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【高い観葉植物ばかり仕入れて売上が安定しない!卸売市場で価格帯をバランスよく揃える方法】
植物の仕入れ
【高い観葉植物ばかり仕入れて売上が安定しない!卸売市場で価格帯をバランスよく揃える方法】
「市場で見栄えの良い観葉植物を選んでいたら高価格帯ばかりになった」「安い商品は売れるけれど客単価が上がらず困っている」と悩んでいませんか。観葉植物の品揃えでは、品種やサイズだけでなく価格帯のバランスも重要です。高額商品ばかりでは購入できるお客様が限られ、低価格商品だけでは売上や粗利益を伸ばしにくくなることがあります。今回は、観葉植物卸売市場で仕入れる際に、複数の価格帯をバランスよく構成する方法を具体的に解説します。
低・中・高価格帯の構成比を整えて売上を安定化
観葉植物卸売市場で商品を選ぶとき、多くの仕入れ担当者は品種、品質、サイズを中心に判断します。
しかし、店舗全体の商品構成を見ると、いつの間にか「5,000円以上の商品ばかり」「1,000円以下の商品ばかり」など価格帯が偏ることがあります。
価格帯の偏りは、お客様の選択肢を狭くします。
例えば来店客100人のうち、予算3,000円以内のお客様が50人いる店舗で、商品全体の70%が5,000円以上なら、多くのお客様が購入しにくい売場になっています。
そこで1つ目に行いたいのが「現在の在庫を価格帯別に分類すること」です。
例えば、
1,000円未満
1,000〜2,999円
3,000〜4,999円
5,000〜9,999円
1万円以上
の5段階に分けます。
在庫200鉢なら、それぞれ何鉢あるか集計します。
2つ目は「販売実績も同じ価格帯で分類すること」です。
過去3か月の販売数を価格別に見ます。
例えば販売数の構成が、
1,000円未満15%
1,000〜2,999円30%
3,000〜4,999円25%
5,000〜9,999円20%
1万円以上10%
だったとします。
一方、現在庫が1万円以上30%なら、高額在庫が販売需要に対して多い可能性があります。
3つ目は「販売構成に近い仕入れ比率を作ること」です。
販売実績と完全に同じにする必要はありませんが、一つの基準になります。
例えば月100鉢仕入れるなら、低価格20鉢、中価格50鉢、高価格30鉢など、自店の実績に合わせます。
市場で魅力的な高額商品を見つけても、高価格帯枠を使い切っていれば次回へ回す判断ができます。
4つ目は「入口価格を用意すること」です。
初めて観葉植物を買うお客様が手に取りやすい価格帯を作ります。
例えば980円、1,480円、1,980円などの商品を常時20〜30鉢程度置く方法があります。
低価格商品は大きな利益を作りにくい場合がありますが、来店客が最初に購入するきっかけになることがあります。
5つ目は「中心価格帯を決めること」です。
自店で最も売りたい価格帯を1つ決めます。
例えば3,000〜5,000円の商品が販売数と利益のバランスが良いなら、この価格帯を全仕入れの40〜50%程度にします。
市場へ行く際も「3,980円で販売できる商品を10品探す」というように具体的な目的を持てます。
6つ目は「高価格帯を目玉商品として使うこと」です。
1万円以上の商品を大量に並べる必要はありません。
例えば全在庫200鉢のうち10〜20鉢程度だけ高額商品にし、売場の目玉として活用します。
大型や希少品を置くことで店舗の専門性を伝えながら、実際の販売は中価格帯で作る方法です。
7つ目は「低価格だけに偏らないこと」です。
1,000円以下の商品がよく売れるからと大量仕入れすると、販売数量は増えても売上が伸びにくくなります。
例えば500円の商品を100鉢売れば5万円ですが、5,000円の商品10鉢でも5万円です。
粗利益や管理時間を考えると、数量だけで判断できません。
8つ目は「価格帯ごとの粗利益額を見ること」です。
低価格帯は粗利率50%でも1鉢利益500円、高価格帯は粗利率30%でも1鉢利益4,000円という場合があります。
月間で、
低価格500円×50鉢=25,000円
中価格1,500円×30鉢=45,000円
