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豊明卸問屋マガジン

植物の仕入れで予約商品と通常在庫が混ざる!受注分を確実に確保する在庫管理方法

植物の仕入れ

植物の仕入れで予約商品と通常在庫が混ざる!受注分を確実に確保する在庫管理方法

「予約で確保した植物を店頭で売ってしまった」「お客様の取り置き分と通常在庫の区別がつかない」「予約注文が増えて在庫管理が複雑になった」と困っていませんか。植物仕入れ方法に予約販売や取り寄せを取り入れると、在庫を増やさず販売できる一方で、受注済み商品を誤って通常販売してしまうリスクも生まれます。特に同じ品種・同じ鉢サイズの商品を複数扱う場合は、予約分と販売可能在庫を明確に分けることが重要です。この記事では、「実在庫」「予約引当」「販売可能在庫」を分けて管理し、受注商品の取り違えや欠品を防ぐための具体的な方法を解説します。

受注分を確実に確保する在庫管理方法

植物の予約販売や取り置きは、在庫リスクを抑えながら売上を作る方法として有効です。

しかし、予約分と通常販売分を同じ在庫として扱っていると、思わぬトラブルが起こります。

例えば同じ6号観葉植物が店内に10鉢あるとします。

そのうち3鉢はすでにお客様から予約を受けているにもかかわらず、在庫表では単純に「10鉢」としか表示されていない場合、スタッフは10鉢すべて販売可能だと判断する可能性があります。

