豊明卸問屋マガジン
人気の記事
観葉植物市場で仕入れたギフト商品が売れない!贈答需要を逃さない品揃えの作り方
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れたギフト商品が売れない!贈答需要を逃さない品揃えの作り方
観葉植物市場で「ギフト需要がありそう」と思って仕入れた商品が、思ったほど動かず困ることがあります。観葉植物は開店祝い、新築祝い、誕生日、退職祝いなど幅広い贈答用途がありますが、単に見栄えの良い植物を揃えるだけでは売れにくい場合があります。ギフト商品では、価格帯、サイズ、ラッピング、持ち帰りやすさ、贈る相手のイメージまで考えることが重要です。今回は、観葉植物市場でギフト向け商品を仕入れる際に、どの価格帯を何鉢揃えるか、どのように売場を分けるかを具体的な数字とともに解説します。
贈答価格帯とサイズ別需要から商品構成を決める
観葉植物市場でギフト向け商品を仕入れる際に、まず確認したいのが自店で実際に売れている贈答価格帯です。
たとえば直近6か月のギフト販売100件を確認し、「3,000円未満20件」「3,000〜5,000円35件」「5,000〜1万円30件」「1万円以上15件」だったとします。この場合、3,000〜1万円の商品が全体の65%を占めています。
この販売実績があるなら、ギフト商品をすべて高単価に寄せるのではなく、3,000〜5,000円、5,000〜1万円を中心に仕入れる方が自店の需要に合いやすくなります。
次にサイズです。ギフトの場合、見栄えだけでなく持ち帰りや配送のしやすさも重要です。大きすぎる商品は贈答用として魅力があっても、持ち運びが難しいため購入をためらうお客様もいます。
そこでギフト商品を「小型」「中型」「大型」の3段階に分けます。たとえば50鉢用意するなら、小型20鉢、中型20鉢、大型10鉢など、40%・40%・20%の構成にします。
小型は誕生日やちょっとした贈り物、中型は新築祝いや退職祝い、大型は開店祝いや法人向けなど、用途を分けると売場も作りやすくなります。
完成後の販売価格と用途別売場を組み立てる
また、ギフト商品では鉢や鉢カバーとの組み合わせも重要です。植物本体は2,000円でも、鉢カバーやラッピングを追加して4,000円の商品として提案できる場合があります。
そこで仕入れ時には「植物単体の価格」だけでなく、「完成後のギフト販売価格」を想定します。
たとえば植物2,000円、鉢カバー1,000円、ラッピング資材300円、合計3,300円の商品を5,000円で販売するのか、それとも別の組み合わせで6,000円にするのかを事前に考えます。
ギフト商品は用途が伝わる売場づくりも重要です。品種別に並べるだけではなく、「3,000円台ギフト」「5,000円台ギフト」「開店祝い」「新築祝い」など、価格や用途で3〜5カテゴリーに分けます。
お客様は「モンステラが欲しい」というより、「5,000円くらいで新築祝いを探している」というケースもあります。用途別に見せることで選びやすくなります。
繁忙期の販売数とラッピング作業量を準備する
次に、ギフト需要の時期を記録します。たとえば3月〜4月は送別や新生活、法人の移転などが重なり、通常月よりギフト件数が増える可能性があります。
前年同月の販売数を確認し、通常月20件、繁忙月40件だったなら、繁忙期前は1.5〜2倍程度の商品を準備するという考え方ができます。ただし、すべてを一度に仕入れるのではなく、2週間ごとに売れ行きを見て追加する方が安全です。
また、ラッピング対応時間も考慮します。1件のラッピングに10分かかり、1日10件入れば100分です。繁忙期には商品在庫だけでなく、作業量も増えます。
そこで、あらかじめラッピングしやすい商品を10〜20鉢程度準備しておく、資材を価格帯別にセットしておくなど、作業効率も考えた仕入れが必要です。
相談内容から売れない原因と仕入れ条件を直す
問い合わせ内容の記録も役立ちます。「5,000円以内」「背が高いもの」「持ち帰りやすいもの」などの相談が1か月に何件あるか記録します。
たとえば月30件のギフト相談のうち、「5,000円以内」が18件なら60%です。この数字が分かれば、次回の観葉植物市場で探す商品の基準が明確になります。
ギフト商品が売れない場合は、植物そのものに問題があるとは限りません。価格帯が合っていない、サイズが大きすぎる、用途が分かりにくい、ラッピングイメージが伝わっていないなど、複数の原因が考えられます。
観葉植物市場でギフト商品を仕入れる際は、「価格」「サイズ」「用途」「完成後の見た目」「販売時期」の5項目をセットで考えることが重要です。販売実績を基準に構成を作ることで、贈答需要を取りこぼしにくくなります。
よくある質問
Q1. ギフト向け観葉植物はどの価格帯を多く揃えるべきですか?
A. 自店の過去6か月程度の販売実績を確認し、実際に売れている価格帯を中心に構成するのがおすすめです。
Q2. ギフト商品は何サイズくらいに分けるとよいですか?
A. 小型・中型・大型の3段階程度に分けると、用途別に提案しやすくなります。
Q3. ラッピング代も販売価格に含めて考えるべきですか?
A. はい。植物、鉢カバー、ラッピング資材などを合計し、完成後の販売価格から逆算して仕入れを考えるとよいでしょう。
Q4. ギフト需要が増える時期はどう把握しますか?
A. 前年同月の販売件数を確認し、通常月との違いを記録すると繁忙期を予測しやすくなります。
Q5. ギフト商品が売れない場合はどう見直せばよいですか?
A. 価格帯、サイズ、用途表示、ラッピングイメージ、陳列方法などを順番に見直すことをおすすめします。
まとめ
観葉植物市場でギフト向け商品を仕入れる際は、見た目の良さだけでなく、実際の贈答需要に合わせた価格帯とサイズ構成が重要です。直近6か月のギフト販売を分析し、3,000円台、5,000円台、1万円前後など売れ筋価格を把握しましょう。また、小型・中型・大型の3段階に分け、用途別に提案できるようにすると選びやすくなります。繁忙期には前年実績を確認し、通常月の1.5〜2倍程度まで段階的に準備する方法も有効です。観葉植物市場で「贈りやすい商品」を数字で選ぶことで、ギフト需要を取りこぼしにくくなります。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
