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観葉植物市場で仕入れた商品が高単価すぎて動かない!価格帯別の在庫上限を決める方法
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた商品が高単価すぎて動かない!価格帯別の在庫上限を決める方法
観葉植物市場で樹形の良い大型植物や希少品種を見つけると、「高くても売れそう」「売場の目玉になりそう」と仕入れたくなります。しかし、高単価商品が増えすぎると、販売までに時間がかかり、仕入れ資金が在庫として長期間固定されることがあります。さらに、1鉢あたりの占有スペースも大きい商品では、売場効率まで悪化する可能性があります。今回は、観葉植物市場で高単価商品の仕入れすぎを防ぐために、販売価格帯ごとの在庫金額、鉢数、販売日数を使って仕入れ上限を決める方法を解説します。
価格帯別の販売比率から高単価在庫の持ちすぎを見抜く
観葉植物市場で高単価商品を仕入れる際に注意したいのは、「1鉢売れたときの利益が大きい」という理由だけで数量を増やさないことです。
たとえば販売価格2万円の商品を仕入れ原価1万円で10鉢持てば、在庫原価は10万円です。販売価格3万円、仕入れ原価1万8,000円の商品を10鉢なら18万円になります。
鉢数は同じ10鉢でも、在庫として固定される資金は大きく異なります。
そこでまず、販売価格帯を4段階程度に分けます。
例えば「5,000円未満」「5,000〜1万円」「1〜2万円」「2万円以上」です。
直近3か月の販売数を確認し、5,000円未満が180鉢、5,000〜1万円が100鉢、1〜2万円が40鉢、2万円以上が10鉢だったとします。
合計330鉢のうち2万円以上は約3%です。
それにもかかわらず、現在庫の30%が2万円以上なら、販売需要に対して高単価商品を持ちすぎている可能性があります。
在庫原価に占める高単価商品の上限を設定する
次に、鉢数ではなく在庫原価で構成を見ます。
全在庫原価が100万円で、そのうち2万円以上の商品が40万円なら40%です。
販売数量では3%しかないカテゴリーに、資金の40%が集中していることになります。
このような状態では、高単価商品が数鉢売れないだけで資金回転が悪くなります。
そこで「高単価在庫は総在庫原価の20%以内」など、自店独自の上限を作ります。
全在庫原価100万円なら、高単価商品は20万円までという考え方です。
現在25万円なら、次回市場では原則高単価商品の追加を抑えます。
販売速度に合わせて価格帯別の最大在庫月数を決める
販売速度も重要です。
1万円以上の商品が月5鉢売れ、現在15鉢あるなら約3か月分の在庫です。
さらに5鉢仕入れれば20鉢となり、約4か月分になります。
市場で状態の良い商品を見つけても、現在庫が3〜4か月分ある場合は見送る判断が必要です。
おすすめは、価格帯ごとに「最大在庫月数」を決める方法です。
5,000円未満は1〜1.5か月分、5,000〜1万円は1.5〜2か月分、1万円以上は1〜1.5か月分など、自店の販売速度に合わせて設定します。
高単価商品ほど長期在庫になったときの資金負担が大きいため、必ずしも多く持つ必要はありません。
品種別の鉢数上限と30・60・90日の確認基準
また、高単価商品については1品種ごとの上限も設定します。
例えば「1万円以上は同一品種3鉢まで」「2万円以上は1〜2鉢まで」というルールです。
同じ商品を10鉢持つより、違う商品を1〜2鉢ずつ揃える方が、売場の選択肢を増やしながら在庫リスクを分散できます。
高単価商品は30日、60日、90日の3段階で確認します。
仕入れから30日以内に売れれば継続候補です。
60日経過しても売れない場合は、売場位置、商品説明、販売価格を見直します。
90日以上残る場合は、同カテゴリーの追加仕入れを停止し、既存在庫の販売を優先します。
たとえば2万円以上の商品を10鉢持ち、そのうち4鉢が90日以上なら40%です。
この状態でさらに新しい高単価商品を増やすのは慎重に判断する必要があります。
定価販売率と販売日数で高単価商品の効率を測る
高単価商品の「定価販売率」も確認します。
月10鉢販売して、そのうち8鉢を定価で売れれば80%です。
一方、10鉢中5鉢を20%以上値下げして販売しているなら、最初の価格設定や仕入れ原価が高すぎる可能性があります。
3か月平均の定価販売率が60%以下なら、次回仕入れ数量を20〜30%減らすなど調整します。
粗利益額だけでなく販売日数も組み合わせます。
商品Aは粗利益8,000円、平均販売日数20日。
商品Bは粗利益1万5,000円、平均販売日数120日だったとします。
Bの方が1鉢あたり利益は大きいですが、約4か月売場と資金を使用しています。
120日間で商品Aを複数回販売できる可能性があるなら、店舗全体ではAの方が効率的な場合があります。
そこで高単価商品について、「1鉢粗利益」「平均販売日数」「在庫原価」の3つを月1回確認します。
演出用在庫を分けて仕入れ前の判断材料を整える
また、売場演出用の商品は別枠にする方法もあります。
大型で存在感のある植物を2〜3鉢、店舗のイメージづくりのために置く場合、それを通常販売在庫と混ぜると数字が分かりにくくなります。
「販売高単価在庫15万円」「演出用5万円」など目的を分けます。
仕入れ前には、高単価商品だけの現在庫一覧をスマートフォンなどで確認できるようにしておくと便利です。
「1万円以上8鉢、原価合計12万円、90日以上2鉢」と分かれば、市場でさらに5鉢買うべきか判断しやすくなります。
観葉植物市場では、高単価商品ほど魅力的に見えることがあります。しかし、店舗経営では「高く売れる可能性」だけでなく、「何日で売れ、いくらの資金が何日固定されるか」を見ることが重要です。価格帯別の在庫上限を設定し、販売速度と原価の両方から仕入れ数量を決めることで、高単価商品の売れ残りを減らしやすくなります。
よくある質問
Q1. 高単価商品は何鉢くらい持てばよいですか?
A. 販売速度によりますが、同一品種1〜3鉢程度など上限を決めると在庫リスクを抑えやすくなります。
Q2. 高単価在庫は何を基準に管理すればよいですか?
A. 鉢数だけでなく、在庫原価、平均販売日数、定価販売率を確認すると判断しやすくなります。
Q3. 高単価商品の在庫金額に上限は必要ですか?
A. 例えば総在庫原価の20%以内など、自店独自の上限を作る方法があります。
Q4. 90日以上売れない場合はどうすればよいですか?
A. 追加仕入れを抑え、売場、説明、価格などを見直して既存在庫の販売を優先しましょう。
Q5. 高単価商品は利益が大きいので多く仕入れた方がよいですか?
A. 1鉢あたり利益だけでなく、販売までの日数と資金が固定される期間も確認することが重要です。
まとめ
観葉植物市場で高単価商品が売れず資金を圧迫している場合は、価格帯別に在庫上限を設定しましょう。総在庫原価100万円のうち高単価商品40万円なら40%です。自店の販売実績に対して高すぎる場合は20%程度まで抑えるなど調整します。また、1万円以上は同一品種3鉢まで、2万円以上は1〜2鉢までなど、品種単位でも上限を作ります。30日・60日・90日で販売状況を確認し、粗利益額だけでなく平均販売日数も見ることで、観葉植物市場で高単価商品を利益につなげやすくなります。
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