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豊明卸問屋マガジン

植物の仕入れで新商品ばかり増えて定番が欠品!仕入れ予算を守る商品構成の作り方

植物の仕入れ

植物の仕入れで新商品ばかり増えて定番が欠品!仕入れ予算を守る商品構成の作り方

「新しい植物を見ると仕入れたくなり、気づけば定番商品の予算が足りない」「珍しい植物は増えたのに売れ筋が欠品している」「新商品と定番商品にどのくらい予算を配分すればよいか分からない」と困っていませんか。植物仕入れ方法では、新商品を取り入れて売場に変化を出すことと、売上を支える定番を欠品させないことの両方が重要です。この記事では、月間仕入れ予算を定番・準定番・新商品・自由枠に分け、販売実績に合わせて商品構成を維持する方法を具体的な数値で解説します。

仕入れ予算を守る商品構成の作り方

植物店にとって新商品は重要です。

毎月同じ商品だけが並んでいると、リピーターのお客様に新鮮さを感じてもらいにくくなります。

SNSでも新しい商品は紹介しやすく、珍しい植物が来店理由になることもあります。

一方、新商品を増やしすぎると定番商品の補充予算が不足することがあります。

例えば月間仕入れ予算が500,000円の店舗で、新商品に200,000円使ったとします。

全体の40%です。

残り300,000円で定番、準定番、高額商品を補充する必要があります。

定番補充に毎月350,000円必要な店舗なら、この時点で50,000円不足しています。

結果として売れ筋商品が欠品し、新商品は売れ残るという状態が起こる可能性があります。

そこで仕入れ予算を用途別に分けます。

例えば月500,000円なら、定番60%で300,000円、準定番20%で100,000円、新商品15%で75,000円、自由枠5%で25,000円という構成です。

