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観葉植物市場で仕入れた植物の管理作業が増えすぎる!手間まで考えた商品選びの方法
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた植物の管理作業が増えすぎる!手間まで考えた商品選びの方法
観葉植物市場で品揃えを増やした結果、「毎日の管理に時間がかかる」「水やりや葉の手入れだけで午前中が終わる」と困ることがあります。植物は仕入れて終わりではなく、販売されるまで状態を維持する作業が必要です。1鉢あたり数分の違いでも、在庫が100鉢、300鉢と増えれば大きな作業時間になります。そのため仕入れ価格や売れ行きだけでなく、「販売までにどれだけ管理時間が必要か」も仕入れ判断に加えることが重要です。今回は、観葉植物市場で管理負担の大きい商品を増やしすぎないための考え方を解説します。
在庫量から週の管理時間を把握する
観葉植物市場で商品を選ぶとき、多くの場合は仕入れ価格、販売価格、見た目、売れそうかどうかを確認します。
しかし、店舗運営では「仕入れ後に何分管理する必要があるか」という視点も重要です。
例えば在庫100鉢について、1鉢平均1分の管理作業を週2回行えば、1週間200分、約3時間20分です。
300鉢なら600分、10時間になります。
実際には植物ごとに必要な作業は異なりますが、在庫量が増えるほど管理時間が増えることは明確です。
管理負担A・B・Cで高負担商品の上限を決める
そこで、商品を「管理負担A・B・C」の3段階程度に分けます。
Aは比較的管理しやすく、定期確認が中心の商品。
Bは葉の清掃や状態確認など、やや手間が必要な商品。
Cは販売まで頻繁な確認や個別対応が必要になりやすい商品です。
これは植物そのものの優劣ではなく、自店の売場環境やスタッフ体制に対して管理しやすいかどうかで判断します。
例えば在庫300鉢のうち、A商品210鉢、B商品60鉢、C商品30鉢なら、構成比は70%・20%・10%です。
この程度なら管理できても、C商品が120鉢、全体の40%になると作業負担が大きくなる可能性があります。
そのため管理負担の高い商品は全在庫の10〜20%以内など、自店なりの上限を設定します。
1週間の作業時間を測り人件費へ換算する
次に実際の作業時間を1週間だけ測定してみます。
月曜日の管理120分、水曜日90分、金曜日120分なら週330分、5時間30分です。
スタッフの時間単価を1,500円と考えれば、週8,250円、4週間で約3万3,000円相当の作業です。
この数字を把握すると、仕入れ価格が安い商品でも、管理負担が大きければ必ずしも効率的とは限らないことが分かります。
カテゴリー別の1鉢管理時間を利益と比べる
商品カテゴリー別にも測定します。
例えば小型100鉢の管理に60分、中型50鉢に50分、大型20鉢に40分かかったとします。
1鉢あたりでは小型0.6分、中型1分、大型2分です。
大型商品の方が1鉢あたりの作業負担が大きいことが分かります。
ただし大型は販売単価も高い場合があるため、「手間がかかるから仕入れない」のではなく、利益とのバランスを確認します。
例えば大型商品1鉢の粗利益が5,000円で、販売まで合計20分の管理作業が必要なら、十分に採算が合う可能性があります。
一方、粗利益500円の商品に合計15分かかる場合は、数量や販売方法を見直す余地があります。
代表10品種の管理時間上位を見直す
そこで「1鉢あたり管理時間」を簡単に記録します。
厳密に毎回計測する必要はありません。
代表商品を10品種程度選び、1週間だけ測れば十分参考になります。
管理時間が長い上位5品種を確認し、本当に販売上必要かを検討します。
管理負担と在庫日数を掛け合わせ長期在庫を減らす
さらに、在庫日数との掛け合わせが重要です。
1回の管理作業が簡単でも、90日売れなければ管理回数が増えます。
