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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で繁忙期に商品が足りない!欠品を防ぐ事前仕入れ計画

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で繁忙期に商品が足りない!欠品を防ぐ事前仕入れ計画

「春の園芸シーズンになると多肉植物がすぐ売り切れる」「イベント直前に追加仕入れしようとしても在庫がない」「繁忙期にもっと売れたはずなのに商品不足で機会を逃した」。多肉植物の卸売では、通常期の在庫管理だけでなく、販売量が増える繁忙期の準備も重要です。繁忙期に入ってから仕入れ量を増やそうとしても、卸売先でも人気商品が欠品していることがあります。今回は「多肉植物 卸売」で繁忙期の販売機会を逃さないために、過去の販売データから仕入れ数量を予測し、段階的に在庫を準備する方法を紹介します。

欠品を防ぐ事前仕入れ計画

多肉植物の繁忙期でよく起こる問題が、「売れ始めてから慌てて仕入れる」ことです。通常期なら追加発注で対応できても、繁忙期には仕入れ先でも注文が集中し、納期が長くなったり、売れ筋品種が欠品したりする可能性があります。

そのため、繁忙期は通常より早めに販売予測を立てる必要があります。

まず前年同月の販売数を確認します。例えば前年4月に200鉢、5月に250鉢売れた店舗なら、この数字が今年の仕入れ計画の基準になります。

今年の直近3か月の売上が前年比110%で推移しているなら、4月は220鉢、5月は275鉢前後を一つの目安にできます。

ただし、前年実績をそのまま発注数量にするのではなく、現在庫も確認します。

例えば4月に220鉢販売予定で、3月末に50鉢在庫があるなら、単純に必要な追加数量は170鉢です。

この170鉢を一度に仕入れるのではなく、複数回に分けます。

例えば繁忙期開始3週間前に70鉢、2週間前に50鉢、1週間前に30鉢、直前に20鉢というように分けます。途中の販売状況や予約状況を確認しながら後半数量を変更できます。

売れ筋商品については、さらに早めの確保が必要です。

例えば売上上位10品種が全体販売数の60%を占めている場合、220鉢のうち約132鉢が上位10品種に集中する可能性があります。

この場合、定番上位商品については繁忙期の2~4週間前から卸売先の在庫状況を確認します。

毎週1回ではなく、繁忙期前だけ週2回程度確認する方法もあります。例えば月曜日と木曜日に卸売サイトをチェックし、在庫が減っている商品は早めに確保します。

ただし、売れ筋だからといって大量に買いすぎるのは危険です。前年100鉢売れた商品を今年いきなり200鉢仕入れるのではなく、前年比10~20%程度から増やして様子を見る方法があります。

例えば前年50鉢なら今年55~60鉢程度です。

新商品については繁忙期でも少量テストを続けます。繁忙期だから新商品20鉢、30鉢と仕入れるのではなく、1品種3~5鉢程度に抑えます。

販売実績のある商品に予算の80~90%を使い、新商品は10~20%程度にすることで、繁忙期の売上を安定させやすくなります。

仕入れ予算も繁忙期用に調整します。通常月の仕入れ予算が100,000円で、繁忙期の売上が通常の1.3倍になる見込みなら、仕入れ予算も110,000~130,000円程度へ段階的に増やす方法があります。

ただし、売上予測以上に仕入れ予算を増やさないことが重要です。

例えば売上20%増の見込みなのに仕入れを50%増やすと、繁忙期終了後に在庫が残る可能性があります。

発注前には必ず「前年販売数」「今年の売上伸び率」「現在庫」「発注済み数量」の4項目を確認しましょう。

例えば前年販売200鉢、今年見込み220鉢、現在庫50鉢、発注済み100鉢なら、残り必要数量は70鉢程度です。この数字を見ずにさらに150鉢注文すると、過剰在庫になりやすくなります。

イベントがある場合は、過去のイベント販売数も確認します。通常1日10鉢売れる店舗で、前年イベント日は20鉢売れたなら、通常の2倍です。

今年も同規模のイベントなら、その実績を一つの参考にします。ただし、天候や開催日数、集客施策などが違う場合もあるため、完全に同じとは限りません。

イベント向け商品は、通常在庫と分けて管理すると分かりやすくなります。例えば通常100鉢、イベント用50鉢というように分け、イベント終了後の残数も確認します。

イベント終了時に50鉢中20鉢残った場合、消化率60%です。翌年は50鉢ではなく35~40鉢程度から始める判断ができます。

繁忙期にはスタッフの作業量も増えます。仕入れ数量を増やした結果、検品や値付けが間に合わず、商品がバックヤードに置かれたままでは販売機会を逃します。

例えば1鉢の検品と値付けに1分かかる場合、200鉢で200分、約3時間20分必要です。

入荷日を分散し、1回50~70鉢程度に分けることで、作業負担も平準化できます。

また、繁忙期は売れ筋の欠品記録を残しましょう。「A商品3日欠品」「B商品7日欠品」というように記録します。

繁忙期終了後に月1回振り返りを行い、「欠品した商品」「余った商品」「予測より売れた商品」の3つを確認します。

例えばA商品は30鉢予定が45鉢売れた、B商品は50鉢用意して20鉢残ったという結果なら、翌年の数量を修正できます。

繁忙期の仕入れ計画は、1回で完成させるものではありません。毎年実績を残し、前年との誤差を小さくしていくことが重要です。

多肉植物の卸売で繁忙期に欠品を防ぐには、売れ始めてから動くのではなく、3~4週間前から準備を始めましょう。前年同月実績と現在庫を確認し、複数回に分けて発注することで、過剰在庫を抑えながら販売機会を確保しやすくなります。

よくある質問

Q1. 繁忙期の仕入れは何週間前から準備すればよいですか?

A. 目安として3~4週間前から前年実績や卸売先在庫を確認し、段階的に発注するとよいでしょう。

Q2. 前年より何%くらい仕入れを増やせばよいですか?

A. 直近の売上動向を見ながら、まず10~20%程度の増加から検討すると過剰在庫を抑えやすくなります。

Q3. 繁忙期は新商品も多く仕入れるべきですか?

A. 新商品は1品種3~5鉢程度に抑え、販売実績のある商品を中心にする方法がおすすめです。

Q4. イベント用在庫はどう管理すればよいですか?

A. 通常在庫と分け、イベント前の用意数と終了後の残数を記録すると翌年の仕入れ計画に活用できます。

Q5. 繁忙期後に何を振り返ればよいですか?

A. 欠品商品、余った商品、予測より売れた商品を確認し、翌年の数量へ反映するとよいでしょう。

まとめ

多肉植物の卸売で繁忙期の欠品を減らすには、3~4週間前から前年同月の販売数と現在庫を確認し、仕入れを複数回に分けることが重要です。前年より10~20%程度の増量から始め、売れ筋上位10商品は週2回程度在庫状況を確認しましょう。繁忙期終了後に欠品と売れ残りを記録することで、翌年の仕入れ精度も高められます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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