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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で仕入れ後の作業が終わらない!検品・値付け・陳列を60分で進める段取り改善法

植物の仕入れ

観葉植物市場で仕入れ後の作業が終わらない!検品・値付け・陳列を60分で進める段取り改善法

観葉植物市場から商品を仕入れて店舗へ戻った後、「荷下ろし、検品、値付け、撮影、陳列に何時間もかかる」「仕入れ日は通常業務がほとんど進まない」と悩むことがあります。仕入れそのものが効率的でも、帰店後の作業に時間がかかれば店舗全体の負担は減りません。特に100鉢、200鉢と大量に仕入れる店舗では、作業の順番が曖昧だと同じ植物を何度も移動することになります。今回は、観葉植物市場から帰店した後の作業を工程別に分け、最初の60分で重点商品を売れる状態にする段取りを解説します。

一方向の作業動線で商品移動の回数を減らす

観葉植物市場から仕入れた商品を店舗へ持ち帰った後は、できるだけ早く販売できる状態へすることが重要です。

しかし、「とりあえず全部荷下ろし」「その後に検品」「次に値札」というように作業を進めると、同じ植物を何度も持ち上げたり移動したりすることがあります。

例えば100鉢を荷下ろしし、その後100鉢を検品場所へ移し、さらに売場へ運ぶと、1鉢あたり3回動かすことになります。

合計300回です。

1回の移動に15秒かかれば4,500秒、75分です。

商品移動だけで1時間以上使っている計算になります。

そこで帰店後の作業を「荷下ろし→簡易検品→分類→値付け→売場」の一方向にします。

荷下ろし時にA・B・Cへ分け重点商品を優先する

最初に車両から降ろす際、商品をA・B・Cの3グループに分類します。

Aは高単価、一点物、新商品など優先して売場へ出す商品。

Bは定番商品。

Cはバックヤード補充や後から処理できる商品です。

例えば100鉢ならA20鉢、B50鉢、C30鉢とします。

最初の60分ではA20鉢を完全に販売可能な状態にすることを目標にします。

最初の15分で荷下ろしと簡易検品を終える

最初の15分で荷下ろしと簡易検品を行います。

A商品は葉、枝、鉢などを1鉢30秒程度確認します。

20鉢なら10分です。

残り5分で売場近くへ移動します。

ここで問題がある商品は「要手入れ」へ分け、通常商品と混ぜません。

次の15分で統一した値札と商品情報を付ける

次の15分で値付けと商品情報を付けます。

20鉢なら1鉢45秒程度です。

最低限「商品名」「価格」「サイズ」の3項目を用意します。

一点物なら商品番号も追加します。

値札の作成方法を統一しておけば、担当者が変わっても時間を読みやすくなります。

撮影対象を10鉢程度に絞り15分で処理する

次の15分で撮影対象を処理します。

A商品20鉢すべてを撮影する必要はありません。

特にSNSやECへ掲載したい10鉢程度を選び、1鉢3枚、1分程度で撮影します。

10鉢なら約10分です。

残り5分で写真と商品番号を確認します。

最後の15分で重点商品を陳列し定番品へ進む

最後の15分で売場へ陳列します。

あらかじめ「新入荷ゾーン」を用意しておけば、どこへ置くか現場で迷いません。

10〜20鉢程度を新入荷コーナーへまとめます。

大型商品は大型ゾーン、小型は棚など基本配置を決めておきます。

これで最初の60分以内に重点商品20鉢を売れる状態へできる可能性があります。

その後B商品を処理します。

Bは定番なので商品説明や撮影を省略できる場合があります。

50鉢を1鉢30秒で検品すれば25分、値付けが不要ならそのまま補充できます。

C商品はバックヤード在庫や翌日でも対応可能なものにします。

このように優先順位をつけることで、「100鉢全部終わるまで何も売場に出ない」という状態を防げます。

工程時間を記録して短縮効果を数値化する

帰店後作業の時間を1週間または1か月記録すると改善点が見えてきます。