週2回確認する商品が90日、約13週間残れば26回確認することになります。
1回1分でも26分です。
同じ商品が10鉢あれば260分、4時間20分になります。
一方、14日で売れるなら管理期間は約2週間なので、作業回数も大幅に減ります。
そのため「管理負担×在庫日数」で考えます。
管理負担Cで60日以上在庫している商品は、優先的な見直し対象です。
例えば月1回、C商品30鉢の在庫日数を確認します。
30鉢中15鉢が30日以内、10鉢が31〜60日、5鉢が61日以上なら、61日以上の5鉢について販売促進や次回仕入れ停止を検討します。
C商品を上限内で入れ替えゾーン別作業を標準化する
市場へ行く前にも管理負担を確認します。
現在C商品が上限30鉢まであるなら、新たなC商品は原則仕入れないというルールです。
市場で魅力的な商品を見つけた場合は、既存C商品が売れてから入れ替えます。
これにより管理が難しい商品だけが増え続けることを防げます。
また、作業を標準化することも重要です。
毎日すべての植物を一律に確認するのではなく、売場を3〜5ゾーンに分け、曜日ごとに重点確認する方法があります。
例えば月曜日は入口と小型、水曜日は中央と中型、金曜日は大型とバックヤードなどです。
ただし植物の状態確認は環境や種類によって必要な頻度が異なるため、固定スケジュールだけに頼らず個体の状態を確認することが前提です。
手間の共有と月間管理時間を改善指標にする
スタッフが複数いる場合は、週1回10分程度、「管理に時間がかかった商品」を共有します。
月に同じ商品が3回以上話題になる場合は、仕入れ数量や売場環境を見直します。
「売れた商品」だけでなく「手間がかかった商品」を記録することで、仕入れ判断の質が変わります。
月間管理時間もKPIとして使えます。
現在月40時間かかっているなら、商品数を減らさず35時間へ短縮することを目標にします。
管理負担の高い長期在庫を減らしたり、売場配置を改善したりすることで、5時間削減できれば年間60時間です。
観葉植物市場で効率よく仕入れるためには、仕入れ価格と販売価格だけでなく、「販売されるまでに必要な管理時間」もコストとして考えることが重要です。管理負担をA・B・Cに分類し、負担の大きい商品を全体の10〜20%程度に抑えるなど、自店の人員に合った品揃えを作りましょう。
よくある質問
Q1. 植物の管理負担はどのように分類すればよいですか?
A. 自店での作業量を基準に、管理しやすいA、やや手間のかかるB、個別対応が多いCなど3段階にすると分かりやすくなります。
Q2. 管理時間は毎日計測する必要がありますか?
A. 必要ありません。まず1週間、代表的な10品種程度を測定するだけでも参考になります。
Q3. 管理負担の高い商品は仕入れない方がよいですか?
A. 必ずしもそうではありません。販売単価や粗利益、販売速度とのバランスで判断しましょう。
Q4. 管理負担の高い商品は何%までが目安ですか?
A. 店舗によって異なりますが、まず全在庫の10〜20%以内など上限を設定し、実際の作業時間を見て調整する方法があります。
Q5. 長期在庫になると管理負担はどの程度増えますか?
A. 週2回確認する商品が90日残れば約26回確認することになります。在庫日数が長いほど累積作業時間も増えます。
まとめ
観葉植物市場で仕入れ後の管理作業が増えすぎる場合は、商品ごとの管理時間まで仕入れ判断に加えましょう。在庫300鉢を1鉢1分、週2回確認すれば週600分、約10時間になります。商品を管理負担A・B・Cに分け、負担の大きいC商品を10〜20%以内にするなど上限を設定します。また、管理負担と在庫日数を組み合わせ、C商品で60日以上残るものは重点的に見直しましょう。仕入れ価格だけでなく「売れるまでの手間」まで数字で把握することが、無理なく続けられる観葉植物市場での仕入れにつながります。
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