その状態で店頭で8鉢売れると、残りは2鉢です。

予約分3鉢を確保できなくなり、1鉢不足してしまいます。

そこで重要なのが、在庫を3種類に分けることです。

「実在庫」「予約引当」「販売可能在庫」です。

実在庫10鉢、予約引当3鉢なら、販売可能在庫は7鉢です。

計算式は「実在庫-予約引当=販売可能在庫」です。

EC販売も行っている場合は、さらに安全在庫を引きます。

例えば実在庫10鉢、予約3鉢、安全在庫1鉢なら、通常販売可能在庫は6鉢です。

この数字だけを販売スタッフが確認できるようにすると、予約分を誤って販売するリスクを減らせます。

予約商品には商品ラベルを付ける方法も有効です。

例えば「予約済み・販売不可」と書いたタグを付け、通常商品とは別の棚へ移動します。

予約件数が少ない店舗なら、これだけでも十分な効果があります。

ただし予約が月20件、30件と増えてくると、紙のタグだけでは管理が難しくなります。

そこで予約管理表を作ります。

最低でも「受付日」「顧客名」「商品コード」「商品名」「数量」「受渡予定日」「支払状況」「保管場所」の8項目を記録します。

例えば「8月17日・顧客A・P105・フィカス6号・2鉢・8月22日受渡・支払済み・予約棚B」という形です。

これなら誰が見ても予約状況を把握できます。

予約商品の保管場所も固定しましょう。

店頭商品と同じ棚に置いていると、見た目が同じため誤販売が起こりやすくなります。

例えば「予約棚A」「取り置き棚B」「法人案件エリアC」というように専用場所を作ります。

大型植物で移動が難しい場合は、鉢に大きな予約札を付けます。

予約札には顧客名をフルネームで表示する必要はなく、注文番号など店舗内で識別できる情報を使う方法があります。

受注後仕入れの場合は、「発注済みだが未入荷」の数量も管理します。

例えばお客様から5鉢予約を受け、仕入れ先へ5鉢発注済みでも、まだ店舗には届いていません。

この5鉢を実在庫へ加えてはいけません。

在庫表では「現在庫」「予約引当」「発注済み」「入荷予定」の4つを分けます。

例えば現在庫8鉢、予約3鉢、追加発注5鉢、入荷予定8月20日という状態です。

現在店頭で販売できるのは5鉢であり、発注済み5鉢は入荷するまで販売可能在庫には含めません。

入荷したらまず予約分を優先して引き当てます。

例えば5鉢入荷し、そのうち予約3鉢なら、3鉢を予約棚へ、残り2鉢を通常販売へ回します。

「入荷した商品はまず予約注文と照合する」というルールを作ることが重要です。

納品した瞬間に全商品を店頭へ並べると、予約品が混ざる可能性があります。

予約注文が増えている店舗では、入荷時に注文番号順のチェックリストを使う方法もあります。

例えばその日の予約入荷が5件ある場合、商品ごとに「入荷確認」「予約振分」「顧客連絡」の3項目へチェックを入れます。

1件の処理に2~3分かかっても、5件なら10~15分程度です。

この確認を省略して後から探す方が時間がかかる場合があります。

受渡予定日も管理しましょう。

予約商品を長期間保管すると売場やバックヤードを圧迫します。

例えば受渡予定日から7日過ぎても来店がない場合は、連絡するルールを作ります。

「前日確認」「当日」「3日後」「7日後」など、連絡タイミングを決めておく方法があります。

植物は状態が変化するため、一般商品より長期間の取り置きには注意が必要です。

例えば取り置き期間を原則7日間、長期取り置きは前払いのみなど、自店独自の条件を設けます。

受注時に取り置き期限を説明しておけば、後からトラブルになりにくくなります。

予約キャンセルも在庫管理へ反映する必要があります。

例えば3鉢予約されていた商品がキャンセルになった場合、予約引当3鉢を解除し、販売可能在庫へ戻します。

予約表だけキャンセル処理して在庫側を変更し忘れると、実際には販売可能なのに「在庫なし」と表示される場合があります。

キャンセル時には「予約解除→販売可能在庫へ戻す」の2つを同時に行うルールにしましょう。

逆に、仕入れ発注済みの商品がキャンセルされた場合は注意が必要です。

すでに仕入れ先へ注文済みなら、その商品が在庫として残る可能性があります。

高額商品では前金やキャンセル条件を設定しておく理由がここにあります。

例えば1鉢30,000円の商品を取り寄せ、発注後にキャンセルされると30,000円の在庫を抱える可能性があります。

1鉢10,000円以上は50%前金、30,000円以上は全額前払いなど、販売リスクに合わせて条件を決める方法があります。

予約商品の状態確認も必要です。

受渡まで5日あるからと予約棚へ置いたままにせず、通常在庫と同じように状態を確認します。

例えば週3回、月・水・金に予約商品もチェックします。

特に高額商品は毎日1回確認してもよいでしょう。

予約した時点では良い状態でも、受渡日に葉傷みが発生していれば顧客満足度が下がります。

受渡前日には最終検品を行い、「葉」「土」「鉢」「害虫」「予約内容」の5項目を確認します。

ラッピング注文がある場合は前日または当日に準備し、ラッピング済みの状態で長期間保管しない方が管理しやすい場合があります。

ECと店頭予約を同時に扱っている場合は、在庫引当の優先順位も決めましょう。

例えば「決済完了順」「予約確定順」など、明確なルールが必要です。

EC注文2件、店頭予約1件が同時に入った場合、在庫2鉢しかなければ誰を優先するか迷うことになります。

そのため、注文が確定した時点で自動または手動で在庫を引き当てる運用にします。

人が後からまとめて処理するとタイムラグが発生し、二重販売につながります。

予約管理では「予約成立率」も確認すると仕入れに活用できます。

例えば月30件予約を受け、28件が正常に受渡完了、2件キャンセルなら成立率約93%です。

一方、月30件中8件キャンセルなら約73%です。

キャンセル率が高い場合は、予約条件や前金制度を見直します。

取り寄せ商品別の予約件数も記録します。

例えばある商品が月5回以上予約される状態が3か月続くなら、毎回取り寄せるより1~2鉢常時在庫した方が販売機会を増やせる可能性があります。

逆に年間1~2回しか予約されない商品は、引き続き受注後仕入れで十分です。

植物仕入れ方法で予約注文へ対応する際は、単純な在庫数ではなく「誰が購入する予定の在庫か」を分けることが重要です。

実在庫、予約引当、販売可能在庫、発注済みを分け、予約商品は専用場所で保管する。

これだけでも、予約品を誤って販売するトラブルを大幅に減らしやすくなります。

よくある質問

Q1. 予約商品は通常在庫と分けるべきですか?

A. はい。実在庫から予約数量を引いた「販売可能在庫」を管理し、予約商品はできるだけ専用場所へ分けましょう。

Q2. 予約在庫はどう計算しますか?

A. 「実在庫-予約引当=販売可能在庫」が基本です。必要に応じて安全在庫も差し引きます。

Q3. 予約商品は何日まで取り置きできますか?

A. 店舗ごとに条件を設定します。一例として7日程度を基本とし、長期取り置きは前払いにする方法があります。

Q4. 予約がキャンセルされた場合はどうしますか?

A. 予約引当を解除し、商品を通常の販売可能在庫へ戻します。仕入れ発注済みの場合はキャンセル条件に従って対応します。

Q5. 予約件数が多い商品は常時在庫にした方がよいですか?

A. 月5件以上など一定の予約が3か月程度続く場合、1~2鉢を常時在庫することを検討できます。

まとめ

植物の予約販売では、実在庫10鉢のうち3鉢予約済みなら販売可能在庫は7鉢として管理することが重要です。予約商品は専用棚や予約札で区別し、現在庫、予約引当、発注済み、入荷予定を分けて記録しましょう。受渡期限も7日程度など明確にし、キャンセル時は予約引当を解除して通常在庫へ戻します。植物仕入れ方法に予約販売を組み込む際は、「在庫数」だけではなく「販売先が決まっている在庫」を明確にすることで、二重販売や欠品を防ぎやすくなります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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