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【少量の観葉植物を仕入れると送料が高過ぎる!卸売市場と小ロット発注の採算を改善する方法】
植物の仕入れ
【少量の観葉植物を仕入れると送料が高過ぎる!卸売市場と小ロット発注の採算を改善する方法】
「売れ残りを防ぐため少量仕入れにしたら、送料負担が大きくなった」「1鉢ずつの仕入れは安全だけれど、利益がほとんど残らない」と困っていませんか。観葉植物の小ロット仕入れは在庫リスクを抑えられる一方、配送費や梱包費が1鉢あたりの原価を押し上げることがあります。だからといって、送料を節約するために大量仕入れをすると在庫リスクが高まります。今回は、観葉植物卸売市場やオンライン卸を利用する際に、小ロットと送料のバランスを取る方法を解説します。
送料込み原価と販売数で小ロット発注の採算を改善
観葉植物の仕入れでは、「大量に買って在庫を余らせないこと」が重要です。そのため、売れ筋以外は小ロットで仕入れたいと考える店舗も多いでしょう。
しかし、小ロット仕入れには送料という別の問題があります。
例えば商品代5,000円、送料2,000円なら、商品に対して送料が40%もかかります。
5鉢仕入れなら1鉢あたり商品原価1,000円+送料400円で、実質原価は1,400円です。
一方、20鉢で商品代2万円、送料3,000円なら1鉢あたり送料150円です。
数量が増えるほど送料効率は良くなりますが、売れ残れば意味がありません。
そこで1つ目に確認したいのが「1鉢あたり送料」です。
毎回、送料総額÷仕入れ鉢数を計算します。
例えば送料3,000円で30鉢なら100円、送料2,000円で5鉢なら400円です。
商品単価だけではなく、送料込み原価で比較しましょう。
2つ目は「送料率」を見ることです。
送料率=送料÷商品代で計算できます。
商品代1万円、送料2,000円なら20%です。
商品代3万円、送料3,000円なら10%です。
自店の基準として送料率15%以下など目標を設定すると判断しやすくなります。
3つ目は「複数商品をまとめて発注すること」です。
同じ商品を大量に買う必要はありません。
例えばモンステラ5鉢、ポトス5鉢、フィカス5鉢、小型植物10鉢など、複数品種をまとめて1回の配送にします。
1品種の在庫を増やさず、総数量を増やして送料効率を改善できます。
4つ目は「発注日を固定すること」です。
在庫が1鉢減るたびに注文すると配送回数が増えます。
例えば毎週火曜日と金曜日の週2回だけ注文するなど、発注日をまとめます。
月20回配送が月8回に減れば、1回2,000円の送料なら最大2万4,000円の差になります。
もちろん欠品リスクとのバランスは必要です。
5つ目は「送料込みの再発注点を考えること」です。
在庫が1鉢になったら注文するのではなく、複数商品が一定数量以下になったタイミングでまとめて発注します。
例えば売れ筋10品種のうち3品種以上が再発注点を下回ったら注文するなどルールを作ります。
6つ目は「送料無料条件を目的に買い過ぎないこと」です。
「3万円以上送料無料」の条件があり、現在2万円しか必要ない場合、送料無料のために1万円分余計に買うのは危険です。
送料2,000円を節約するために1万円の在庫を増やすことになります。
追加商品が30日以内に売れるなら意味がありますが、売れない商品を買うなら送料を支払ったほうが安い場合があります。
7つ目は「送料無料までの差額を見ること」です。
現在の商品代2万8,000円、3万円で送料無料、通常送料2,000円なら、あと2,000円の商品追加で送料がなくなるため検討価値があります。
一方、商品代1万5,000円で3万円送料無料なら、1万5,000円追加する必要があります。
条件までの差額と送料額を比較しましょう。
8つ目は「ケース単位と小ロットを使い分けること」です。
月30鉢売れる定番商品なら12鉢・24鉢ケースでも回転できます。
一方、月3鉢しか売れない商品は3〜6鉢程度の小ロットが適しています。
