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【売れない観葉植物をいつ値下げすればいい?卸売市場仕入れ後の利益を守る価格見直し方法】
植物の仕入れ
【売れない観葉植物をいつ値下げすればいい?卸売市場仕入れ後の利益を守る価格見直し方法】
「仕入れた観葉植物が何週間も売れないけれど、値下げするタイミングが分からない」「値下げしたら利益がなくなるのが怖い」と悩んでいませんか。観葉植物は生きた商品なので、長期間同じ状態で在庫できるとは限りません。一方、早過ぎる値下げは本来得られた利益を減らす原因になります。重要なのは、販売日数や商品状態に応じて段階的に対応することです。今回は、観葉植物卸売市場で仕入れた商品をいつ、どの程度見直せばよいのかを具体的な数字を交えて解説します。
在庫日数と品質を見ながら利益を守る価格見直し
観葉植物卸売市場で商品を仕入れた後、販売が思ったように進まないと「値下げしたほうがよいのでは」と考えることがあります。
しかし、入荷から7日しか経っていない商品をすぐ値下げすると、本来の販売価格で売れる機会を失う可能性があります。
反対に、90日以上何も対策せず置き続けると、管理コストや商品状態の変化によってさらに販売しにくくなる場合があります。
そこで必要なのが「段階的な価格見直しルール」です。
1つ目は「入荷日を記録すること」です。
値下げ判断を感覚で行わないため、すべての商品に入荷日を記録します。
例えば8月1日入荷なら、8月15日で14日、8月31日で30日、9月30日で60日程度です。
これだけで「長くある気がする」ではなく、実際の日数で判断できます。
2つ目は「14日では値下げより販促を優先すること」です。
14日以内はまだ新着商品として販売できる期間です。
10鉢仕入れ、14日後に8鉢残っていても、すぐ値下げするのではなく、売場変更、POP追加、SNS再紹介などを試します。
例えば入口へ7日間移動し、販売数が増えるか確認します。
3つ目は「30日で原因を分析すること」です。
入荷30日で半数以上残る商品は、価格だけでなく商品そのものを見直します。
例えば10鉢中7鉢残っているなら販売率30%です。
原因として、価格が高い、サイズが合わない、売場が悪い、説明不足、需要が少ないなどが考えられます。
30日時点では、まず売場や販促を改善し、それでも反応が弱ければ5〜10%程度の価格調整を検討します。
4つ目は「60日を本格見直しの基準にすること」です。
60日以上残る商品は長期在庫として扱います。
商品状態が良くても、売場では見慣れた商品になっている可能性があります。
例えば販売価格5,000円の商品を10%値下げすれば4,500円です。
仕入れ原価2,000円なら、まだ2,500円の差額があります。
粗利を確認しながら10〜15%程度の値下げを検討できます。
5つ目は「一律値下げしないこと」です。
同じ60日商品でも、状態や利益率が違います。
大型植物1鉢と小型商品20鉢では対応を変える必要があります。
大型は法人提案やEC掲載、小型はセット販売など、価格を下げずに販路を変える方法もあります。
6つ目は「商品状態を確認すること」です。
葉傷みが増えている、樹形が崩れてきた、鉢が汚れている場合は、価格だけでなくメンテナンスも行います。
葉拭き、剪定、鉢カバー変更などで商品価値が回復する場合があります。
週1回程度の品質チェックで早めに対応しましょう。
7つ目は「値下げ額ではなく粗利益額を見ること」です。
仕入れ2,000円、通常販売5,000円なら差額3,000円です。
10%値下げで4,500円なら差額2,500円、20%値下げで4,000円なら差額2,000円です。
どの価格までなら利益を確保できるかを事前に決めておきます。
8つ目は「値下げ前にセット販売を試すこと」です。
植物単体5,000円を4,500円へ下げる代わりに、鉢カバー原価1,000円を加え、6,980円のセットとして見せ方を変える方法もあります。
単純な値下げより付加価値を作れる場合があります。
9つ目は「値下げ期間を限定すること」です。
一度値下げしたら永久にその価格にするのではなく、7日間、14日間など期間を決めます。
例えば60日商品を10%値下げし、14日間反応を確認します。
売れなければ次の対策を検討します。
10個目は「値下げ理由を記録すること」です。
価格高、長期在庫、葉傷み、季節終了など理由を分類します。
3か月で値下げ商品が30鉢あり、そのうち20鉢が過剰仕入れなら、値下げ方法ではなく仕入れ数量を改善すべきです。
11個目は「値下げ率を月1回確認すること」です。
月200鉢販売し、そのうち30鉢が値下げなら値下げ販売率15%です。
これを10%、8%へ減らす目標を設定します。
ただし値下げを避けるために商品を長期間抱えるのではなく、粗利益と在庫回転の両方で判断します。
12個目は「値下げデータを市場仕入れへ戻すこと」です。
特定品種だけ毎回60日以上残り、20%値下げしているなら、その商品は次回仕入れ量を半分にする、サイズを変える、取り扱いを止めるなど改善します。
値下げは販売側だけの問題ではなく、仕入れ判断の結果でもあります。
13個目は「90日以上は在庫継続理由を明確にすること」です。
90日を超えても置く場合、「大型1点物で法人向け提案中」「季節待ち」「成長して商品価値が上がっている」など理由を持ちます。
理由なく残っている商品は、価格や販路を大きく見直す対象です。
14個目は「値下げしない商品の基準も作ること」です。
成長によって価値が上がる植物や、季節をまたいでも安定需要がある高品質商品などは、日数だけで下げない判断も必要です。
観葉植物の価格見直しでは、「何日経ったら必ず何%下げる」という単純なルールより、14日・30日・60日・90日の節目で、売場・販促・商品状態・粗利益を順番に確認する方法が効果的です。
よくある質問
Q1. 観葉植物は何日売れなければ値下げすべきですか?
A. 14日ではまず販促を見直し、30日で原因分析、60日程度から本格的な価格調整を検討する方法があります。
Q2. 30日で売れない場合はすぐ値下げしますか?
A. まず売場変更、POP、SNS告知などを試し、それでも反応が弱ければ5〜10%程度の調整を検討できます。
Q3. 60日商品はどのくらい値下げしますか?
A. 粗利益や商品状態によりますが、10〜15%程度から段階的に検討する方法があります。
Q4. 値下げ以外の方法はありますか?
A. 鉢カバーとのセット、法人提案、EC掲載、売場変更、SNS再紹介などがあります。
Q5. 値下げ率は管理したほうがよいですか?
A. はい。月ごとの値下げ販売率と理由を記録すると、仕入れ数量や価格設定の改善につながります。
まとめ
観葉植物の値下げは、早過ぎても遅過ぎても利益を減らす可能性があります。入荷後14日では販促、30日で原因分析、60日で価格や販路の本格見直し、90日で在庫継続理由の確認という段階的なルールがおすすめです。値下げする場合も5〜10%、10〜15%と粗利益を確認しながら調整し、月1回は値下げ率と原因を集計しましょう。値下げデータを次回の卸売市場仕入れへ戻すことで、長期在庫そのものを減らすことができます。
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