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豊明卸問屋マガジン

観葉植物の仕入れで利益商品が分からない!売上・粗利・回転率の3指標で選ぶ方法

植物の仕入れ

観葉植物の仕入れで利益商品が分からない!売上・粗利・回転率の3指標で選ぶ方法

「たくさん売れる商品を増やしているのに利益が伸びない」「高単価商品を仕入れても何か月も売れず、資金効率が悪い」と困っていませんか?観葉植物の仕入れでは、販売数量だけを見ても本当に利益へ貢献する商品は判断できません。売上金額が大きくても粗利が小さい商品や、粗利が大きくても半年売れない商品があります。そこで確認したいのが「売上」「粗利」「在庫回転」の3つです。この記事では、「観葉植物 仕入れ方法」を利益商品分析から見直し、仕入れ予算を効率よく配分する方法を解説します。

販売数量だけでは見えない利益商品を把握する

観葉植物の仕入れを改善するとき、多くの店舗では「よく売れる商品」を中心に考えます。

もちろん販売数量は重要ですが、たくさん売れる商品が必ずしも一番利益を生むとは限りません。

例えば商品Aは月30鉢売れ、販売価格2,000円です。

月売上は6万円です。

仕入れ原価1,500円なら1鉢粗利500円なので、月粗利は1万5,000円です。

商品Bは月10鉢しか売れませんが、販売価格6,000円、仕入れ3,000円なら1鉢粗利3,000円です。

月粗利は3万円です。

販売数量はAの3分の1でも、粗利はBが2倍です。

このように「販売数量だけ」で仕入れ量を決めると利益商品を見落とします。

そこで、商品ごとに3つの指標を確認しましょう。

月間売上・粗利・平均販売日数を計算する

1つ目が「月間売上」です。

販売価格×販売数量で計算します。

例えば5,000円×10鉢なら5万円です。

2つ目が「月間粗利」です。

1鉢あたり粗利×販売数量です。

実際には送料やロスなども考慮しますが、まず簡単な差額から始めても構いません。

3つ目が「平均販売日数」です。

仕入れてから売れるまで何日かかったかを確認します。

例えば商品A15日、B30日、C90日です。

粗利が大きくても90日かかる商品は資金回転が遅くなります。

粗利と回転の組み合わせで4タイプに分類する

この3つを使って商品を4タイプに分ける方法があります。

①高粗利・高回転

②低粗利・高回転

③高粗利・低回転

④低粗利・低回転です。

①は最優先仕入れ商品です。

例えば粗利2,000円、平均販売15日の商品です。

欠品を防ぎながら在庫を増やす候補になります。

②は集客・定番商品として活用します。

1鉢粗利500円でも月30鉢売れるなら、安定売上につながります。

ただし送料や作業費まで含めて利益が残っているか確認します。

低回転商品は役割を見極め少量保有する

③は高額商品や希少品に多いタイプです。

1鉢粗利5,000円でも平均販売90日なら、大量在庫は避けます。

1~2鉢だけ持ち、売れたら補充します。

④は仕入れ見直し候補です。

粗利が小さく販売も遅い場合、店舗に置く理由があるか確認します。

例えば集客商品、品揃え商品、ブランドイメージ商品なら少量残します。

役割がなければ仕入れ停止も検討します。

1日あたり粗利で資金回転効率を比べる

月間粗利だけでなく「1日あたり粗利」を参考にする方法もあります。

例えば商品Aは1鉢粗利3,000円、平均30日で売れるとすると、単純計算で100円/日です。

商品Bは粗利1,500円、平均10日なら150円/日です。

Bの方が資金回転効率が良いと考えられます。

厳密な経営指標ではありませんが、商品比較には便利です。

例えば高額商品を2万円で仕入れ、3万円で売ると粗利1万円です。

一見非常に良い商品です。

しかし売れるまで180日かかれば、半年間2万円が在庫として固定されます。

一方2,000円の商品を3,500円で販売し、粗利1,500円でも月10回転すれば月粗利1万5,000円です。

仕入れ価格だけでなく回転を考える重要性が分かります。

カテゴリー別在庫原価から資金の偏りを見つける

商品別の在庫原価も確認しましょう。

例えば高額商品10鉢、原価2万円なら20万円です。

定番小型50鉢、原価2,000円なら10万円です。

高額商品は鉢数では少なくても資金を多く使っています。

商品構成を「鉢数」だけで見ると見落とします。

毎月、カテゴリー別に在庫原価を確認します。

例えば全在庫原価50万円のうち大型高額商品20万円なら40%です。

販売粗利への貢献が10%しかない場合、資金配分が偏っている可能性があります。

粗利貢献に合わせて仕入れ予算を配分する

仕入れ予算は粗利貢献に合わせて調整します。

例えば月間粗利総額20万円のうち、Aカテゴリーが10万円、Bが6万円、Cが4万円なら、Aへ仕入れ予算を多めに配分する考え方があります。

ただしAだけに集中すると品揃えが偏るため、最大50~60%程度など上限を設けてもよいでしょう。

例えば月30万円予算ならA15万円、B9万円、C6万円などです。

商品ランク別に管理頻度を変える

