基準にし、月間仕入れ予算の10~20%程度をテスト枠として設定する方法があります。週1回販売数を確認し、月1回ロット商品の消化率を見直すことで、在庫を増やしすぎず、卸売のメリットを活用しやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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