豊明卸問屋マガジン
人気の記事
ビカクシダの仕入れロットが多すぎる!小ロット仕入れで在庫を減らす方法
植物の仕入れ
ビカクシダの仕入れロットが多すぎる!小ロット仕入れで在庫を減らす方法
「欲しいビカクシダがあるのに最低ロットが多くて仕入れにくい」「ケース単位で仕入れたら在庫が大量に残った」と困っていませんか?仕入れ価格が安くても、自店の販売量を超える数量を仕入れると、売れ残りや管理コストが増える可能性があります。特にビカクシダは生きた植物なので、長期間の在庫保有は品質管理の負担にもつながります。今回は、ビカクシダの仕入れロットを考える際に、自店に合った数量を判断する方法を具体的に解説します。
月間販売数と価格差から小ロット仕入れを選ぶ
ビカクシダを仕入れる際、「10株入り」「20株単位」「1ケース30株」など、仕入れ先によって最低ロットが設定されていることがあります。
ケース単位で仕入れると1株あたりの単価が安くなる場合があるため、お得に見えます。
しかし、自店の販売量を超えていれば必ずしも得とは限りません。
たとえば月間販売数が8株の店舗で、最低ロット30株の商品を仕入れたとします。
単純計算では約3.75か月分の在庫になります。
販売ペースが落ちれば4〜5か月残る可能性もあります。
その間、水やり、状態確認、売場スペースの確保が必要です。
そのため、仕入れロットを考える際は、まず「過去30日の販売数」を確認しましょう。
月8株売れる品種なら、一度に30株ではなく8〜12株程度の仕入れが適している可能性があります。
一つの目安として、1回の仕入れ数量を月間販売数の0.5〜1か月分程度にする方法があります。
月20株売れるなら10〜20株、月10株なら5〜10株程度です。
仕入れ頻度が高い場合はさらに小ロットにできます。
たとえば月20株販売する店舗で、週1回仕入れできるなら1回5株程度で補充できます。
月1回しか仕入れできない場合は15〜20株程度必要になることもあります。
つまり、適正ロットは販売数だけでなく仕入れ頻度によって変わります。
最低ロットが大きい仕入れ先を利用する場合は、品種を分けられるか確認することも重要です。
「30株ロット」でも、同一品種30株なのか、5品種×6株で合計30株にできるのかではリスクが大きく異なります。
同一品種30株より、複数品種に分散したほうが販売対象を広げやすくなります。
ただし、品種数を増やしすぎると管理が複雑になるため、最初は3〜5品種程度に抑えるとよいでしょう。
ロットによる単価差も冷静に計算する必要があります。
たとえば10株仕入れなら1株3,000円、30株仕入れなら1株2,700円だとします。
30株なら1株300円安くなるので、合計9,000円の差です。
一見すると30株のほうが得です。
しかし、30株のうち10株が90日以上売れ残った場合、その10株分2万7,000円が長期間在庫として残ります。
さらに管理コストや商品状態の変化を考えると、9,000円の仕入れ値差だけで判断するのは危険です。
そのため、「単価が何%安くなるか」と「販売期間がどれだけ長くなるか」を両方確認しましょう。
たとえば10株ロットより30株ロットが10%安いだけなら、在庫リスクを考えて小ロットを選ぶ判断も十分合理的です。
また、売れ筋商品とテスト商品でロットを変えることが重要です。
販売実績が6か月以上あり、毎月20株程度安定して売れている商品なら、20〜30株単位の仕入れを検討できます。
一方、新品種は3〜5株程度から試すほうが安全です。
たとえば月間仕入れ30株のうち、売れ筋品種を20株、新商品を5株、希少品種を5株というように分ける方法があります。
小ロット仕入れのメリットは、売場の鮮度を保ちやすいことです。
一度に30株仕入れて3か月販売するより、10株ずつ月3回仕入れるほうが、入荷タイミングを分散できます。
「新入荷」として商品を紹介する回数も増やせます。
ただし、小ロットは送料が増える可能性があります。
送料が1回1,500円の場合、月1回なら1,500円ですが、月4回なら6,000円です。
月20株仕入れるなら月1回で1株75円、4回なら1株300円の送料負担になります。
そのため、送料を含めた1株あたり原価を計算する必要があります。
小ロットと送料のバランスを取るには、月2回程度にまとめる方法があります。
たとえば月20株なら10株ずつ2回に分ければ、在庫調整と送料抑制を両立しやすくなります。
また、最低注文金額にも注意しましょう。
1株から注文可能でも最低注文金額が3万円なら、結果的にまとめ買いが必要になることがあります。
仕入れ先を比較する際は、「最低株数」「最低金額」「送料条件」の3つを確認します。
在庫状況は週1回確認しましょう。
同一品種の在庫が月間販売数の1.5倍を超えている場合は、次回仕入れを一時停止する方法があります。
月10株売れる品種が15株以上残っているなら追加仕入れを見送ります。
逆に在庫が3株まで減り、週3株売れているなら早めに追加発注を検討します。
適正ロットは固定ではありません。
3か月ごとに販売数を集計し、売れ筋はロットを増やし、売れにくい商品は減らします。
たとえば最初5株だった商品が3か月連続で30日以内に完売しているなら、次回8〜10株へ増やせます。
逆に10株仕入れて毎回5株以上残るなら、5株程度へ減らす判断ができます。
ビカクシダの仕入れロットでは、「たくさん買うほど安い」だけで判断せず、自店の月間販売数、仕入れ頻度、送料、在庫期間を総合的に見ることが重要です。
まずは月間販売数の0.5〜1か月分程度を一つの目安にし、3か月ごとに適正数量を見直すことで、在庫を抑えながら安定した仕入れにつなげられます。
よくある質問
Q1. ビカクシダの仕入れロットはどのくらいがよいですか?
A. 月間販売数の0.5〜1か月分程度を一つの目安にし、仕入れ頻度に合わせて調整するとよいでしょう。
Q2. 大ロットのほうが安い場合はどう判断しますか?
A. 単価差だけでなく、売れ残り期間と管理コストまで含めて比較することが重要です。
Q3. 新品種は何株くらいから始めるべきですか?
A. 初めて扱う商品は3〜5株程度からテストし、30日間の販売状況を確認すると安全です。
Q4. 小ロット仕入れのデメリットはありますか?
A. 発注回数が増えると送料負担が大きくなる場合があります。1株あたりの総原価を確認しましょう。
Q5. ロットはどのくらいの頻度で見直しますか?
A. 週1回在庫を確認し、3か月ごとに販売実績を集計して仕入れロットを調整する方法があります。
まとめ
ビカクシダの仕入れロットが大きすぎると、単価が安くても売れ残りや管理負担が増える可能性があります。まずは月間販売数の0.5〜1か月分程度を目安にし、新商品は3〜5株程度からテストしましょう。送料や最低注文金額も含めて1株あたりの総原価を確認し、3か月ごとにロットを見直すことで、過剰在庫を抑えた仕入れにつながります。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
