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観葉植物市場で仕入れた商品が値下げばかりになる!定価販売率を上げる仕入れ改善法
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた商品が値下げばかりになる!定価販売率を上げる仕入れ改善法
観葉植物市場で商品を仕入れても、「最終的に値下げしないと売れない」「セール商品ばかり増えて利益が残らない」と悩むことがあります。売れ残った植物を値下げして在庫を動かすこと自体は有効な方法ですが、毎月多くの商品が値下げ対象になる場合は、仕入れ数量や販売価格、商品構成に問題がある可能性があります。今回は、定価で売れた割合を示す「定価販売率」を月ごとに確認し、観葉植物市場での仕入れを改善する方法を具体的な数字とともに解説します。
総販売数と定価・値下げ販売数から定価率を追う
観葉植物市場で仕入れた商品の利益を高めるためには、「何鉢売れたか」だけでなく「何鉢を定価で売れたか」を確認することが重要です。
例えば月200鉢販売し、そのうち150鉢を定価、50鉢を値下げして販売した場合、定価販売率は75%です。
翌月200鉢中170鉢が定価なら85%です。
販売数は同じ200鉢でも、値下げ商品が20鉢減っています。
仮に1鉢平均500円値下げしていたなら、20鉢で1万円の売上差になります。
年間では単純計算で12万円です。
まず月1回、「総販売数」「定価販売数」「値下げ販売数」の3項目を記録します。
例えば4月は定価率90%、5月85%、6月78%、7月70%と下がっている場合、仕入れや販売方法を見直す必要があります。
値下げ理由を分類し在庫起因なら仕入れ量を減らす
次に、値下げした理由を分類します。
「長期在庫」「状態変化」「価格設定が高い」「季節終了」「過剰仕入れ」の5カテゴリー程度です。
月50鉢値下げし、そのうち長期在庫25鉢、過剰仕入れ15鉢、状態変化5鉢、その他5鉢なら、80%が在庫量に関係しています。
この場合、売場POPを変えるだけでなく、仕入れ数量自体を減らす必要があります。
カテゴリーと価格帯別の定価販売率を比較する
商品カテゴリー別にも確認します。
小型100鉢販売して定価90鉢なら90%。
中型70鉢中55鉢なら約79%。
大型30鉢中15鉢なら50%です。
大型だけ定価販売率が低ければ、大型商品の仕入れ数量や価格設定を重点的に見直します。
価格帯別も有効です。
「3,000円未満」「3,000〜5,000円」「5,000〜1万円」「1万円以上」の4区分程度にします。
3,000円未満は定価販売率95%、3,000〜5,000円90%、5,000〜1万円75%、1万円以上55%だった場合、高価格帯ほど値下げが増えています。
高価格商品を減らすのか、品質を上げるのか、価格を最初から見直すのかを検討できます。
値下げまでの日数を4段階に分け原因を判別する
特に確認したいのが「値下げまでの日数」です。
入荷から14日で値下げする商品と、90日経過後に値下げする商品では問題が違います。
14日以内に値下げが多い場合は最初の価格設定が高すぎる可能性があります。
60〜90日後に値下げが集中する場合は、仕入れ数量や販売速度の問題が考えられます。
そこで値下げ商品を「30日以内」「31〜60日」「61〜90日」「91日以上」の4段階に分けます。
例えば値下げ50鉢中、30日以内5鉢、31〜60日10鉢、61〜90日20鉢、91日以上15鉢なら、70%が61日以上です。
長期在庫を早めに発見することが改善ポイントになります。
過去3か月の定価率から次回数量を減らす
仕入れ時には過去の定価販売率を確認します。
ある品種を月10鉢仕入れ、過去3か月で定価販売率が95%なら比較的安定しています。
一方、毎月10鉢仕入れて定価販売率40%なら、6鉢程度が値下げ対象になっている計算です。
次回は10鉢から5〜6鉢へ40〜50%減らして様子を見る方法があります。
安い仕入れより定価で売り切れる数量を基準にする
また、値下げを防ぐために大量仕入れを避けます。
市場で通常2,000円の商品が1,500円になっていると、「安いから20鉢仕入れよう」と考えがちです。
しかし月5鉢しか売れなければ4か月分です。
500円安く仕入れて1万円得したように見えても、最終的に10鉢を500円値下げすれば5,000円分の差がなくなります。
さらに管理時間も増えます。
「安く買えるか」ではなく、「定価で何鉢売り切れるか」を基準にすることが重要です。
新商品を3〜5鉢で試し平均値下げ率も確認する
新商品については初回3〜5鉢程度に抑えます。
30日以内に80%以上定価で売れれば追加候補です。
5鉢中4鉢以上なら80%です。
逆に5鉢中1鉢しか定価で売れず、その後値下げしたなら、次回仕入れを停止または1〜2鉢へ減らします。
また、値下げ率も確認します。
通常価格5,000円の商品を4,500円なら10%引き、4,000円なら20%引き、3,500円なら30%引きです。
平均値下げ率が10%から25%へ悪化している場合、利益への影響も大きくなっています。
月1回、「定価販売率」「値下げ販売率」「平均値下げ率」の3つを並べると分かりやすくなります。
例えば定価率80%、値下げ率20%、平均値引き15%を目標に設定し、実績を比較します。
店舗によって適切な数字は異なるため、自店の過去6か月を基準に目標を作ることが重要です。
値下げ上位10品種を次回仕入れの停止・半減対象にする
さらに、値下げ商品を悪い在庫として隠さず、次回仕入れへ情報を戻します。
毎月値下げが多い品種TOP10を作り、市場へ行く前に確認します。
TOP10の商品は原則追加しない、または数量半減とします。
反対に定価販売率90%以上、30日以内販売率80%以上の商品は重点仕入れ候補です。
観葉植物市場で利益を残すためには、値下げを完全になくすことではなく、値下げが必要になる商品を減らすことが重要です。定価販売率を月1回確認し、値下げ理由、価格帯、商品カテゴリー、販売までの日数を分析することで、仕入れ段階から利益を守りやすくなります。
よくある質問
Q1. 定価販売率はどう計算しますか?
A. 月200鉢販売し、そのうち150鉢を定価で販売した場合、定価販売率は75%です。
Q2. 値下げ商品は何を記録すればよいですか?
A. 商品名、入荷日、値下げ理由、値下げ率、販売日などを記録すると分析しやすくなります。
Q3. 定価販売率が低い商品は仕入れを止めるべきですか?
A. すぐ停止せず、まず数量を20〜50%程度減らし、価格や売場も見直す方法があります。
Q4. 市場で安くなっている商品は多めに買ってよいですか?
A. 安さだけで判断せず、月間販売数から何か月分になるかを確認して仕入れましょう。
Q5. どのくらいの頻度で定価販売率を確認しますか?
A. 月1回程度、商品カテゴリーや価格帯別に確認すると改善ポイントを見つけやすくなります。
まとめ
観葉植物市場で仕入れた商品が値下げばかりになる場合は、毎月の定価販売率を確認しましょう。200鉢中150鉢を定価販売なら75%です。さらに値下げ理由を長期在庫、過剰仕入れ、価格設定などに分類し、どこに原因があるかを確認します。価格帯別・カテゴリー別にも定価販売率を比較し、毎月低い商品は仕入れ数量を20〜50%程度調整します。「安く仕入れる」だけでなく「定価で売り切れる数量を仕入れる」という考え方へ変えることで、観葉植物市場からの仕入れをより利益につなげやすくなります。
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