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観葉植物市場で売れ筋を仕入れたのに利益が残らない!回転率と粗利益を同時に見る商品評価法
植物の仕入れ
観葉植物市場で売れ筋を仕入れたのに利益が残らない!回転率と粗利益を同時に見る商品評価法
観葉植物市場でよく売れる商品を中心に仕入れているのに、「売上は増えたのに利益が思ったほど残らない」「忙しいわりに収益が伸びない」と悩むことがあります。販売数量が多い商品でも、1鉢あたりの粗利益が小さかったり、値下げや管理コストが大きかったりすると、店舗への利益貢献は低くなる場合があります。反対に粗利益が高くても、半年に1鉢しか売れない商品では資金効率が悪くなることがあります。今回は、観葉植物市場で仕入れる商品を「販売回転」と「粗利益」の2つから評価する方法を具体的に解説します。
販売数量だけでなく月間粗利益まで比べる
観葉植物市場で売れ筋商品を判断するとき、「月に何鉢売れたか」だけを見ると利益面を見落とす場合があります。
たとえば商品Aは月50鉢売れ、1鉢あたり粗利益500円だったとします。
月間粗利益は2万5,000円です。
商品Bは月10鉢しか売れませんが、1鉢あたり粗利益3,000円なら月間粗利益は3万円です。
販売数量はAが5倍ですが、粗利益額ではBの方が5,000円多くなります。
逆に、商品Cは1鉢あたり粗利益1万円でも月1鉢しか売れないなら、月間粗利益は1万円です。
このように「よく売れる」「利益率が高い」だけでは商品価値を判断できません。
そこで商品を「回転率」と「粗利益」の2軸で4種類に分けます。
高回転・高利益と高回転・低利益を見分ける
1つ目は「高回転・高利益」。
最優先で確保したい商品です。
例えば30日以内販売率80%以上、1鉢粗利益2,000円以上など、自店なりの基準を作ります。
2つ目は「高回転・低利益」。
販売数量は多いものの利益が小さい商品です。
集客やついで買いにつながるなら重要ですが、仕入れ価格や販売価格を見直す余地があります。
低回転商品は利益の大小で管理方法を変える
3つ目は「低回転・高利益」。
大型や希少品種などに多いタイプです。
1鉢売れたときの利益は大きいものの、在庫日数が長いため、数量を少なく管理します。
4つ目は「低回転・低利益」。
最も仕入れ見直しを優先したいカテゴリーです。
例えば平均販売日数90日、粗利益500円の商品を10鉢持っているなら、長期間売場を使う割に利益貢献が小さい状態です。
30日販売率と1鉢粗利益を主要品種で計算する
この4分類を主要30品種程度で行います。
まず「30日以内販売率」を計算します。
商品Aを月20鉢仕入れ、30日以内に18鉢売れば90%です。
商品Bが20鉢中8鉢なら40%です。
次に1鉢あたり粗利益を計算します。
販売価格3,000円、関連原価2,000円なら1,000円です。
販売価格8,000円、関連原価4,500円なら3,500円です。
この2つを組み合わせます。
例えば30日以内販売率70%以上を高回転、粗利益2,000円以上を高利益と仮定します。
四分類に応じて増量・維持・半減を決める
商品Aは販売率90%、粗利益2,500円なので「高回転・高利益」。
商品Bは販売率80%、粗利益700円で「高回転・低利益」。
商品Cは販売率30%、粗利益5,000円で「低回転・高利益」。
商品Dは販売率20%、粗利益800円で「低回転・低利益」です。
仕入れ数量はこの分類で変えます。
Aは欠品しないように10〜20%増量候補。
Bは数量維持しながら、仕入れ条件や販売価格を改善します。
Cは1〜3鉢など少量在庫。
Dは次回仕入れ停止または半減候補です。
例えばDを月10鉢仕入れているなら5鉢以下へ減らし、3か月結果が変わらなければ取り扱い停止も検討します。