この比率は店舗によって調整しますが、新商品予算を最初から上限設定することがポイントです。

市場や展示会で魅力的な商品が多くても、新商品枠75,000円を超える場合は翌月へ回します。

定番商品とは、何となく長く扱っている商品ではなく、数字で決めましょう。

例えば過去3か月で毎月販売実績があり、販売率80%以上、平均在庫30日以内の商品を定番とします。

全100商品のうち20~30商品程度が定番になる店舗もあります。

準定番は販売率50~79%、在庫60日以内などです。

新商品は販売実績がない商品として別管理します。

この分類を3か月ごとに見直します。

新商品が売れれば準定番、さらに安定すれば定番へ昇格します。

逆に定番だった商品でも販売率が低下すれば準定番へ下げます。

商品分類は固定しないことが重要です。

例えば新商品Aを3鉢仕入れ、7日で3鉢完売したとします。

次回5鉢へ増やし、その5鉢も30日以内に売れれば準定番候補にします。

3か月連続で販売率80%以上なら定番へ昇格させます。

定番へ昇格した時点で、新商品枠ではなく定番予算から補充します。

こうすることで新商品枠が毎月新しい商品のテストに使える状態を維持できます。

一方、新商品Bを3鉢仕入れ、30日で0鉢なら次回仕入れを停止します。

「珍しいからもう一度試す」と同じ数量を繰り返すと、新商品枠が長期在庫で埋まります。

再テストする場合も1鉢程度へ減らします。

初回3鉢→0鉢販売→次回3鉢ではなく、次回0~1鉢が基本です。

新商品全体の成功率も確認しましょう。

例えば毎月10品種テストし、3か月後に定番・準定番として残るのが2品種なら成功率20%です。

これは必ずしも悪い数字ではありません。

新商品はすべて売れ筋になる必要はないからです。

重要なのは、売れなかった8品種を大量に残さないことです。

1品種2鉢なら売れ残り最大16鉢ですが、1品種10鉢なら最大80鉢です。

そのため新商品は「多品種・少量」で試す方法が安全です。

例えば新商品予算75,000円なら、平均仕入れ価格3,000円で25鉢仕入れられます。

5品種×5鉢ではなく、10品種×2鉢+高額商品1鉢などに分散できます。

どの商品が売れるか分からない段階では、1品種1~3鉢程度に抑えます。

新商品を多く見せたい場合も、同じ商品を大量に仕入れる必要はありません。

売場に10品種を各2鉢ずつ並べるだけでも20鉢の新着コーナーが作れます。

新商品予算を管理する際は「仕入れ金額」だけでなく「新商品在庫金額」も確認します。

例えば月75,000円の新商品予算でも、先月分50,000円が売れ残っている状態で今月75,000円追加すると、新商品在庫は125,000円になります。

そこで新商品在庫上限も設定します。

例えば月間仕入れ予算の20%、500,000円なら100,000円までです。

現在新商品在庫90,000円あるなら、今月新たに仕入れられるのは10,000円程度に抑えます。

「毎月15%新商品を買う」のではなく、既存在庫を含めて上限を管理することが重要です。

定番商品の欠品率も確認しましょう。

新商品を増やした結果、売上上位20商品の欠品が月10日、20日と増えているなら予算配分が間違っている可能性があります。

例えば定番欠品日数が月5日以下を目標とします。

新商品予算を15%から20%へ増やした月に欠品日数が5日から15日へ増えたなら、翌月は新商品枠を10~15%へ戻します。

新商品を増やすことで定番販売を失っていないか確認することが重要です。

売上への貢献も比較できます。

例えば定番予算300,000円から月粗利益250,000円、新商品予算75,000円から粗利益20,000円だったとします。

新商品は育成枠なので単純比較はできませんが、半年経っても粗利益貢献が低い場合は新商品枠を縮小する判断材料になります。

逆に新商品から毎月2~3品の売れ筋が生まれているなら、15%枠を維持または20%へ増やす価値があります。

仕入れ担当者に「自由枠」を設ける方法も有効です。

例えば新商品15%の中でも、10%はデータや顧客要望を参考にした新商品、5%は担当者の自由選定とします。

月500,000円なら自由枠25,000円です。

スタッフが市場で「これは面白い」と感じた商品を自由枠で仕入れられます。

それ以上欲しい場合は、既存新商品予算から調整します。

これにより担当者のセンスを活かしながら仕入れ全体が趣味に偏ることを防げます。

新商品仕入れ前に、現在の定番欠品を確認するルールも有効です。

例えば「売上上位20商品に欠品が3商品以上ある場合、新商品発注前に定番補充を優先する」と決めます。

新商品50,000円を発注しようとしていても、売れ筋5商品が欠品しているなら、先に売れ筋へ予算を回します。

売れる可能性のある新商品より、すでに売れることが分かっている商品を優先する考え方です。

ただし定番だけでは売場が固定化するため、新商品枠そのものは残します。

月によって仕入れ比率を変える方法もあります。

繁忙期は定番70%、準定番20%、新商品10%。

閑散期は定番55%、準定番20%、新商品20%、自由枠5%などです。

繁忙期は欠品防止を優先し、閑散期に少量の新商品を試します。

例えば春の4~5月は売れ筋確保、夏の落ち着く時期に秋向け商品をテストするなどです。

シーズンによって役割を変えると仕入れ予算を効率的に使えます。

売場面積にも商品構成比を設定できます。

売場100鉢なら定番60鉢、準定番20鉢、新商品15鉢、自由提案5鉢です。

新商品が売れて5鉢減ったら補充します。

売れずに15鉢残っているなら新しい新商品は追加しません。

「新商品コーナーを常に15鉢程度に保つ」という数量上限を作ることで増え続けるのを防げます。

ECの場合も、新着商品を増やしすぎると既存商品が埋もれます。

新着カテゴリは直近30日以内の商品に限定し、30日を過ぎたら通常カテゴリーへ移します。

新商品として扱う期間を30日と決めることで、いつまでも新商品枠に残ることを防げます。

30日後には「定番候補」「通常」「仕入れ停止」の3つに分類します。

仕入れ予算は月1回だけでなく週単位でも確認します。

新商品枠75,000円を月初1週間で全額使うと、月末に良い商品が出ても買えません。

例えば週15,000円×4回+予備15,000円などに分けます。

展示会や市場開催日が決まっているなら、その週だけ多めに配分します。

予算を残しておくことも仕入れ戦略です。

「今しかない」という心理で月初に使い切らないようにします。

新商品には仕入れ理由も記録しましょう。

「問い合わせが月5件」「SNSで反応が高い」「春向け」「仕入れ担当おすすめ」などです。

30日後に結果を確認します。

問い合わせが多かった商品が販売率90%なら、お客様の声を参考にした選定が成功しています。

担当者おすすめで毎回販売率20%なら、自由枠の数量を見直す必要があります。

理由と結果をセットで記録することで、次回の新商品選定精度を上げられます。

新商品から定番へ昇格する条件を明確にすることも重要です。

例えば「3か月連続販売率80%以上」「平均在庫30日以内」「値下げ率10%以下」の3条件を満たしたら定番化します。

逆に「30日販売率30%未満」「90日以上在庫」の場合は仕入れ停止です。

数値基準があれば、担当者の感覚だけで「これは今後売れるはず」と判断し続けるのを防げます。

月1回、新商品一覧と定番欠品一覧を同時に確認しましょう。

新商品在庫が増えて定番欠品も増えている場合は、仕入れ予算配分を調整します。

新商品在庫が少なく定番欠品もないなら、新商品枠を5%程度増やす余地があります。

植物仕入れ方法では、新商品と定番を対立させるのではなく、それぞれに予算と役割を持たせることが重要です。

定番で安定売上を作り、新商品枠で次の売れ筋を育てる仕組みを作りましょう。

よくある質問

Q1. 新商品は仕入れ予算の何%くらいがよいですか?

A. 一例として10~20%程度を新商品枠にし、残りを定番・準定番へ配分する方法があります。

Q2. 新商品は何鉢からテストしますか?

A. 1品種1~3鉢程度から始め、7日・14日・30日の販売状況を確認しましょう。

Q3. 新商品が売れたらいつ定番にしますか?

A. 例えば3か月連続で販売率80%以上、平均在庫30日以内などの条件を満たしたら定番化する方法があります。

Q4. 新商品在庫が多い場合でも毎月新商品を仕入れてよいですか?

A. 新商品在庫金額や鉢数に上限を設定し、上限近くなら既存在庫が減るまで追加を抑えましょう。

Q5. 定番商品が欠品している場合はどちらを優先しますか?

A. 売上上位定番商品の補充を優先し、その後に新商品予算を使う方法が基本です。

まとめ

新商品を仕入れすぎて定番が欠品する場合は、月間予算を定番60%、準定番20%、新商品15%、自由枠5%など用途別に分けましょう。新商品は1品種1~3鉢から始め、30日以内の販売結果を確認します。また、新商品在庫そのものにも上限を設定し、既存在庫が残っている場合は追加を抑えることが重要です。植物仕入れ方法では、定番で売上を安定させ、新商品を少量テストして次の売れ筋を育てる仕組みを作ることで、品揃えと収益性を両立しやすくなります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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