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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で大量注文が怖い!イベント・催事で失敗しない仕入れ数量の決め方

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で大量注文が怖い!イベント・催事で失敗しない仕入れ数量の決め方

「イベント用に多肉植物を何鉢仕入れればよいか分からない」「売り切れは避けたいけれど、大量に余るのも怖い」「催事のために100鉢、200鉢仕入れて大丈夫か不安」。多肉植物をイベントや期間限定催事で販売する場合、通常店舗とは異なる仕入れ計画が必要です。イベントは短期間で販売数が伸びる可能性がある一方、終了後に大量在庫が残るリスクもあります。今回は「多肉植物 卸売」をイベント販売に活用する際に、過去実績、来場者数、販売率などから仕入れ数量を考える方法を紹介します。

イベント・催事で失敗しない仕入れ数量の決め方

多肉植物をイベントや催事で販売する際、最も難しいのが仕入れ数量です。「たくさん人が来るから多めに仕入れよう」と感覚だけで発注すると、イベント終了後に在庫が大量に残る場合があります。

まず確認したいのが、過去のイベント販売実績です。

前年に同じイベントへ出店して100鉢持ち込み、80鉢売れたなら消化率は80%です。

今年の来場者数が前年とほぼ同じなら、前年実績を基準に100~110鉢程度から検討できます。

逆に前年100鉢中40鉢しか売れなかったなら、今年は60~70鉢程度へ減らす判断も必要です。

初出店で過去データがない場合は、予想来場者数と購入率から考える方法があります。

例えば来場者1,000人のイベントで、自店の商品を実際に見る人が20%なら200人。そのうち10%が購入すると仮定すれば20件です。

1件平均2鉢購入なら40鉢です。

この場合、いきなり200鉢仕入れるのではなく、50~70鉢程度から検討するほうが安全です。

もちろん実際の購入率はイベント内容や客層によって変わります。そのため、最初は仮説として計算し、実績を必ず残します。

イベントが2日間、3日間と複数日にわたる場合は、全在庫を初日に持ち込まない方法もあります。

例えば3日間で150鉢販売予定なら、初日70鉢、2日目50鉢、3日目30鉢などに分けます。

初日の販売数が50鉢なら2日目は予定通り補充、20鉢しか売れなければ2日目以降の追加量を減らします。

卸売先から短納期で追加できる場合は、イベント前に全量確保せず、2回に分けて仕入れる方法もあります。

例えば必要予測150鉢なら、2週間前に80鉢、1週間前に40鉢、直前に30鉢という形です。

事前予約やSNS反応などを見ながら後半数量を調整できます。

商品構成も重要です。

イベントでは、1品種を大量に並べるより、複数品種を少量ずつ揃えたほうが売り場に変化を出しやすくなります。

例えば100鉢仕入れる場合、10品種を10鉢ずつ、または20品種を5鉢ずつという方法があります。

ただし、売れ筋商品については多めにします。

例えば過去データで上位5品種が販売数の50%を占めているなら、100鉢中50鉢程度を上位商品へ配分し、残り50鉢で新商品やバリエーションを作ります。

価格帯も3段階程度に分けましょう。

例えば500~800円の買いやすい商品を60%、1,000~1,500円を30%、2,000円以上を10%という構成です。

イベントでは短時間で購入判断されるため、価格が分かりやすいことが重要です。

「500円コーナー」「1,000円コーナー」など価格帯別に陳列する方法もあります。

セット販売も活用できます。

例えば「3鉢1,500円」「好きな5鉢2,500円」など、複数購入しやすい仕組みを作ると客単価を上げやすくなります。

ただし、セット割引を大きくしすぎると利益が減るため、仕入れ原価を計算します。

1鉢原価300円、3鉢で900円。3鉢1,500円なら単純差額600円です。ここから出店料、決済手数料、交通費、人件費などを差し引く必要があります。

イベントでは出店コストも必ず考慮しましょう。

例えば出店料20,000円、スタッフ人件費20,000円、交通費10,000円なら固定費50,000円です。

多肉植物1鉢あたり平均500円の粗利益が残る場合、固定費を回収するだけで100鉢の販売が必要です。

この計算をせずに「売上100,000円だったから成功」と判断すると、実際には利益が少ないことがあります。

イベント前には損益分岐点も確認しましょう。

例えば固定費50,000円、1鉢あたり平均粗利益500円なら100鉢。1鉢あたり粗利益700円なら約72鉢です。

最低何鉢売る必要があるかを把握すると、仕入れ量や価格設定を決めやすくなります。

売れ残り対策も事前に決めておきます。

イベント終了後、通常店舗やECで販売できる商品を中心に仕入れることが重要です。

イベント専用品だけを200鉢作ると、残った場合に販売先が限られます。

例えば通常店舗でも扱える定番多肉植物を70%、イベント向け商品を30%にする方法があります。

イベント終了後は、残数を必ず記録します。

持込100鉢、販売75鉢、残25鉢なら消化率75%です。

商品別にも記録します。A商品10鉢完売、B商品10鉢中2鉢販売など、品種ごとに結果を残します。

さらに時間帯別販売数も確認できると、次回の在庫配置に役立ちます。

例えば10時~12時30鉢、12時~15時40鉢、15時以降5鉢なら、午後早い時間に販売が集中していることが分かります。

2日間イベントなら、初日の時間帯データを2日目へ反映できます。

初出店の場合は、100%完売を目標にするより、70~80%程度の消化率を一つの目安にする方法があります。

売り切れによる機会損失と、売れ残りリスクの両方を考える必要があるためです。

例えば100鉢持ち込み80鉢売れ、20鉢を通常店で販売できるなら、比較的柔軟に対応できます。

イベント終了後は3日以内を目安に振り返りを行いましょう。

「販売数」「消化率」「売上」「粗利益」「売れ筋上位5品種」「売れ残り上位5品種」の6項目を記録します。

このデータを次回イベントで使えば、仕入れ数量の精度が上がります。

多肉植物の卸売をイベント販売に活用する際は、「多めに持っていけば安心」ではなく、来場者数、購入率、過去販売実績から数量を考えることが重要です。初回は50~100鉢程度など無理のない数量からテストし、イベント終了後に必ずデータを残すことで、次回以降の仕入れリスクを減らせます。

よくある質問

Q1. 初めてのイベントでは何鉢くらい仕入れるとよいですか?

A. 規模によりますが、来場者数と想定購入率を計算し、50~100鉢程度など無理のない数量からテストする方法があります。

Q2. イベント用商品は一度に仕入れるべきですか?

A. 2~3回に分けて発注できれば、予約や事前反応を確認しながら数量を調整できます。

Q3. イベントではどの価格帯の商品を多くすべきですか?

A. 買いやすい低~中価格帯を全体の60~80%程度にするなど、客層に合わせて構成するとよいでしょう。

Q4. 売れ残りを減らす方法はありますか?

A. 通常店舗やECでも販売できる定番商品を中心に仕入れ、イベント専用品の割合を30%程度までに抑える方法があります。

Q5. イベント後には何を記録すればよいですか?

A. 販売数、消化率、売上、粗利益、売れ筋上位商品、売れ残り商品などを3日以内にまとめると次回に活用できます。

まとめ

多肉植物の卸売をイベントや催事で活用する場合は、過去実績や来場者数から必要数量を計算し、一度に大量発注しないことが重要です。初回は50~100鉢程度から試し、複数日開催なら在庫も日ごとに分けましょう。イベント終了後は消化率、粗利益、売れ筋商品を必ず記録し、次回の仕入れ数量へ反映することで、大量在庫のリスクを抑えながら販売機会を広げられます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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