高価格4,000円×10鉢=40,000円
など、利益額を比較します。
どの価格帯が売上と利益を支えているか把握できます。
9つ目は「価格帯ごとの販売日数を見ること」です。
低価格は平均10日、中価格20日、高価格60日というように違いが出ます。
高額商品を増やすほど在庫期間が長くなる店舗なら、高価格帯の在庫上限を低めに設定します。
10個目は「欠けている価格帯を市場で埋めること」です。
例えば在庫を確認した結果、3,000〜5,000円の商品が少ないなら、次回市場ではその価格帯を重点的に探します。
品種名から仕入れリストを作るだけでなく、「販売価格2,980円商品5品種」「4,980円商品5品種」という価格軸のリストも有効です。
11個目は「サイズと価格の違和感を減らすこと」です。
同じ5号サイズで2,000円、8,000円の商品が並んでいると、お客様には価格差の理由が分かりにくい場合があります。
希少性、生産者、仕立てなど価格差の理由をPOPで説明します。
12個目は「ギフト価格帯を作ること」です。
ギフト需要がある店舗なら、3,000円、5,000円、10,000円など分かりやすい予算別商品を用意します。
例えば各価格帯5〜10商品程度用意すると、「5,000円でお祝いを探しています」という相談にすぐ対応できます。
13個目は「月1回価格帯構成を確認すること」です。
在庫が増減すると、知らないうちにバランスが崩れます。
例えば1万円以上商品が先月15%だったのに今月30%になっているなら、翌月の高額仕入れを抑えます。
14個目は「3か月ごとに理想比率を調整すること」です。
販売実績が変われば、価格帯構成も変える必要があります。
例えば3,000〜5,000円の商品販売比率が25%から40%へ増えているなら、その価格帯の仕入れ比率も増やします。
15個目は「市場での衝動仕入れを価格枠で防ぐこと」です。
1回20万円の予算なら、低価格4万円、中価格10万円、高価格4万円、新商品2万円などに分けます。
市場で高額商品を次々見つけても、高価格枠4万円を超えたら追加しないことで全体のバランスを維持できます。
16個目は「売場でも価格差を見せること」です。
低価格、中価格、高価格を混在させるだけでなく、各価格帯に意味を持たせます。
「まずは気軽に」「お部屋の主役に」「こだわりの1鉢」など用途を分けると、単なる安い・高いという比較になりにくくなります。
観葉植物卸売市場での商品選びでは、「良い植物かどうか」だけでなく、「自店の価格帯構成に必要な商品か」という視点が重要です。売上・利益・販売速度を価格帯別に確認することで、幅広いお客様が選びやすい売場を作れます。
よくある質問
Q1. 観葉植物の価格帯は何段階くらいに分ければよいですか?
A. まず5段階程度に分類すると、在庫と販売実績を比較しやすくなります。
Q2. 高額商品はどのくらい置けばよいですか?
A. 店舗によりますが、全在庫の10〜20%程度から始め、販売速度を見ながら調整する方法があります。
Q3. 最も売れる価格帯を増やすべきですか?
A. 基本的には有効ですが、利益額や販売日数も確認し、1つの価格帯へ偏り過ぎないようにしましょう。
Q4. 価格帯別の仕入れはどう管理すればよいですか?
A. 1回の仕入れ予算を低価格・中価格・高価格・新商品などに分けると、市場での買い過ぎを防ぎやすくなります。
Q5. 価格帯構成はどのくらいの頻度で見直しますか?
A. 在庫比率は月1回、理想的な構成比は3か月に1回程度見直すと実態に合わせやすくなります。
まとめ
観葉植物卸売市場で安定した仕入れを行うには、品種やサイズだけでなく価格帯の構成を管理することが重要です。まず在庫と過去3か月の販売を5つ程度の価格帯に分け、売れている価格帯と在庫比率を比較しましょう。中心価格帯を全体の40〜50%程度にし、高価格帯は10〜20%程度から調整するなど、自店独自の基準を作ると仕入れ判断がしやすくなります。月1回構成を確認し、欠けている価格帯を次回の市場仕入れで補いましょう。
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