例えば1回100鉢の処理に、荷下ろし40分、検品60分、値付け50分、撮影60分、陳列50分、合計260分、約4時間20分かかっていたとします。

工程改善後に荷下ろし30分、検品40分、値付け30分、撮影30分、陳列40分なら170分、約2時間50分です。

1回90分短縮できます。

月4回なら360分、6時間です。

年間では72時間です。

時給1,500円相当で考えると、年間10万8,000円相当の作業時間になります。

もちろん単純な人件費換算だけでなく、短縮した時間を接客や販売へ使える点も重要です。

移動回数を減らし必要資材を仕入れ前に準備する

特に見直したいのが「同じ商品を何回移動したか」です。

平均3回動かしているなら2回へ、2回なら1回へ減らせないか考えます。

市場から帰店した商品を「検品場所に全部集める→また売場へ移動」ではなく、荷下ろし時に売場ゾーン別へ分けるだけでも移動回数を減らせます。

例えば大型は大型売場の近く、小型は小型棚の近くで降ろします。

売場が広い店舗ほど効果があります。

また、値札や管理札などの資材を仕入れ前に用意しておくことも重要です。

帰店してからプリンター用紙がない、札が足りないとなれば作業が止まります。

市場へ行く前に5分程度、「値札100枚」「管理札20枚」「撮影スペース」の準備を行います。

5分の準備で帰店後20〜30分の停止を防げる場合があります。

役割分担と販売可能になるまでの時間を管理する

スタッフが2人以上いる場合は、作業を分担します。

1人が検品・値付け、もう1人が撮影・陳列という形です。

100鉢の作業を1人で180分かかるところ、2人で各90分程度にできれば、売場への反映速度が大きく上がります。

ただし、同じ商品を2人が別々に触ると作業が重複するため、「AさんはA商品、BさんはB商品」または工程ごとに役割を決めます。

帰店後のKPIとして「入荷から販売可能になるまでの時間」を記録する方法もあります。

重点商品が平均180分かかっていたものを60分以内へ短縮するなど目標を設定します。

新商品は市場から戻った日の営業時間中に販売できれば、その日の来店客にも見てもらえます。

翌日まで処理が遅れると販売機会が1日減ります。

観葉植物市場での仕入れ効率を高めるには、市場で商品を選ぶ時間だけでなく、帰店後に何分で売場へ出せるかまで管理することが重要です。重点商品を20〜30%に絞り、最初の60分で販売可能な状態にすることで、大量入荷の日でも作業を整理しやすくなります。

よくある質問

Q1. 100鉢すべてを60分で処理する必要がありますか?

A. すべてではなく、まず重点商品20〜30%を60分以内に売れる状態へする考え方がおすすめです。

Q2. 帰店後の商品はどのように分類すればよいですか?

A. 高単価・新商品をA、定番をB、後処理できる商品をCなど3段階にすると作業しやすくなります。

Q3. 作業時間を短縮するポイントは何ですか?

A. 同じ植物を何度も移動しないこと、撮影商品を絞ること、値札資材を事前準備することなどが重要です。

Q4. 作業時間は記録した方がよいですか?

A. はい。荷下ろし、検品、値付け、撮影、陳列の5工程程度に分けて1か月記録すると改善点を見つけやすくなります。

Q5. スタッフ2人で行う場合はどう分担すればよいですか?

A. 商品グループや工程ごとに担当を決め、同じ商品を重複して処理しないようにすると効率的です。

まとめ

観葉植物市場から帰店した後の作業が終わらない場合は、100鉢すべてを同じ優先度で処理せず、A・B・Cの3グループに分けましょう。A商品20〜30%は最初の60分で検品、値付け、撮影、陳列まで完了させます。また、同じ商品を3回移動しているなら2回、1回へ減らすことも重要です。1回の入荷処理を90分短縮できれば、月4回で6時間、年間72時間の削減になります。市場での仕入れから売場に並ぶまでを一つの工程として考えることで、観葉植物市場での仕入れ業務全体を効率化できます。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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