商品ランクを作る方法もあります。

Sランク=高粗利・高回転。

A=高回転。

B=高粗利だが低回転。

C=低粗利・低回転。

S商品は週2回確認、Aは週1回、Bは月2回、Cは月1回など管理頻度も変えます。

売上上位と粗利上位の重複商品を重点管理する

売上上位だけでなく「粗利上位」を確認することが重要です。

例えば売上ランキング1位の商品が粗利ランキング10位ということがあります。

逆に売上ランキング5位の商品が粗利1位なら、その商品の欠品防止は非常に重要です。

毎月売上上位10商品と粗利上位10商品を比較しましょう。

重複する商品が本当の主力候補です。

例えば両方の上位に入る商品が5品種あれば、その5品種の欠品率を5%以下にするなど重点管理できます。

低回転商品は在庫上限を設けて役割を残す

長期在庫でも粗利率が高ければ必ずしも悪い商品ではありません。

店舗の象徴となる大型植物や希少品などは、販売速度が遅くても1鉢売れたときの利益や集客効果が大きい場合があります。

その場合「在庫上限1~2鉢」を設定します。

低回転だからゼロにするのではなく、数量を抑えて役割を残します。

低粗利・高回転商品の仕入れ条件を改善する

低粗利・高回転商品については、仕入れ条件改善を検討します。

例えば毎月30鉢売れる商品なら、仕入れ先へロット条件を確認したり、送料をまとめたりすることで1鉢100円改善できる可能性があります。

30鉢×100円=月3,000円、年間3万6,000円です。

売れ筋商品の原価改善は年間で大きな効果になります。

高粗利・低回転商品を取り寄せへ移す

高粗利・低回転商品は、取り寄せ販売へ移す方法があります。

例えば店頭在庫3鉢から1鉢へ減らし、残りは注文後に仕入れます。

原価2万円なら在庫資金を6万円から2万円へ減らせます。

4万円分の資金を売れ筋商品へ回せます。

この資金移動が仕入れ改善につながります。

Cランクを停止して新商品の資金と場所を作る

Cランク商品は3か月に1回見直します。

例えば3か月で1鉢しか売れず、粗利も500円なら、在庫する理由を確認します。

特別な役割がなければ仕入れを停止します。

現在庫が売れるまでは追加しません。

新商品を入れるスペースと資金を確保できます。

月1回の分析を3か月続けて定番候補を選ぶ

利益商品分析は月1回30~60分程度で十分です。

すべての商品を分析する必要はありません。

まず売上上位20商品と在庫原価上位10商品を確認します。

商品名、月販売数、粗利、平均販売日数、現在庫を並べます。

3か月続ければ傾向が見えます。

例えば3か月連続で粗利上位に入る商品は定番候補です。

一度だけ売れた商品は慎重に判断します。

季節別実績と管理負担まで含めて利益商品を選ぶ

季節商品は前年同月と比較しましょう。

通常月ではBランクでも春だけSランクになる商品があります。

例えば3~4月だけ大型ギフト商品が高粗利・高回転になるなら、その2か月だけ仕入れを増やします。

年間平均だけで判断しないことが重要です。

仕入れ判断では「売れるか」ではなく「利益を生みながら早く現金へ戻るか」を見ることがポイントです。

観葉植物は生きた在庫なので、販売までの管理時間も発生します。

平均販売15日の商品と120日の商品では、水やりや清掃など作業回数も違います。

回転の速い商品ほど管理負担も小さくなりやすい傾向があります。

観葉植物の仕入れ方法で利益を高めるためには、売上・粗利・回転率の3指標をセットで見ることが重要です。

高粗利・高回転商品へ予算を重点配分し、高粗利・低回転商品は1~2鉢、低粗利・低回転商品は仕入れ停止候補とすることで、在庫資金を効率よく活用できます。

よくある質問

Q1. 利益商品は売上金額だけで判断できますか?

A. 売上だけでなく、粗利額と平均販売日数を合わせて確認することが重要です。

Q2. 高粗利商品なら大量に仕入れてもよいですか?

A. 販売速度が遅い場合は資金が固定されるため、1~2鉢から管理する方法がおすすめです。

Q3. よく売れるけれど粗利が低い商品はやめるべきですか?

A. 定番・集客商品として重要な場合があります。仕入れ条件や送料を改善できないか確認しましょう。

Q4. 売れない商品はいつ仕入れ停止しますか?

A. 3か月程度、販売数・粗利・商品役割を確認し、低粗利・低回転が続く場合は停止候補にできます。

Q5. 商品分析はどのくらいの頻度で行いますか?

A. 月1回、売上上位20商品程度を確認すると実務上継続しやすくなります。

まとめ

観葉植物の仕入れでは、販売数量だけでなく「売上・粗利・平均販売日数」の3つを確認することで、本当に利益へ貢献する商品を見つけやすくなります。高粗利・高回転商品は重点仕入れ、高粗利・低回転商品は1~2鉢、低粗利・低回転商品は3か月ごとに継続を見直しましょう。限られた仕入れ資金を利益商品へ移すことで、在庫回転と利益の両方を改善できます。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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