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豊明卸問屋マガジン

観葉植物店を開業したいけど利益が出るか心配!価格設定と売上目標の考え方

植物の仕入れ

観葉植物店を開業したいけど利益が出るか心配!価格設定と売上目標の考え方

「観葉植物店を開業して本当に利益が出るの?」「仕入れ価格にいくら上乗せして販売すればいい?」という疑問は、開業を考える方にとって非常に重要です。植物が売れていても、家賃、人件費、送料、決済手数料などを差し引いた結果、利益がほとんど残らないケースも考えられます。そのため、観葉植物店を開業する前に、仕入れ価格だけではなく店舗全体の経費を把握し、必要な月商や客単価を計算しておくことが大切です。今回は、観葉植物店の利益が心配な方に向けて、価格設定と売上目標を数字で考える方法を紹介します。

価格設定と売上目標の考え方

観葉植物店を開業するとき、「仕入れた金額より高く売れば利益になる」と考えてしまいがちです。

例えば2,000円で仕入れた植物を4,000円で販売すると、差額は2,000円です。

しかし、この2,000円がそのまま店舗の利益になるわけではありません。

店舗には家賃、水道光熱費、人件費、広告費、通信費、梱包資材、決済手数料など、さまざまな経費が発生します。

例えば毎月の家賃が15万円、人件費25万円、水道光熱費4万円、通信費1万円、広告費5万円、その他固定的な支出が5万円なら、それだけで月50万円です。

さらに商品を販売するためには仕入れ費用も必要になります。

そこで開業前に行いたいのが、月間売上目標を客単価と購入件数へ分解することです。

例えば月商150万円を目標にして、平均客単価が5,000円なら、1か月に必要な購入件数は300件です。

月25日営業なら、1日平均12件の購入が必要になります。

平均客単価が7,500円なら月200件、25日営業なら1日平均8件です。

このように計算すると、「月商150万円」という漠然とした目標が、「毎日何件購入してもらう必要があるか」という具体的な数字に変わります。

さらに来店人数も考えてみましょう。

仮に来店した人の30%が商品を購入するとします。

1日12件の購入を目標にする場合、単純計算では1日約40人の来店が必要です。

もし実際の来店者数が1日10人しかいないのであれば、価格設定だけではなく集客そのものを改善する必要があることが分かります。

価格設定では、商品原価だけを見るのではなく、販売にかかる費用全体を考えることが重要です。

例えば仕入れ価格3,000円の商品を6,000円で販売すると差額は3,000円ですが、カードなどの決済手数料、植物の管理費、包装資材、値下げやロスなどが発生します。

ネットショップの場合は、さらに段ボール、緩衝材、送料、ECシステムの利用料なども考える必要があります。

また、すべての商品で同じ利益額を取る必要はありません。

比較的購入しやすい小型植物は来店のきっかけになる商品として設定し、大型植物や鉢とのセット商品では一定の利益を確保するなど、店舗全体の商品構成で考える方法があります。

例えば小型植物2,000円、中型植物5,000円、大型植物15,000円という価格帯を用意しておけば、お客様の予算に合わせて提案できます。

さらに客単価を上げるには、関連商品の提案が有効です。

例えば観葉植物4,000円だけを販売した場合と、鉢カバー2,500円、受け皿500円、肥料500円をセットで販売した場合では、購入金額が大きく変わります。

合計すると7,500円です。

月100人のお客様が平均4,000円購入すれば売上は40万円ですが、平均7,500円なら75万円です。客数を増やすだけでなく、1人のお客様に必要な商品をまとめて提案することも売上向上のポイントになります。

また、利益を把握するためには最低でも月1回は数字を確認しましょう。

確認したいのは「売上」「仕入れ額」「在庫額」「固定費」「客単価」「購入件数」などです。

さらに商品カテゴリー別に数字を分けると改善しやすくなります。

例えば小型植物の月商30万円、中型植物40万円、大型植物20万円、鉢・資材30万円というように集計します。

半年ほどデータが蓄積されれば、どの商品カテゴリーが売上を作っているのか、どの商品に在庫が偏っているのかを判断しやすくなります。

季節による売上変動にも注意が必要です。

毎月同じ売上になるとは限らないため、1か月だけで判断せず、3か月、6か月、12か月と長期的に確認することが大切です。

例えば繁忙月に月商200万円あっても、閑散月が80万円なら年間平均は大きく変わります。売上の高い月だけを基準に固定費や仕入れ量を増やしてしまうと、売上が落ちた月に資金繰りが苦しくなる可能性があります。

観葉植物店で利益を残すためには、「売れた金額」ではなく「最終的にいくら残ったか」を見る習慣が必要です。

毎月の数字を確認し、客単価が低ければセット販売を強化する、来店人数が少なければ集客を改善する、在庫が多ければ仕入れ量を減らすというように、問題に合わせて対策を変えていきましょう。

よくある質問

Q1. 観葉植物の販売価格はどう決めればよいですか?

A. 仕入れ価格だけでなく、家賃、人件費、決済手数料、管理コスト、ロスなどを考慮し、店舗全体で利益が残る価格を検討する必要があります。

Q2. 売上目標はどのように設定すればよいですか?

A. 月間の固定費や必要利益などを整理したうえで月商目標を設定し、それを客単価と購入件数へ分解すると分かりやすくなります。

Q3. 客単価を上げるにはどうすればよいですか?

A. 植物だけでなく、鉢カバー、受け皿、土、肥料などを組み合わせて提案する方法があります。

Q4. 売上や利益はどのくらいの頻度で確認しますか?

A. 日々の売上を記録したうえで、最低でも月1回は売上、仕入れ、在庫、固定費などをまとめて確認することをおすすめします。

Q5. 開業直後から利益が出ないと失敗でしょうか?

A. 開業直後は広告費や設備費などが発生することもあります。1か月だけで判断せず、事前に作成した資金計画と実績を比較しながら改善していくことが重要です。

まとめ

観葉植物店を開業して利益を残すためには、販売価格だけではなく、家賃、人件費、仕入れ、広告費、決済手数料など店舗全体の数字を把握することが重要です。

例えば月商150万円、客単価5,000円なら月300件、25日営業なら1日12件の購入が必要です。このように目標を細分化すると、必要な集客数や客単価が明確になります。毎月1回は売上、仕入れ額、在庫額、客単価、購入件数などを確認し、「売上を増やす」だけでなく「利益を残す」店舗運営を目指しましょう。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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