月間粗利益額と在庫金額から予算配分を判断する
月間粗利益額も確認します。
Aが月20鉢×2,500円で5万円。
Bが50鉢×700円で3万5,000円。
Cが3鉢×5,000円で1万5,000円。
Dが5鉢×800円で4,000円です。
この数字を見ると、どの商品に売場や仕入れ予算を使うべきか判断しやすくなります。
さらに、在庫金額も合わせます。
C商品を原価1万円で10鉢持てば10万円が在庫です。
月3鉢しか売れないなら約3か月以上かかります。
高利益でも資金負担が大きいため、「高利益だからたくさん持つ」という判断は避けます。
主要30品種の三か月推移から改善機会を探る
おすすめは、月1回30分程度、主要30品種を4分類することです。
3か月分を比較すると傾向が分かります。
商品Bが3か月連続で高回転・低利益なら、仕入れ先や仕入れ条件、価格設定の改善を検討します。
商品Cが低回転・高利益から高回転・高利益へ変わったなら、仕入れ数量を増やすチャンスです。
カテゴリー別の傾向を仕入れ予算へ反映する
また、カテゴリー単位でも確認できます。
小型は高回転・低利益、中型は高回転・高利益、大型は低回転・高利益という傾向が分かれば、仕入れ予算配分に使えます。
例えば月50万円の仕入れ予算を、小型30%、中型50%、大型20%などへ調整します。
値下げを含めた実際の粗利益で計算することも重要です。
定価5,000円で粗利益2,000円の予定でも、実際は4,000円で売れて粗利益1,000円になったなら、実績1,000円で評価します。
毎回値下げが必要な商品を「高利益商品」と思い続けることを防げます。
在庫日数や管理時間も加えて実質効率を高める
管理時間も余裕があれば加えます。
粗利益1,000円でも10日で売れ、ほとんど手間がかからない商品と、粗利益1,500円でも90日間管理が必要な商品では実質的な効率が違います。
まずは販売率と粗利益だけでも十分ですが、慣れてきたら平均在庫日数や管理時間も追加すると分析精度を高められます。
観葉植物市場で利益を残すには、「よく売れる商品を増やす」だけでは不十分です。「早く売れて、適切な利益が残る商品」を増やすことが重要です。回転率と粗利益の2軸で商品を分類することで、売上だけでは見えなかった本当の仕入れ優先順位を把握できます。
よくある質問
Q1. 売れ筋商品なのに利益が少ない場合はどうすればよいですか?
A. 仕入れ条件、販売価格、セット販売などを見直し、販売数量を維持しながら1鉢あたり利益を改善できないか検討します。
Q2. 高利益商品は多く仕入れるべきですか?
A. 販売速度も重要です。低回転なら1〜3鉢など少量で管理する方が資金負担を抑えやすくなります。
Q3. 商品はどのように4分類しますか?
A. 高回転・高利益、高回転・低利益、低回転・高利益、低回転・低利益の4種類に分けます。
Q4. どのくらいの頻度で分析すればよいですか?
A. 主要30品種程度を月1回、3か月単位で変化を見る方法がおすすめです。
Q5. 粗利益は定価で計算すればよいですか?
A. 実際に値下げして販売した場合は実売価格を使い、実際に残った粗利益で評価するとよいでしょう。
まとめ
観葉植物市場で売れ筋を仕入れているのに利益が残らない場合は、販売数量だけでなく粗利益を一緒に確認しましょう。30日以内販売率70%以上を高回転、1鉢粗利益2,000円以上を高利益など、自店なりの基準を作ります。高回転・高利益は増量候補、高回転・低利益は価格改善、低回転・高利益は少量管理、低回転・低利益は仕入れ削減候補です。主要30品種を月1回分類することで、観葉植物市場で本当に利益へ貢献している商品を見つけやすくなります。
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