豊明卸問屋マガジン
人気の記事
少量で植物を仕入れたいのにロットが多すぎる!小規模店舗向けの仕入れ方法と選び方
植物の仕入れ
少量で植物を仕入れたいのにロットが多すぎる!小規模店舗向けの仕入れ方法と選び方
「植物を少しだけ仕入れたいのに最低ロットが大きい」「10鉢も20鉢も同じ品種を置くスペースがない」「小規模店舗でも利用しやすい植物の仕入れ方法を知りたい」と悩んでいる方は少なくありません。植物仕入れでは、価格だけでなく最低注文数やケース単位、最低注文金額といった取引条件が重要です。特に売場面積が限られている園芸店、雑貨店、花屋、ネットショップでは、大量仕入れがそのまま在庫リスクにつながることがあります。今回は、植物を少量から仕入れたい事業者に向けて、小ロット仕入れの考え方や仕入れ先の選び方、在庫を増やしすぎない発注方法を具体的に解説します。
小規模店舗向けの仕入れ方法と選び方
植物販売を始めたばかりの店舗や、売場面積が小さい店舗では、「必要なのは3鉢なのに10鉢単位でしか買えない」という問題が起こることがあります。植物の卸売では、物流や荷造りの効率を考えて一定数量以上をまとめて販売するケースもあるため、すべての仕入れ先が1鉢単位に対応しているとは限りません。
しかし、小規模店舗にとって大量仕入れは大きなリスクです。例えば、ある観葉植物を1鉢1,500円で10鉢仕入れれば、仕入れ額は15,000円です。実際に店頭で必要なのが3鉢だけであれば、残り7鉢分の10,500円が在庫として残ります。すぐに売れれば問題ありませんが、60日、90日と残れば、その間も水やりや葉の清掃、病害虫確認などの管理が必要です。
そのため、少量仕入れでは「1鉢当たりの仕入れ価格」だけではなく、「必要数量だけ買えるか」という条件を重視することが大切です。仮にA社が1鉢1,300円で最低10鉢、B社が1鉢1,500円で最低2鉢だった場合、3鉢必要ならB社の方が資金負担を抑えられる可能性があります。
A社では最低条件に合わせると13,000円必要ですが、B社で3鉢購入すれば4,500円です。1鉢当たりの価格だけを見るとA社が安くても、実際に必要な現金は8,500円多くなります。
小規模店舗では、まず「売場に置ける総数」を把握しましょう。例えば植物を最大40鉢展示できる店舗で、すでに30鉢在庫があるなら、新規仕入れの余裕は10鉢です。この状況で20鉢仕入れれば、売場に置けない商品が発生します。在庫スペースまで含めて、仕入れ可能数を決める必要があります。
おすすめなのは、仕入れ前に商品を3つに分類する方法です。1つ目は毎月継続して売れる「定番商品」、2つ目は販売実績を確認したい「テスト商品」、3つ目は季節やイベントに合わせる「期間限定商品」です。
定番商品は販売実績に合わせて5~10鉢、テスト商品は1~3鉢、期間限定商品は販売期間と予想客数を見ながら数量を設定すると、過剰在庫を防ぎやすくなります。
仕入れ頻度も重要です。月1回にまとめて40鉢仕入れるより、2週間に1回20鉢ずつ仕入れた方が、販売状況を見ながら数量を修正しやすくなります。オンラインで注文できる植物卸サイトなどを利用すれば、店舗を離れずに追加発注できる場合もあります。
例えば月初に20鉢仕入れ、2週間で15鉢売れた場合、次回は同じ商品を追加しやすくなります。一方、5鉢しか売れなかった場合は、次の仕入れ数量を10鉢以下に抑える判断ができます。月1回大量に仕入れてしまうと、この修正が1か月後までできません。
また、「最低注文数」と「最低注文金額」は別物なので確認が必要です。「1品種2鉢から購入可能」でも、「1回の注文金額は30,000円以上」と設定されている場合があります。少量仕入れをしたい場合は、1商品ごとのロットだけでなく、注文全体の最低金額も確認しましょう。
送料条件も重要です。少量注文を週3回行うと、その都度送料がかかる場合があります。そこで、注文日を毎週金曜日など週1回に決めて、必要商品をまとめて発注する方法があります。発注回数を月12回から4回に減らすだけでも、仕入れ業務の手間を減らせます。
さらに、小ロット仕入れでは「売れてから追加できる仕組み」が重要です。売れ筋商品を大量に抱えるのではなく、安全在庫を設定します。例えば平均して1週間に3鉢売れる商品で、納品まで3日かかるなら、店頭在庫が3~5鉢になった時点で追加発注するといったルールを作ります。
植物仕入れ方法は、大量に安く買うことだけが正解ではありません。特に小規模店舗では、「必要な植物を、必要な数量で、必要なタイミングに仕入れられること」が重要です。最初は少量から始め、1か月、2か月、3か月と販売データを蓄積しながら適正数量を見つけていきましょう。
よくある質問
Q1. 植物は1鉢から仕入れることもできますか?
A. 仕入れ先によって異なります。1鉢や2鉢から購入できる卸業者やオンライン卸サイトもあれば、ケース単位や10鉢以上などの条件がある場合もあります。
Q2. 小規模店舗では何鉢くらいから仕入れるべきですか?
A. 売場面積や販売実績によりますが、初めて扱う植物は1~3鉢程度からテストし、売れ行きを確認しながら追加する方法があります。
Q3. 最低ロットとは何ですか?
A. 1回の注文で購入しなければならない最低数量のことです。「1品種5鉢以上」など、仕入れ先によって条件が異なります。
Q4. 少量仕入れは割高になりませんか?
A. 1鉢当たりでは高くなる場合がありますが、売れ残りや在庫管理の負担を抑えられるため、店舗全体では効率的になることがあります。
Q5. 仕入れ頻度はどのくらいがよいですか?
A. 小規模店舗では1~2週間に1回程度など、こまめに販売実績を確認しながら補充する方法が適しています。
まとめ
植物を少量で仕入れたい場合は、1鉢当たりの安さだけでなく、最低ロット、最低注文金額、送料、納期を確認することが重要です。特に小規模店舗では、初めて扱う植物を1~3鉢から試し、1~2週間ごとに販売状況を確認しながら追加することで在庫リスクを抑えやすくなります。植物仕入れ方法を選ぶ際は、「安く大量に買う」よりも「必要な数量を必要なときに補充できる」という視点を持ちましょう。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
