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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で仕入れを増やしても売上が伸びない!在庫量と販売量のバランス改善法

植物の仕入れ

観葉植物市場で仕入れを増やしても売上が伸びない!在庫量と販売量のバランス改善法

観葉植物市場で品揃えを充実させるために仕入れ量を増やしたのに、「在庫だけ増えて売上が思ったほど伸びない」「商品数は多いのに販売数が変わらない」と困ることがあります。商品が増えれば必ず売上も比例して伸びるとは限りません。売場面積や客数、価格帯などに対して在庫が多すぎると、商品が埋もれ、管理負担や値下げ商品だけが増えることもあります。今回は、観葉植物市場からの仕入れ量と実際の販売量を比較し、売上につながる適正在庫を考える方法を具体的な数字とともに解説します。

仕入れ数と販売数の差を在庫増減数として追う

観葉植物市場で仕入れ量を増やすと、売場が充実して見えます。しかし、仕入れ量を2倍にすれば売上も2倍になるとは限りません。

たとえば月間仕入れ200鉢、月間販売180鉢だった店舗が、仕入れを300鉢へ増やしたとします。

販売が200鉢までしか増えなければ、以前は月20鉢増えていた在庫が、今度は月100鉢増える計算です。

この状態が3か月続けば、単純には300鉢分の在庫増加要因になります。

そこで最初に確認したいのが「仕入れ数」と「販売数」の差です。

月間仕入れ250鉢、販売220鉢なら差は30鉢です。

翌月仕入れ280鉢、販売225鉢なら差は55鉢です。

さらに翌月300鉢、販売230鉢なら差は70鉢です。

売上は少し増えていますが、仕入れの増加速度の方が大きいことが分かります。

この差を「在庫増減数」として月1回確認します。

販売量から目標在庫月数を決め仕入れを調整する

次に、在庫総数を見ます。

月初200鉢、月末230鉢なら30鉢増加です。月末285鉢、355鉢と増えていけば、販売量に対して仕入れが多すぎる可能性があります。

そこで「月間販売数に対して在庫何か月分あるか」を確認します。

現在庫300鉢、月間販売200鉢なら約1.5か月分です。

現在庫500鉢、月間販売200鉢なら2.5か月分です。

観葉植物は長期間保管するほど管理負担が増えるため、自店で目標在庫月数を設定します。

たとえば「全体で1〜1.5か月分」「定番商品は2か月以内」「新商品は1か月以内」などです。

現在2.5か月分あるなら、次月の仕入れを20〜30%減らすなど調整します。

サイズ別の最大陳列数で売場の過密を防ぐ

売場面積との関係も重要です。

たとえば100鉢で見やすい売場に200鉢並べると、一つひとつの商品が目立たなくなる可能性があります。

商品数が増えたことで売場の滞在時間が増える場合もありますが、選択肢が多すぎて選びにくくなることもあります。

そこで、売場の最大陳列数を決めます。

小型100鉢、中型50鉢、大型15鉢などサイズ別に上限を設定し、それを超える在庫は仕入れ調整のサインとします。

1平方メートルあたり売上でスペース効率を測る

さらに、「売上額」だけでなく「1鉢あたり売上」や「売場1平方メートルあたり売上」を見る方法もあります。

たとえば売場20平方メートルで月売上100万円なら、1平方メートルあたり5万円です。

在庫を増やして月売上105万円になっても、売場が25平方メートル必要になれば1平方メートルあたり4万2,000円です。

売上総額は5%増えていますが、スペース効率は下がっています。

管理時間と値下げを含め増量効果を再評価する

また、在庫が増えると管理時間も増えます。

200鉢の管理に1日40分だったものが、350鉢で70分になれば、1日30分増加です。

月25日営業なら750分、12時間30分増えます。

時給1,200円換算なら月1万5,000円相当の追加人件費です。

つまり売上が少し増えても、管理コストまで考えると利益が増えていない可能性があります。

そこで、仕入れ量を増やした月は「売上増加額」「在庫増加数」「管理時間増加」の3つをセットで確認します。

たとえば仕入れを50鉢増やし、売上が10万円増えたが管理人件費が1万5,000円増え、値下げが3万円増えた場合、本当に効果があったのか再評価する必要があります。

カテゴリー別に10〜20%ずつ増やし1か月検証する

カテゴリー別にも確認しましょう。

小型を50鉢増やして販売が40鉢増えたなら効果的です。一方、大型を20鉢増やして販売が2鉢しか増えていないなら、大型の追加は過剰だった可能性があります。

仕入れを増やす場合は、一気に30%、50%増やすより、まず10〜20%程度増やして1か月結果を見る方法がおすすめです。

月200鉢なら220〜240鉢程度です。

販売数が同じ割合で伸び、在庫月数が悪化しなければ次の増量を検討します。

一方、在庫だけ増えた場合は元の数量へ戻します。

観葉植物市場で売上を伸ばすには、単純に仕入れ量を増やすのではなく「売れる在庫」を増やすことが重要です。

月間仕入れ数、販売数、在庫月数、管理時間という4つを比較し、仕入れ量が販売量を上回り続けていないかを確認しましょう。商品数ではなく在庫効率を見ることが、利益につながる仕入れ改善のポイントです。

よくある質問

Q1. 仕入れ量を増やせば売上も増えますか?

A. 必ずしも比例して増えるとは限りません。販売数、売場面積、客数などとのバランスを見る必要があります。

Q2. 在庫は何か月分が適正ですか?

A. 店舗によりますが、全体で1〜1.5か月分など目標を設定し、商品カテゴリーごとに調整する方法があります。

Q3. 仕入れを増やす場合は何%ずつがよいですか?

A. まず10〜20%程度増やし、1か月程度販売数と在庫を確認してから次の判断をする方法がおすすめです。

Q4. 商品数が多いほど売場は魅力的になりますか?

A. 過剰に並べると商品が見えにくくなることもあります。サイズ別に最大陳列数を決めると管理しやすくなります。

Q5. 管理時間も仕入れ判断に含めるべきですか?

A. はい。在庫増加によって水やりや清掃の時間が増えるため、利益を考える際には人件費も確認することが重要です。

まとめ

観葉植物市場で仕入れ量を増やしても売上が伸びない場合は、月間仕入れ数と販売数の差を確認しましょう。現在庫を月間販売数で割り、何か月分の在庫を持っているかを見ることも重要です。在庫2.5か月分など目標を超えている場合は、次月仕入れを20〜30%抑えるなど調整します。また、仕入れを増やす場合は一気に増やさず10〜20%程度から試し、1か月後に売上、在庫、管理時間を比較しましょう。「商品数を増やす」のではなく、「販売につながる在庫を増やす」ことが観葉植物市場で売上と利益を伸ばすポイントです。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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