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アガベの仕入れで売れるサイズが分からない!小型・中型・大型の販売比率から発注量を決める方法
植物の仕入れ
アガベの仕入れで売れるサイズが分からない!小型・中型・大型の販売比率から発注量を決める方法
「小型株を多く仕入れたら余ってしまった」「大型株は存在感があるけれどなかなか売れない」「どのサイズを何鉢仕入れればよいのか分からない」。アガベの仕入れでは、品種だけでなくサイズ選びも重要です。同じ品種でも小型・中型・大型で価格帯や置き場所、購入する客層が変わるため、感覚だけで数量を決めると在庫が偏ることがあります。今回は、サイズ別の販売実績を使いながら、どのサイズをどの程度仕入れるべきかを具体的に解説します。
株幅で4つのサイズ基準を統一する
アガベの仕入れでサイズ構成を考えるとき、最初に必要なのが自店独自のサイズ基準です。
例えば、
Sサイズ:株幅10cm未満
Mサイズ:株幅10~20cm
Lサイズ:株幅20~30cm
LLサイズ:株幅30cm以上
という4区分を設定します。
サイズ基準を統一すると、過去の販売データを比較しやすくなります。
過去3か月の販売比率から発注量を配分する
例えば過去3か月で合計120鉢販売した結果、
Sサイズ:45鉢
Mサイズ:50鉢
Lサイズ:20鉢
LLサイズ:5鉢
だったとします。
販売比率は、Sが約37.5%、Mが約41.7%、Lが約16.7%、LLが約4.2%です。
この場合、次回100鉢仕入れるなら単純な目安として、
S:35~40鉢
M:40~45鉢
L:15~20鉢
サイズ別の販売数と売上を併せて見る
LL:5鉢前後
という構成が考えられます。
ただし、販売数だけでは不十分です。
サイズ別の売上金額も確認しましょう。
例えばSサイズの平均販売価格が3,000円で45鉢売れれば13万5,000円です。
Mサイズが7,000円で50鉢なら35万円。
Lサイズが15,000円で20鉢なら30万円。
LLサイズが30,000円で5鉢なら15万円です。
販売数ではSとMが中心ですが、売上ではMとLの存在感が大きくなります。
そのため、仕入れ数量を決めるときは「販売数」と「売上」の両方を見ることが重要です。
在庫回転から大型株の資金負担を測る
さらに在庫回転も確認します。
例えばSサイズは平均25日、Mサイズは35日、Lサイズは70日、LLサイズは120日で売れているとします。
大型になるほど販売まで時間がかかっていることが分かります。
この場合、LLサイズを売上単価が高いからと大量仕入れすると、資金が長期間在庫として固定される可能性があります。
例えば1鉢20,000円で10鉢仕入れれば20万円です。
平均販売日数120日なら、売り切るまで4か月前後かかる可能性があります。
一方、Sサイズを1鉢2,000円で20鉢仕入れても4万円です。
平均25日で回転するなら、資金効率は大きく異なります。
サイズごとに上限在庫を設定する
そこでサイズごとに上限在庫を設定する方法があります。
例えば、
S:最大40鉢
M:最大40鉢
L:最大20鉢
LL:最大5鉢
などです。
現在LLがすでに5鉢あるなら、売れるまで追加しないという判断ができます。
月初から月末までサイズ別在庫を集計する
サイズ別の欠品にも注意しましょう。
例えばMサイズが毎月50鉢売れるのに、月20鉢しか仕入れていなければ販売機会を逃します。
逆にLLが月2鉢しか売れないのに毎月10鉢仕入れると在庫が増えます。
そこで月1回、「月初在庫」「仕入れ数」「販売数」「月末在庫」の4項目をサイズ別に集計します。
例えばMサイズについて、
月初在庫:20鉢
仕入れ:40鉢
販売:45鉢
月末在庫:15鉢
なら、需要に対して比較的適正な範囲と考えられます。
在庫増加を確認して次回発注を減らす
一方LLが、
月初在庫:8鉢
仕入れ:5鉢
販売:1鉢
月末在庫:12鉢
なら、明らかに在庫が増えています。
次回は仕入れを停止または1鉢程度に減らす必要があります。
売場面積と販売チャネル別に効率を比べる
売場スペースとの関係も考えましょう。
大型株は1鉢で小型株2~4鉢分の面積を使う場合があります。
幅180cmの棚なら、株幅15cm程度の小型株は10鉢前後並べられても、株幅35cmの大型株なら4~5鉢程度しか置けないことがあります。
同じ売場面積でどれだけ売上を作れるかを見るために、「1㎡あたり売上」をサイズ別に確認する方法もあります。
例えば小型売場1㎡で月15万円、大型売場2㎡で月10万円なら、小型の方が売場効率は高いことになります。
また、店頭とECで売れるサイズが違う場合もあります。
店頭では大型株が目を引きやすく、オンラインでは発送しやすい小型・中型が売れやすいというケースもあります。
そのため、月1回チャネル別にサイズ販売数を確認します。
例えば店頭ではLサイズ10鉢、ECでは2鉢しか売れていないなら、大型株は店頭中心に仕入れる方が合理的かもしれません。
仕入れ先の株幅を自店基準で再分類する
仕入れ先によってサイズ感が違うこともあります。
A社のMサイズが株幅15cm、B社が20cmなど差があるため、自店基準で再分類することが大切です。
仕入れ時に「4号」「5号」という鉢サイズだけを見ず、実際の株幅を確認しましょう。
アガベ仕入れでは、「大きいほど高く売れる」「小さいほど売りやすい」と単純には決まりません。
重要なのは、自店でどのサイズが何日で何鉢売れ、いくらの売上を作っているかを把握することです。
3か月程度データを蓄積し、販売数・売上・在庫日数・売場面積の4つをサイズ別に比較することで、最適な仕入れ比率が見えてきます。
よくある質問
Q1. アガベのサイズはどう分類すればよいですか?
A. 例えば株幅10cm未満、10~20cm、20~30cm、30cm以上など3~4区分に分けると管理しやすくなります。
Q2. 売れるサイズだけを仕入れた方がよいですか?
A. 主力サイズは多めにしつつ、売場の見栄えや高単価需要のために他サイズも少量揃える方法があります。
Q3. 大型株は何鉢くらい持つべきですか?
A. 月間販売数と売場スペースによります。月1~2鉢しか売れないなら、在庫5鉢以内など上限を設定すると管理しやすいです。
Q4. サイズ別販売データは何か月分必要ですか?
A. 最低3か月程度、できれば6~12か月あると季節差も確認しやすくなります。
Q5. 店頭とECで仕入れるサイズを変えてもよいですか?
A. 問題ありません。チャネルごとの販売実績を確認し、売れやすいサイズへ配分を変えると効率的です。
まとめ
アガベ仕入れで売れるサイズが分からない場合は、S・M・L・LLなど自店独自の基準を作り、販売数、売上、平均在庫日数をサイズ別に確認しましょう。例えば過去3か月でMサイズが全体の40%以上を占めるなら、次回仕入れもMサイズを中心にする判断ができます。一方、大型株は単価が高くても販売まで90~120日かかる場合があるため、上限在庫を決めることが重要です。売場面積や販売チャネルまで含めて分析し、自店に合ったサイズ構成を作りましょう。
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