全商品を同じ仕入れ方式にせず、販売速度で分けます。
9つ目は「市場引き取りと配送を比較すること」です。
送料3,000円を節約するため市場へ引き取りに行っても、交通費2,000円、人件費3時間4,500円なら総コスト6,500円です。
この場合、3,000円の配送を使ったほうが安い可能性があります。
送料だけを「高い」と考えず、移動時間まで含めた総コストで比較しましょう。
10個目は「大型商品と小型商品を分けること」です。
大型植物は配送費が高くなりやすいため、市場引き取り、小型は宅配など使い分ける方法があります。
例えば小型50鉢は1配送、大型2鉢は次回市場訪問時に引き取りなど、配送方法を分けます。
11個目は「販売価格へ送料を反映すること」です。
送料が高い商品を、送料を考えず市場仕入れと同じ価格で販売すると利益が減ります。
商品原価1,000円、送料負担400円なら実質1,400円です。
販売2,000円では差額600円しかありません。
必要に応じて2,480円などへ調整し、送料込みで利益を計算します。
12個目は「小ロット商品の利益率を月1回確認すること」です。
月50万円売れていても、小ロット商品だけ粗利率が低い可能性があります。
例えば定番商品粗利45%、小ロット商品25%なら、送料や発注方法を見直す必要があります。
13個目は「小ロット商品をセット販売すること」です。
1鉢では送料負担が大きい商品も、3鉢セットや鉢カバーセットにすると客単価を高められます。
例えば1鉢1,980円の商品を3鉢5,500円で販売するなど、1件あたり利益を増やす方法があります。
14個目は「3か月ごとに配送費を集計すること」です。
月の仕入れ商品代50万円、送料5万円なら送料率10%です。
翌月8%、その次12%など推移を見ます。
送料率が15〜20%へ上昇しているなら、発注回数が増え過ぎていないか確認します。
15個目は「小ロット仕入れの目的を忘れないこと」です。
小ロットにする目的は、送料を最小にすることではなく、在庫リスクを抑えることです。
送料を500円節約するために10鉢余計に仕入れ、5鉢が値下げになるなら本末転倒です。
送料と在庫ロスの合計が最も小さくなるポイントを探すことが重要です。
観葉植物卸売市場やオンライン卸の利用では、「送料が高いから大量に買う」「在庫が怖いから毎回少量」という極端な判断を避ける必要があります。商品ごとの販売速度と送料率を確認し、発注頻度とロットを組み合わせることで、在庫と物流コストの両方を改善できます。
よくある質問
Q1. 小ロット仕入れの送料はどう判断すればよいですか?
A. 送料総額だけでなく、1鉢あたり送料と商品代に対する送料率を確認すると比較しやすくなります。
Q2. 送料無料になるまで商品を追加したほうがよいですか?
A. 送料無料までの差額が小さく、追加商品を30日以内に販売できる見込みがある場合に検討するとよいでしょう。
Q3. 発注はまとめたほうがよいですか?
A. 欠品に注意しながら、週1〜2回など発注日を固定すると配送回数を減らしやすくなります。
Q4. 市場へ引き取りに行けば送料を節約できますか?
A. 交通費と人件費を含めて比較してください。配送を利用したほうが総コストが安い場合もあります。
Q5. 小ロット商品は販売価格を変えるべきですか?
A. 送料込みの実質原価を計算し、必要な利益が残らない場合は販売価格の見直しが必要です。
まとめ
観葉植物の小ロット仕入れでは、在庫リスクを抑えられる一方、送料負担が大きくなることがあります。まず1鉢あたり送料と送料率を計算し、複数品種をまとめて週1〜2回発注するなど配送回数を調整しましょう。送料無料条件を満たすためだけの不要な仕入れは避け、商品代・送料・交通費・人件費を含めた総コストで判断することが重要です。小ロットのメリットを維持しながら物流費を抑えることで、利益と在庫回転を両立しやすくなります。
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