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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で仕入れた植物の価格差が大きい!高い・安いを見極める比較ポイント

植物の仕入れ

観葉植物市場で仕入れた植物の価格差が大きい!高い・安いを見極める比較ポイント

観葉植物市場で商品を見ていると、「同じ品種なのに価格が大きく違う」「安い商品を選んでよいのか迷う」と感じることがあります。観葉植物は工業製品のように完全に規格が同じではなく、サイズ、樹形、葉のボリューム、幹の太さ、仕立て方、鉢の状態などによって価格差が生まれます。そのため、単純に最安値の商品を選べばよいとは限りません。逆に、高い商品だから必ず売れるとも限りません。今回は、観葉植物市場で価格差がある商品を比較するときに、仕入れ担当者が確認したいポイントを具体的な数字とともに解説します。

サイズ・樹形・葉量を揃えて価格差を比較する

観葉植物市場で同じ品種の商品を比較するとき、最初に見てしまいがちなのが仕入れ価格です。たとえば同じ名前の植物が1鉢1,500円と2,200円で並んでいれば、700円安い方がお得に見えます。

しかし、価格差700円だけで判断するのは危険です。観葉植物は同じ品種でも、商品価値に差があるからです。

まず確認したいのがサイズです。鉢サイズが同じ8号でも、高さが100cmの商品と140cmの商品では見栄えが異なります。さらに横幅が50cmと80cmでは、売場での存在感も変わります。

そこで価格を比較するときは、「品種」「鉢サイズ」「高さ」「横幅」の4項目を揃えて確認します。

次に樹形です。たとえば仕入れ価格1,500円の商品は枝が片側に偏っており、2,200円の商品は360度どこから見てもバランスがよい場合があります。700円高くても、後者の方が販売しやすい可能性があります。

葉のボリュームも重要です。高さが同じでも、葉数が少なくスカスカに見える商品と、葉がしっかり茂った商品では印象が大きく変わります。

市場で比較する際は、正面だけでなく鉢を回し、最低でも前後左右の4方向程度から確認すると判断しやすくなります。

想定粗利益と平均販売日数から商品価値を測る

さらに、販売価格から逆算することも大切です。たとえば自店で5,000円程度で販売したい商品の場合、仕入れ価格1,500円なら価格差は3,500円、2,200円なら2,800円です。

ただし、1,500円の商品は樹形が悪く、販売価格4,000円まで下げないと売りにくいかもしれません。そうなると単純な価格差は2,500円です。一方、2,200円の商品を5,500円で販売できるなら3,300円の差になります。

つまり「安く仕入れた方が利益が大きい」とは限りません。

そこで、仕入れ時には想定販売価格を書き出します。「仕入れ価格」「想定販売価格」「想定粗利益」の3つを比較する方法です。

たとえばA商品が仕入れ1,500円、販売4,000円、差額2,500円。B商品が仕入れ2,200円、販売5,500円、差額3,300円なら、B商品の方が粗利益額は800円大きくなります。

また、販売速度も確認します。利益額が高くても60日売れない商品より、多少利益が少なくても14日程度で売れる商品の方が資金効率は高い場合があります。

そのため、主要商品については「平均販売日数」も記録しましょう。月1回、10〜20品種程度確認するだけでも、どの価格帯・品質の商品が売れやすいかが見えてきます。

価格・バランス・品質の役割別に仕入れを配分する

市場で価格差を比較する場合は、3段階に分類する方法も便利です。「価格優先」「バランス型」「品質優先」です。

低価格帯の商品は数を売る商品、バランス型は日常的な主力商品、品質優先は一点物や高単価商品として仕入れるなど、役割を分けます。

たとえば100鉢仕入れるなら、価格優先30鉢、バランス型60鉢、品質優先10鉢など、自店の客層に合わせて比率を設定します。

また、価格が安い理由が何なのかを確認することも大切です。サイズが小さい、樹形に個体差がある、葉傷みがあるなど、理由を理解したうえで販売可能なら仕入れ候補になります。

反対に、価格が高くても、その分だけ販売価格を上げられないのであれば慎重に判断します。

観葉植物市場での価格比較では、「1鉢いくらか」だけではなく、「どの状態の商品を、いくらで販売できるか」を見ることが重要です。品種、サイズ、樹形、葉量、販売価格、販売速度という6つの視点を持つことで、高い・安いという表面的な価格差に惑わされにくくなります。

よくある質問

Q1. 同じ品種なら一番安い商品を仕入れた方がよいですか?

A. 必ずしもそうではありません。サイズ、樹形、葉量、傷みなどを確認し、実際の販売価格まで考えて判断しましょう。

Q2. 価格比較では何項目を見るとよいですか?

A. 品種、鉢サイズ、高さ、横幅、樹形、葉の状態などを確認すると比較しやすくなります。

Q3. 高い商品を仕入れるメリットはありますか?

A. 品質や樹形が良く、より高い販売価格を設定できる場合は、結果的に粗利益額が大きくなる可能性があります。

Q4. 仕入れ価格と販売価格だけ見れば十分ですか?

A. 販売までの日数も重要です。14日で売れる商品と60日かかる商品では在庫負担が異なります。

Q5. 価格帯は何種類くらいに分けるとよいですか?

A. 価格優先、バランス型、品質優先など3段階程度に分けると仕入れ構成を作りやすくなります。

まとめ

観葉植物市場で価格差が大きい商品を比較するときは、安さだけで判断しないことが重要です。品種、鉢サイズ、高さ、横幅、樹形、葉量などを揃えて比較し、さらに想定販売価格と平均販売日数まで確認しましょう。仕入れ1,500円の商品より、2,200円の商品でも高く販売でき、短期間で売れるのであれば利益につながる場合があります。価格優先、バランス型、品質優先の3段階に商品を分け、自店の顧客に合う構成を作ることで、観葉植物市場での価格比較をより正確に行えるようになります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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