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【観葉植物をまとめ買いして大丈夫?卸売市場で大量仕入れを判断する5つの基準】
植物の仕入れ
【観葉植物をまとめ買いして大丈夫?卸売市場で大量仕入れを判断する5つの基準】
「人気商品がたくさん入荷しているからまとめて買いたい」「一度に多く仕入れると単価が下がるけれど、売れ残りが心配」と迷っていませんか。観葉植物卸売市場では、ロットを増やすことで条件が良くなる場合がありますが、数量が多過ぎると在庫期間や管理コストが増えます。大量仕入れを成功させるには、安さだけでなく販売速度、在庫日数、保管スペース、資金余力など複数の条件を確認することが重要です。今回は、観葉植物をまとめて仕入れる前に確認したい判断基準を解説します。
販売実績・保管場所・資金で大量仕入れを判断
観葉植物卸売市場で「今ならたくさんある」「まとめれば安い」という状況に出会うと、多めに確保したくなることがあります。
例えば通常1鉢1,500円の商品が、24鉢なら1,300円になる場合、1鉢200円、24鉢で4,800円安くなります。
一見するとお得ですが、販売量が月6鉢しかない店舗なら24鉢は約4か月分です。
その間、水やり、葉の清掃、害虫確認など管理が必要です。
大量仕入れを判断する1つ目の基準は「30日販売予測」です。
直近3か月の平均販売数を確認します。
例えば月20鉢、22鉢、18鉢なら平均20鉢です。
この商品を24鉢仕入れるなら、現在庫を含めて30日以内に70〜80%程度売れるか確認します。
現在庫5鉢+24鉢=29鉢に対して月20鉢しか売れないなら、9鉢程度残る可能性があります。
2つ目は「現在庫」です。
売れ筋商品でも、すでに在庫が多ければ追加大量仕入れは不要です。
月20鉢売れる商品で現在庫18鉢なら、すでに約27日分あります。
さらに24鉢仕入れれば42鉢となり、約2か月分です。
市場へ行く前に現在庫を確認するだけで、仕入れ過ぎを防ぎやすくなります。
3つ目は「スペース」です。
小型24鉢でも複数ケースになれば、売場やバックヤードを使います。
大型商品なら影響はさらに大きくなります。
例えば1鉢0.5平方メートル使う大型植物を10鉢仕入れれば5平方メートルです。
売場30平方メートルなら約17%を占めます。
仕入れ金額だけでなく、保管できるかを事前に確認しましょう。
4つ目は「資金余力」です。
大量仕入れは単価を下げても、支出総額は増えます。
通常10鉢×1,500円なら15,000円、24鉢×1,300円なら31,200円です。
1鉢単価は安くても、追加で16,200円の資金が必要です。
売れるまで1〜2か月かかれば、その資金は在庫として固定されます。
月間仕入れ予算の10〜20%以上を1商品へ集中させる場合は特に慎重に判断しましょう。
5つ目は「品質維持期間」です。
観葉植物は長期在庫になると必ず悪くなるわけではありませんが、店舗環境によって葉傷みや樹形変化が起こります。
例えば同じ商品を60日以上管理すると、入荷直後より店頭品質を保つための作業が増える可能性があります。
大量仕入れは「安く買えるか」だけではなく「品質を保って売り切れるか」が重要です。
6つ目は「販売価格を下げずに売れるか」です。
大量にあるからと価格を下げて販売すると、せっかく仕入れ単価を下げても粗利益が増えません。
通常4,000円で売れる商品なら、できるだけ通常価格で販売できる数量までにします。
30日以内に通常価格で売れる見込みが低いなら数量を減らします。
7つ目は「追加仕入れできる頻度」です。
次回仕入れが1か月後なら多少多めに持つ意味がありますが、週1回市場へ行けるなら大量在庫を持つ必要性は低くなります。
毎週補充できる商品は7〜14日分程度、月1回しか仕入れられない商品は30日分程度など、仕入れ周期に合わせます。
8つ目は「欠品頻度」です。
市場に毎回ある商品なら急いでまとめ買いする必要はありません。
逆に過去8回のうち2回しか見つからない売れ筋なら、少し多めに確保する意味があります。
例えば通常10鉢仕入れる商品を15鉢へ増やすなど、1.5倍程度から調整します。
9つ目は「季節終了までの日数」です。
繁忙期終了直前の商品を大量に買うと、売れ残りやすくなります。
例えば季節需要があと3週間程度しかないのに2か月分仕入れるのは危険です。
前年同時期の販売推移も確認しましょう。
10個目は「まとめ買い上限を決めること」です。
通常仕入れ量の1.5倍まで、売れ筋上位商品で欠品頻度が高い場合のみ2倍までなど、自店ルールを作ります。
通常12鉢なら18鉢まで、例外でも24鉢までという形です。
11個目は「30日後の結果を記録すること」です。
大量仕入れした商品は、30日後に販売率、値下げ数、残在庫を必ず確認します。
24鉢中20鉢を通常価格で販売できれば販売率約83%です。
一方、12鉢しか売れず6鉢を値下げした場合は、次回数量を減らすべきです。
12個目は「まとめ買い成功率を見ること」です。
年間10回大量仕入れし、そのうち8回が30日以内販売率80%以上なら判断精度は高いと言えます。
逆に半数以上で長期在庫が出ているなら、大量仕入れ基準を厳しくする必要があります。
観葉植物卸売市場でまとめ買いする際は、単価メリットだけではなく、販売速度、現在庫、資金、スペース、季節を確認することが重要です。安く仕入れることより、通常価格で売り切れる数量を見極めることが利益につながります。
よくある質問
Q1. 大量仕入れは通常の何倍までがよいですか?
A. 一律ではありませんが、まず通常量の1.5倍程度、販売速度が非常に速い場合でも2倍程度までを検討する方法があります。
Q2. 単価が安くなるなら大量に買ったほうがよいですか?
A. 販売速度や現在庫によります。30日以内に70〜80%程度売れる見込みがあるか確認しましょう。
Q3. まとめ買い前に確認する数字は?
A. 直近3か月の販売数、現在庫、仕入れ予算、保管スペースを確認すると判断しやすくなります。
Q4. 市場でいつでも買える商品でも大量仕入れすべきですか?
A. 週1回など短い周期で補充できるなら、必要以上に在庫を持たないほうが安全です。
Q5. 大量仕入れ後は何日で評価すればよいですか?
A. まず30日後の販売率、値下げ数、残在庫を確認すると適正数量だったか判断しやすくなります。
まとめ
観葉植物卸売市場でまとめ買いを判断する際は、「安いから買う」ではなく「30日以内に売り切れるか」を基準にすることが重要です。直近3か月の平均販売数と現在庫を確認し、通常仕入れ量の1.5倍程度から検討しましょう。また、仕入れ予算や売場スペースを圧迫しないかも確認が必要です。大量仕入れ後は30日以内販売率を記録し、70〜80%以上を安定して販売できる商品だけまとめ買い対象にすると在庫リスクを抑えやすくなります。
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